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俺、(召喚する死霊が)最強の死霊術師です!  作者: ニャンコ太郎
~序章~ 俺、死霊術師になりました
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第四話 死霊術師、感謝される

「本当に有難うございました!このご恩は一生忘れません!」


「いやいやそんな……当然の事をしたまでですよ」


現在俺達が居るのは悠々と入れる豪華な調度品が並ぶ広々とした部屋。

俺は見るからに高そうな長椅子に腰かけ、大理石か何かで作られているっぽい見るからに高級そうなテーブルを挟み座っているのは豪華な服を着た恰幅の良いちょび髭の中年男性エルフと頬にその妻であろう頬に涙の跡が残る少しやつれた貴婦人。

そしてその後ろにはメイドやら執事やら衛兵と思われる人までが口々にお礼を言って深々と頭を下げる。


……いやまさか助けた人達の中にここの豪商の息子がおったとは思わなかった。


事の始まりは数刻前、はしゃぐ子供達からようやく解放され一息ついていた時。

大所帯で着てしまっているがどうしようかと考えている矢先『お礼がしたいのでぜひ家に……皆さんもお疲れでしょうし』と捕まってた一人(船の上でお礼を言ってくれたエルフの人)から言われた。

此処に居る全員が休める広さの家という事だったので深く考えずとりあえず休息場所が欲しいと思った俺は二つ返事でその人に付いて行く事暫く、それで着いたのが高級感を放つ巨大なお屋敷でした……と言う訳だ。

……うん、普通に考えたら五十人余りが休めるって屋敷ぐらいじゃないと無理ですよね。


俺達は半ば唖然としながら門番に話しかけ、慌てた様子のその人と共に屋敷に入っていくエルフの人を見送って暫く。

不意に屋敷の中が外から聞こえる程騒がしくなり屋敷から急いで出てきた何人かの衛兵と思われる人に連れられ俺達は応接間へと案内されたのだった。


まあその後は前述の通り屋敷の皆様が感謝の言葉を贈ってくれた訳である。

いやはや俺緊張しっぱなし、心臓がバックンバックンいっとります。


「私に出来る事なら何でもお礼をいたします!」


「いやぁお礼と言っても特に……あ、そうだ一つだけあります」


しどろもどろになりそうになりながらも俺はこれだけはお願いしたい事に気付く。


「はい、何でしょうか?」


それをニコニコ笑顔で受け答える中年エルフさん。

俺はちらりと後ろで緊張のせいなのか固まっている皆さんの姿を見る。

そして視線を前に戻して俺は口を開く。


「後ろに居る人達を故郷に返してあげてくれませんか?」


「……それで、いいのですか?」


俺の答えが意外だったらしくきょとん、とした顔でそう聞いてくる中年エルフ。

まあ当然っちゃ当然だが捕まってた人達の出身地は色々な所から集められていた訳で、現在彼等は無一文な訳だ、つまりはここで助かっても俺が居た世界みたいに警察みたいに故郷に送り届けてくれる組織が有りそうにないここでは最悪この町で路頭に迷う可能性が高い。

大人は商隊や商船の手伝いとかで故郷まではどうにかなるかもしれないが子供も攫われてきているのだ、ここでハイさよならしたら浮浪者生活まっしぐらというのが目に見えてる。


……まあとどのつまり関わってしまった身だから最後まで面倒を見たいというか、なんか見捨てるような形になってしまうのが嫌というか……ぶっちゃけ救ったけど結局救われないという光景を見るのが嫌な訳ですよ俺は。

つまりは俺の薄っぺらい偽善者精神での行動、といった所だ。他にこの人にお願いするような事が思いつかない、というものもあるけどな。


「ええ、俺の手持ちじゃ無理そうなんで」


そう言っておどけたように笑って見せる。


「ッフフフ、そうですか……どうやら貴方は根っからの善人らしいですな」


「度が過ぎたお人よしなだけですよ」


「御謙遜を……彼等は私の名にかけて元居た場所に送り届けましょう」


その姿を可笑しそうに、だけど何処か羨ましそうに見て笑った中年エルフさんから差し出された手を握り、握手を交わしたのだった。


※※※


話し合いの結果、捕まってた人達は一旦この人の屋敷で保護して身元の確認を行った後、商隊や商船等を使って故郷へ送ってくれる事となった。

因みに話終わった後互いに自己紹介をしていなかった事に気付いて大笑いして互いの自己紹介をした。

……何気にこの世界に来て初の自己紹介だった気がする。


『いや済みません、気が動転していたもので……パーンズ・ゲイストです』

『狗皎壽です、宜しく』


まあ無難な挨拶だったかな?

