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長い間投稿できずにすみませんでした。
とりあえず、かけたので投稿します。
「あ? なんだてめぇ」
横から誰かの声がした。
「他のプレイヤーの迷惑だ。それと、リクはうちに入る予定なんだ。放してもらえる?」
どうやら、今回のPTメンバーらしい。
「チッ、おい、行くぞ!」
「「、ああ・・・」」
「え、あ、あいつはどう・・・」
「こんなやつすぐに・・・」
「やめとけ! 勝てる相手じゃない」
リーダーらしきやつがそう言って、俺から離れていった。
「大丈夫? かなり言い寄られてたみたいだけど」
「大丈夫です。助けてくれてありがとうございました」
俺はお礼を言いながら、頭を下げる。
「いい。それより、他の皆が待ってるから早く行こう」
「はい」
そういうと、彼女と一緒にアクタ達のいる場所へと歩いた。
◇◆◇◆◇◆◇
「さて、メンバーも集まったことだし、さっさとパーティー組むか」
アクタは俺を連れてきてくれた人と2、3言話すと、パーティー申請を飛ばし始めた。
《 Akuta からパーティー申請が来ています。承認しますか?》
その画面を確認し、《 Yes 》を選択する。
「おっし、全員参加したな?」
全員がパーティーに入れたようで、視界の左上にメンバーのHPやMPが表示されている。
「じゃあ、俺は今回も後方支援ってことで…」
そう言って離れようとしたのだが、
「ちょっと待て、リク」
アクタに呼び止められた。
「どうした?」
「お前、また何か手に入れただろ?」
「なんのことだ?」
きっと、鞄のことだろう。
そう考えていたのだが、
「運営から変な情報が公開されてな。この情報に当てはまるやつを、俺はお前以外知らないんだよ」
アクタはそう言って、MSOの公式サイトを見せてきた。
そこには、称号の取得条件などが書かれていた。
ただ、何かしらの条件があるのだろう。《???》となっている場所がほとんどだ。
「これがどうかしたのか?」
「ここにある称号は誰かがとらないと取得条件が開示されないんだよ」
そう言いながら、アクタは一覧をスライドさせていく。
「この一覧は取得難易度によって並んでいる…あった。これだ」
アクタはある一つの称号を指さした。
それは“新しい生き方はどうですか?”だった。
「これ、持ってるだろ?」
「……なんのことだ?」
全力でバレないように誤魔化す。
「とぼけるな。どうせこの調子だと、サブのレベリングはしてないだろ? それに、内容を見る限りお前としてはこのキャラクターの方が動きやすい。性別や見た目を自由に作れるんだからな。完全にミスってた今のパラよりいいだろ」
「残念ながら、持ってる片手剣が微妙なんだよ。下手すると今回の戦闘で壊れかねない」
皆さんこんにちは。
お久しぶりです。yoshikeiです。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
さて、およそ4ヶ月ぶりとなる投稿ですね。
なかなか更新されない状態でも気長に更新を待っていてくださった読者の皆様、本当にありがとうございます。皆様のおかげで、また、この子たちが動き出すことが出来ました。
言い訳のようになってしまいますが、ほかの作品やネタ不足によりなかなか投稿できず、すみませんでした。
とりあえず、どのような形にしても、なんとか完結までもっていきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いします。
次回の投稿は5月21日(日)午前9時です。