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きりの良さを優先させていただきました。(1000文字ないです…)
「残念ながら、持ってる片手剣が微妙なんだよ。下手すると今回の戦闘で壊れかねない」
嘘は言ってない。実際かなり弱いカッパーソードを使用している。
「あ、やっぱりお前も取ったのか」
「なにをだ?」
「下級二刀流」
「まあ、」
アクタがにやりと笑った。
「見た目はこれでも一応は男ってわけか」
「一応とはなんだ、一応とは」
「それで? ここでも使えるんだろ? どこまで上がったのか見せてくれよ」
「いや、このパラにはついてない」
あ、ヤバい
アクタに話してから気が付いた。
「やっぱりお前じゃないか。ほら、早くパラ変えろ」
「い、いやだ」
「なんでだよ」
「絶対面倒なことになる」
「安心しろ。そこら辺の配慮はされている」
「なぁ、まだ行かないのか?」
途中でパーティーメンバーとなったハヤテが声をかけてきた。
「ほら、早くしろ。どうせここのメンバーは知り合いしかいない」
「は?」
アクタがおかしなことを言いだした。
「ちょっと待て、どういうことだ?」
「そのままの意味だ。ここにいるメンバーはリアルでも知り合いだ」
周りを見ると、うんうんと頷いている。
「マジで?」
「そうだよリク君」
「どうせなら愛梨ちゃんって呼んだほうが良いかな?」
その一言で気が付いた。
ここにいる奴のほとんどは、前の撮影にいたやつらだ
「私が歩美でこっちがゆい」
「ども~、こっちではノユキって呼んでね?」
ほかにも撮影会にいた人がほとんどだった。
「なんでこんなとこにいるんだよ……」
「なに? 私たちがゲームやったらダメなの?」
「いや、そういうわけじゃ…」
「まあまあ、ほかの人はそろそろ移動し始めてるから、急ごうよ」
近藤さん改めノユキが話を止めてくれた。
「そんなわけで、メンバーにならばれても問題ないから、レベリングのために変えておけ」
俺はしぶしぶあきらめ、称号をONにした。
「さて、行くぞ」
俺たちもほかのパーティーに遅れないようにと、ついていくのだった。
皆さんこんにちはyoshikeiです。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
次回は…
いつになるかわかりませんがなるべく早く投稿したいと思います。