兎に角今までにない経験をした俺は緊張感から解き放たれ皆様に見送られながら屋敷の門を出ると大きく伸びをする。


「さてと、これからどうするか」


とりあえず船に戻って休息するか、スケルトンさん達総動員で船のお掃除をして貰っている筈だから船底もそれなりにマシな状況になってる筈だし……なによりちょっと一人でゆっくりするタイムが欲しい。

時間にしてまだ半日ぐらいしか経っていない筈なのだが一般人の俺には少し濃密過ぎる時間だったのでしっかりと休んでおきたいのだ。


「あら、あんた暇なの?」


うむ、船に帰ろう!そう思った瞬間ルピさんに声をかけられた……タイミング悪いなオイ。

そういやこの人応接間に居なかったよな、何してたんだろう?


「ルピさん何やってたんですか?」


「ああちょっとギルドの方に挨拶をね、こう見えてあたし偉いハンターだから」


「はぁ……」


「って訳であんた暇でしょ?ちょっと来なさい」


「え、ちょ[グイッ!]ぬおぁぁっ!?」


ルピさんに腕を掴まれる俺、やはり彼女は見た目通り力が強く抵抗するのが無駄だと判断した俺は半ば引きずられるような感じで何処かへ連れて行かれる。

そんな嘘だ!おれのゆっくりタイムを奪うんじゃない!嫌だぁ!俺に休息をくれぇぇぇぇ!


まあしかしチキンな俺はそんな事を言える筈も無く、泣く泣く彼女に連行されて行くのだった……


パーンズさん宅がある豪邸立ち並ぶ住宅街を抜けて店が立ち並ぶ大通りに出た。

様々な人が行き交う中、異世界の景色を十分に楽しむ暇も無くずんずんと進んでいく。

……ああ、俺何処に連れてかれるんだろうか?まあこの人は怪しい所に連れてくような人には見えないからそんな変な所に連れて行かれないとは思うんだが。


「よし、到着だ」


「……ここっすか」


到着したのは大通りの中でも異彩を放つごっつい身なりの人々が出入りしている大きな建物だった。

正面にある大きく開かれた扉の上のティラノサウルスの頭がい骨みたいなのが飾られた看板には大きな文字で[ハンターズギルド]と書かれている。

ふむ、ルピさんが言っていたギルドってのは多分ここの事なんだろうな、しかし何故俺をこんな所に連れてきたんだ?


「よし中に入るぞ」


「は、はい……」


そう言ってズンズンと中に入っていくルピさん、それに続いて俺も扉をくぐって中に入る。

騒ぎ声、強い酒と煙草、そして様々な料理の臭い、蝋燭や松明の炎と窓からの日の光でぼんやりと明るい中は酒場のような雰囲気でそこかしこに並べられた粗末な木のテーブルと椅子に仰々しい鎧や武器を身に纏った人間や様々な姿をした亜人たちが上機嫌で皿に盛られた料理や酒を食べながら談笑したり、騒いだりしている……正直少し煩い。

まんまロールプレイングゲームの酒場だな……そう思いながら料理を持って行き来する簡素な給仕服を着たウェイトレスや出入りする人々の間を縫ってルピさんの後を追う。


「おぉい!ベルビー居る~?」


そしてルピさんは正面にある酒樽や食材などが吊り下げられているカウンターでは無く奥の壁に大量の張り紙が貼ってあるデカいボードが立てかけてある本や紙束が山積みになっているカウンターに向かうとそこにダン!と拳を叩きつけてこの喧騒の中でも聞こえるような大声を出す。

その衝撃でカウンターの端の方にあった紙の山の一つがカウンターの内側に崩れ、『ふぎゃっ!?』という間の抜けた声が聞こえ、暫くすると俺達の前に栗色髪の薄緑色をした顔が半分だけカウンター越しにひょっこりと出てくる。

鼻から下が見えないが鋭い目つきで瞳孔肌と同じく薄緑、髪は薄茶でタイトボブからひょこりと出た耳はエルフのように尖っていた。


……因みにこのカウンター、俺の腰くらいの高さである。

この人の背ってどれだけなんだろう?とそのどこか滑稽な光景を見ながら思ってしまった。


「そんな大声出さなくても聞こえるっての!あんたもう少しやり方ってもんが無い訳!?折角種類ごとに分けた依頼書が散らばっちまったじゃないか!」


「ごめんよベルビー、とりあえずさっき言った奴を連れてきたよ」


「死霊術師だったっけ?……隣に居る坊主がそれって事かい?」


「そうそう」


「ふぅん……ちょっと待ってな」


甲高い声が頭に残るベルビーと呼ばれたその薄緑色の顔は俺をちらりと見るとカウンターの中に消える。

そして何かを引きずる様な音が聞こえ、それが俺達の前で止まると今度は半身までが出てきた。

黒を基調としたシャツに腕には腕章、赤いネクタイをした服を着ている、顔は鼻眼鏡を付けた鉤鼻とキッとした大きな目が特徴的で全体的な顔立ちは整っている、美人……と言うかかわいい系に分類していいだろう。


