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初期設定をよく確認せずに始めたら、ネカマするはめになった・・・  作者: yoshikei
~次の街と生産スキルと隠しクエスト~
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 俺は雑貨屋からでて、街のはずれに向かっていた。

 幸いこのゲームは、街のなかであればPK等はできないらしい。


「さて、何が作れるのか確かめるか」


 しばらく歩くと、ちょうどいい場所が見つかった。

 その場所で俺はさっき買った合成布と調薬セットを取り出した。

 合成布に意識を向けると、目の前にウィンドウが出た。

 どうでもいい話だが、最近突然目の前にウィンドウが出ることが多くて、あまり驚かなくなった。

 その中にレシピというものがあったので、覗いてみると初心者ポーションを2つ消費してポーションに作り替えるというものがあった。

 とりあえず作ってみようと思い、俺はそのレシピを選択した。


『今から合成スキルのチュートリアルを始めます。

 はじめに、使用器具の説明をいたします。

 ここにある合成布は合成スキルを使用するために必要なものです。

 他にも使い捨てである合成紙や自分のホームにつけることができる合成台等があります。

 合成布に書いてある魔方陣を合成魔方陣と言います。この上に素材を置き、スキルを使うことで合成ができます。

 この際、成功率はプレイヤーのステータスとスキルのレベルが関係します。

 また、ステータスが高いと合成後の素材にプラス値がつくことがあります。

 これで合成スキルのチュートリアルを終了いたします』


「・・・」


 突然声が聞こえたと思ったら、いつの間にかチュートリアルが始まって、終わった。

 まあ、やり方はわかったから良しとしよう。

 それと、合成スキルはステータスが関係するのか。もしかしたら、生産系スキルは基本的にステータスが高いといいことがあるのかもしれないな。

 よし、称号はONにしてからやるようにしよう。

 そんなことを考えていると、


「あ、あの~」


 後ろから突然声が聞こえてきた。


「は、はい!」


 俺は驚いて、勢いよく返事をしながら振り向いた。

 振り返ると、そこには女の人がいた。

 頭上のマークの色を見ると、青色だったことから、プレイヤーであることがわかる。

 どうやらもうすでにこの街にもそれなりの人数が来ているようだ。


「あ!ご、ごめんなさい!脅かすつもりはなかったんです!ただ、こんなところに人がいるとは思わなかったので、珍しくて声をかけただけなんです!」


 彼女はあたふたとしながら、慌てたようにそういった。


「あ、自己紹介もしてなくてごめんなさい!私はユウキって言います!」


 彼女はそういうと、勢いよく頭をさげた。

 逆三角形の隣に“yuuki”と表示された。


「い、いや。俺もちょっとビックリしただけだから、大丈夫だ。あ、俺はリクだ。よろしく。それと、ラフな話し方でいいぞ?」

「わ、わかった。えっと、生産職?」

「ん?ああ、一応そうなるのかな?」


 一瞬どうしてそう思ったのか気になったが、俺の裏に出してある合成布や調薬セットを思いだし、納得した。


「へぇ、珍しいね。合成と調薬って被らない?」

「ああ、そうなのか。一応生産系スキルは全部持ってるんだ」

「え?」

「ああ、聞こえなかったか?生産系スキルは全部持ってるって「い、いや、聞こえてはいたよ!」

「ただ、生産系スキルってことは錬金とかも持っているってこと?」

「もちろん」

「大丈夫なの?」

「何が?」

「その、色々と・・・」


 ユウキは言葉を濁しながら言った。


「ああ、まだ使ってないものの方が多いからな。そこら辺はわからん」

「そうなんだ。あ、フレンド登録しない?私、βテストのほうで生産系スキルとっていたから、わからないこととかあったら多少はアドバイスできると思うよ?」

「そうだったのか。じゃあ、よろしく頼む」


 俺はそう言って、ユウキをフレンドに登録した。

 こんにちはyoshikeiです。

 今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 おかげさまで20話目達成しました。

 yuukiさん名前を使用させていただきました。ありがとうございました。まだ当分は使うと思いますが・・・

 今後ともよろしくお願い致します。


次回の更新は5月7日午前9時です。

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