表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/115

MSO裏話 01

初のスレ回です!

ギャグを多めにしてあるので、少しでも笑っていただければ幸いです。

~変な人を見た件~

おじさんじゃないよ?


1.βの双剣使い

ここは皆さんが見つけた、おかしなキャラクターについて話すスレです。マナーを守って投稿しましょう。



348.全然レベルが上がらない

おい! 聞いてくれ! 今、はじまりの草原の奥で不遇スキルと呼ばれている弓を使ってるやつを見た!


349.とあるシスコン

 >348 なんだと!? あの、コスパが悪くて威力も中途半端、飛距離も魔法を育てた方がいいといわれて、不遇スキルとなった弓を使っているやつか!?


350.リアル賢者

 >349 そこまでいうか。まあ、その通りではあったが・・・


351.Oh・・・

あ、それなら俺も見たぞ。

ホーンラビットに弓を射ったけど当たらなくて、そのあと1時間くらい木に向かって弓を射ってた。

狩りの通り道として使っていた道で、行きも帰りもやってたから、二度みしてしまった。

 >350 名前ひどいな


352.神出鬼没の生産職

あー、あの子ね。

だったら私もみたよ。女の私も見惚れるくらい綺麗だったよ。手を加えてないなら、もうモデルでもおかしくないくらいだと思うよ。


353.リアル賢者

 >352 その話は本当か!


354.全然レベルが上がらない

 >353 お前が若い女性の近くにいたら構図的に犯罪だろ


355.とあるシスコン

 >353 犯罪


356.Oh・・・

 >353 犯罪です


357.神出鬼没の生産職

 >353 通報しますたww


358.リアル賢者

 >357 おい! やめろ!


359.全然レベルが上がらない

で、その弓を使っていたやつなんだが、命中率の上がりかたがすごすぎたんだよ。


360.Oh・・・

ああ、確かにな。魔法でもスキルレベルを10まであげないと、あの距離はきつい。


361.βの双剣使い

お、なんだなんだ?弓スキルについての話しか?


362.神出鬼没の生産職

 >361 スレ主復活

 >360 あの距離ってどのくらい離れてたの?


363.Oh・・・

およそ30mだな。遠くからみていたから実際はもっとあったかもしれん。


364.βの双剣使い

そんなにすごいのか?


365.とあるシスコン

30m以上を序盤で狙えるっておかしいだろ


366.リアル賢者

俺も一応イメージ操作まで出来るが、序盤から30m先を狙っても10回やって1回当たったらいい方だぞ


367.全然レベルが上がらない

今公式サイトを見てきた。

どうやら、弓の修正がされている模様。

ただ、1回当たったらどんな敵でも1はダメージが入るようになってたり、初期装備が少し増えたりしているだけだった。


368.神出鬼没の生産職

初期装備についてkwsk


368.全然レベルが上がらない

初期装備の初心者シリーズに加えて、練習用の矢筒ってのが入手出来ることがわかった。

この矢筒は練習用の矢を無限に出せるらしい。ただ、この矢はStrー90%されると書いてある。


369.βの双剣使い

Strー90%ってものすごく弱いだろ


370.全然レベルが上がらない

そこで弓の特徴である、どんな敵でも当たれば1はダメージが入るってのが有効になるんだ。

このゲームのスキルは攻撃を当てた回数やその使用回数に応じてレベルが上がるからな。強い敵に矢を当て続ければスキルレベルは上がるらしい。パワーレベリングのしやすさで言えば、弓は最強だな。ただし、他の武器スキルよりレベルが上がりづらい設定になってると書いてあった。


371.とあるシスコン

1はダメージが入るってことは弓スキルを持ったひとが大勢いいれば物量作戦でボスとか余裕じゃね?


372.全然レベルが上がらない

そもそもボスのHP量をなめすぎ。最低でもHPが1000はある。100人いたとしても、1秒間に1回射てたら十分すごいのが弓だから、秒間ダメージ100は少なすぎ。その効果をなくすために他の矢にすると、コストがかかりすぎてまともに戦えない。


373.βの双剣使い

そうか・・・

やっぱり弓は不遇なのか・・・


 この後も、弓は結局不遇スキルだという話が続いた。



~スキルについて語るスレ~


1.青のビーター

スキルについて話し合ったり、議論したりするスレです。

画像や映像の連続投稿はお止めください。

ルールを守って楽しく・・・


2.通りすがりの男子高校生

デュエル!


3.青のビーター

 >2 言うなよ!



205.魔法剣士(仮)

おい!片手剣を練習場で振り続けていたら、コネクトアーツなるものが出てきたぞ!


206.砂糖のご飯

なんだと!

詳細はよ!


207.野獣先輩

βにはそんなのなかったぞ!


