表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/115

16

「あ、そういえば聞きたいことあったんだ」


 俺は戦闘中にアクタたちが詠唱を行っていなかったことを思い出した。


「なんだ」

「いや、ボスとの戦闘中全員が詠唱してなかっただろ?あれどうやったらできるんだ?」

「ああ、無詠唱か。よく考えたら最初の方は俺たちも詠唱してたよなぁ」


 アクタが懐かしむようにそういうと、回りから口々に同意する声が聞こえてくる。



「あ!」



 突然リンの声が聞こえてきた。


「リンどうしたんだ?」


 アクタがそう聞いた。


「普通に話してたから忘れてたけど、まだ次の街にいってない!」

「「「「「あ!」」」」」


 リンの言葉に全員が反応する。


「おい!急ぐぞ!」

「せっかく1番にボスを撃破したのに、街に到着するのが1番じゃないとか、もったいなさすぎる!」

「早く行くよー!」


 みんなは急いで支度をして、このボスフィールドから出た。

 俺もついて行ったが、称号を使いすべてのステータスが+100%されているので、他の人たちが少し遅く感じた。

 ちなみに、ONにしている称号は

・バグ

・限界突破Ⅵ

・達成者

と、常時ONになっている

・制限の対象

の4つだ。

 平常時は100%にするのやめよう。


 走りはじめて数分がたつ頃、遠くに門が見えてきた。きっとそれが、次の街の入り口ということだろう。

 幸い、門の前にはまだ誰もいなかった。もしかしたらすでに入ってしまったのかもしれないが・・・


「よし! ここからペースあげるぞ!」


 アクタはそう叫んだ。みんなは口々に同意した。


 俺たちが門につくと門番が


「こんにちは。冒険者のかたですね?おめでとうございます。この街に最初にこられたので、特殊装備を差し上げます。こちらの中からお選びください」


といってきた。

 その話が終わると、俺たちは


「「「「「「ヤッホー!」」」」」」


大声を出して喜んだ。

 そうか。もったいないってこの事だったのか。

 ちなみに俺は生産のブレスレットをもらった。

 効果はDex+5だった。この装備がいいのなのかどうかわからない・・・



 俺たちはアイテムを渡してくれた門番にお礼をいって、そのまま街に入っていった。


ーーーーー


 俺たちはこの街の宿屋に集合していた。

 理由は、ログアウトとさっきいたボスフィールドで聞けなかった、無詠唱でのスキルや魔法の発動方法について聞くためだ。

 そのため、今はパーティーメンバー全員がアクタの部屋に集まっている。


「で、どうやって詠唱なしでスキルとか使うんだよ」

「あー、説明が難しいんだが、一応プレイヤースキルだな。これは」

「プレイヤースキル?」


 アクタが説明してくれたが、さっぱりわからず、聞き返した。


「プレイヤースキルって言うのは、スキルとは関係なくプレイヤー自身の能力ってことだ」

「例えば?」

「生産系はプレイヤースキルも結構入ってくる。ステータスやスキルでの補正はあるが、ほとんどは作り方によって違いが出てくるな」

「そういうことか」

「本題に戻すぞ、無詠唱は基本的に誰でもやろうと思えばできる。一部はプレイヤーのセンスが求められることもあるがな」

「ほう」

「さて、無詠唱について詳しくはなす前に聞いておいてもらう必要があることがある」


 アクタはそういうと、今まで以上に真剣な顔になった。

 こんにちはyoshikeiです。

 今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

 今後ともよろしくお願い致します。


次回の更新は5月4日午前9時です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