208.虫の王(ムシ◯ング)

コネクトアーツってアーツとは違うのか?


209.魔法剣士(仮)

説明しよう!

コネクトアーツとは、武器と魔法の両方を使った技のようだ。

StrとIntをたした数が最終的な攻撃力として計算されるらしい。

属性は武器の属性+魔法の属性ということのようだ。

解放条件は魔法のスキルレベルが5以上、武器のスキルレベルが10以上、それに加え他の解放条件が設定されている。使用MPが多く、詠唱時間も特に長い。エフェクトから考えると、イメージもかなり難しそうだった。ただ、攻撃力と特殊効果があるらしく、使いようによっては必殺技のようになる。


210.野獣先輩

すげぇ!

コネクトアーツ出現条件の検証に参加してくれる人募集!



 この後、βテスターや攻略組も加わって、ゲーム内時間で3日かかってやっと検証が終わった。

 その検証結果がこれだ。

コネクトアーツ出現条件

・魔法スキル(属性魔法に限る)レベル5以上

・武器スキルレベル10以上

・魔法スキルを50回以上使う

・武器スキルを1500回以上使う

・武器スキルでダメージを300回以上加える



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

MSO運営チーム


「主任! 大変です!」

「どうした。初日だからバグでもあったか」


 主任に声をかけた男性はかなり慌てたようすだった。


「いえ、バグはほとんどありませんでした」

「そうか。ならいいじゃないか」

「そういうわけにもいきません!」

「だからどうしたんだ」

「バグが出てしまったんです」

「やっぱりバグか」

「あ、いえ、不具合のバグというわけではなくてですね」

「は?ならなんだ?」

「主任が面白そうだということで作った称号のなかにバグというものがありましたよね?

 その称号が取得されてしまったんですよ!」

「はぁ!?あれは普通のやつはとれないように設定してあったはずだぞ!?」

「それに加えてリアルチートや新しい生き方まで取られてしまいました!!」

「はぁ!?なんでこんな序盤に!?」

「今、そのプレイヤーのログを調べさせてます!」


 そこへ一人の女性が走ってきた。


「調べ終わりました! どうやら、ポップ設定ではじまりの草原にLv.50のエルダートレントがポップするようになってました!」


「なんだと!?」

「まさか、あれを倒したというのか!? Lv.1で!?」


 そこにいた一人の男性は疑問に思った。


「まさか、主任がやったんですか?」

「ああ、もちろんだ。あのフィールドでもエルダートレントは一応ポップするからな。どうせならその方が面白いだろう」

「はぁ」


 男性は諦めたようにため息をついた。


「まあまあ、自分から攻撃するような設定は一切ないですから、今も危害は出てないようですし許してあげましょうよ」

「仕方ないか・・・」

「レベル差がありすぎて、ゲットできるとは思ってなかったがな」


 主任と呼ばれている人は大声で笑った。


「まあなんにせよ、そのプレイヤーはかなり面白そうではあるな」

「たしかにそうですね」

「はい。プレイヤーのなかでも不遇と呼ばれている弓スキルを、使いこなしてるみたいですから」

「あはははは、本当に面白いな。エルダートレントの擬態能力の設定が仇となったわけか。まあ、何かあるとしたらそのプレイヤーの周りで起きそうだからな、時々みるくらいはしてもいいだろ」

「そうですね。称号に関しても、普通にやってて手にはいるような称号ではないですし、手を加える必要もないみたいですから。大丈夫なんじゃないですか?」

「一応女性キャラクターなので、モラルは守ってくださいね?」

「で、主任エルダートレントの擬態能力ってどんな設定になっているんですか?」

「ああ、流れ弾に当たって戻っているようだと、しっかりとした擬態とは言えんだろ? 一定範囲以内に入ってなにかアクションを起こした場合のみ擬態を解いて襲うようになっているんだ」

「その距離って?」

「25mだな。βではほとんどのプレイヤーがそこまで近づいて攻撃していたからな」

「なるほど」


 この後も話は続き、いつしか彼女は運営部のなかでも有名となるのだった。

 ただ、この事を本人は知らない。

 本人が知ったとしたらまずこう言うだろう


「俺は男だ!」


 と・・・

 こんにちはyoshikeiです。

 今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 さて今回は、初のスレッド回兼番外編とさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

 ちなみに当然ながら、称号の女性というのは主人公であるリクのことです。

 そして、木に向かって弓を射っていたのも主人公のリクです。

 壁に耳あり障子にメアリーといいますが(あれ?言わない?)、ほんとに誰がどんなところで何をみているのか分からないものですね。コメントなどを残してくれると嬉しいです。

 今後ともよろしくお願いします。

 次回の更新については前話をご覧ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