まあ問題が一つあるとすれば……背が凄い低そうですハイ、小学校低学年よろしくレベルで。

なんか話し方的にはそれなりの年齢っぽいんだがその背丈と顔のせいで凄いちびっ子に見えてしまう。

カウンターに置いてあるおっきな本を頑張って広げてる姿もなんかかわいいし。


「あんた、名前は?」


「狗皎壽ですけど……」


「ふ~ん、じゃあコトブキって呼ばして貰うわ、さっきこの馬鹿が呼んでたから知ってるだろうけどあたしの名はベルビーよ、宜しくね」


「あ、あんたコトブキってんだ、いい名前だね」


「あんた自分の恩人の名前知らなかったのかい!?」


驚いたような、呆れた様な顔をしてルピさんを見るベルビーさん、それにしても二人共仲が良さそうだが個人的な付き合いでもあるのだろうか?


「全くあんたは、自分の名も名乗って無い訳じゃないよね?」


「あはは!そりゃ無いってベルビー」


「あり得るから怖いんだよあんたは……っと、話が逸れちまったね。こいつがあんたを呼んだ訳は聞いてる……訳無いか」


「うわ酷い、合ってるけど」


「あんたの性分はガキの頃から知ってるよ……ところでコトブキ、一応聞くけどギルドカード持ってるかい?」


「はい?」


「ああ、やっぱ持ってないか、てかその顔だとギルド自体良く分かってないって顔だね……やっぱ死霊術師ってのは浮世離れしてんのかね」


呆れ顔でそう言いながらベルビーさんはカウンターに引っ込むと一枚の紙を渡してきた。


「はいよ、ギルドについて簡単に書いてあるから読んでみな」


言われた通りに渡された紙の内容を読んでみる。


……ふむふむ、このギルドのあり方についての説明が細やかに書いてある。

内容的にはおおよそ俺の想像していたギルドとほぼ同じだな。


要はギルドが様々な人から依頼を受け、それを所属しているハンターが受注する、ただそれだけだ。

財力は相当なものらしく都市国家一つを保持し首都自体がギルドの総本部となっているそうだ、世界各地に支部があり此処もその一つらしい。

総本部には強力なモンスターの討伐や遺跡の調査のようなデカい仕事があるらしいがここみたいな町での依頼内容は清掃活動から荷物運搬、資材の調達に護衛任務、そして周辺の魔物討伐……要するに何でも屋っていう意味合いが強い。

受注には前金が必要で成否に関わらず払い戻しは無し、但し受諾から一日の間に依頼をキャンセルすれば払い戻せる。


依頼のレベルは1~100まで細かく分かれていて、一定のレベルの依頼を受けるにはギルドによる試験を受け達成する必要あるそうだ。

そのランクは全部で13段階、試験一回毎に10レベルづつ受けられる依頼が増え、70以上からは5レベル毎に試験があるらしい。

無論上がれば上がる程難しいが選べる依頼が増えていき、彼がいい、と指名して依頼が来ることもあるらしい。

そしてハンターがどれくらいの格の奴なのかってのを知るのがギルドカードなんだそうだ。

色々都合の悪い人の為にギルドの受付以外で人に見せる分にはそういう部分は隠せるようになっているらしい。

まあ犯罪を犯せばギルドカードに犯罪者の烙印が浮き上がって消えないそうなのだが、まあ俺には関係のない話だろう、犯罪者になる気なんて無いし。


因みにその他に書いてあったのはハンターって呼ばれてるのは昔は魔物討伐をやってる自警団がギルド組織の元だったからだと……まあそこらの話はあんまり興味は無いのでそこらへんは普通に流しておく。


最後に、ギルド自体は如何なる国家間の紛争には介入しないが、個人として肩入れするのは完全に自由だそうである。


「ギルドってのはね、意味身分証明書でもある訳だ。この町は身分証明書が無くても金さえあれば入れるけどお隣さん(ネミアヴィネッサ)とか……っていうか普通の町や国では罪人は絶対に入れない、つまりはこいつはコトブキにとって『ギルドに属している真っ当な人間です』って証明になるのさ、普通身元証明の方法が無い奴が一人旅をする奴はギルドに属するのが最低限しておく事さ」


「成程、それでルピさんは俺をここに呼んだんですか」


「そう言う事さ、普通はめんどくさい手続きがあるんだけどルピの奴が全部要らないって言ってねぇ……感謝しなよ?普通は書類の一束でも渡して、それから試験受けさすんだから」


「えっ?何でそんな省く事が……」


「こいつがここのギルドの纏め役、ギルドマスターだからさ……全く何でこんな自由人がなったんだか」


ため息交じりにそう答えるベルビーさんと対照的に『どや?私凄いでしょ!』みたいな表情で俺を見るルピさん。

……こう見えても偉いハンターだから、か。

何でそんな人が勝手に出てった挙句海賊に捕まってんだ……って聞くのはこの人にとっては野暮ってものなんだろうな。


てかギルドの纏め役って大役過ぎだろオイ、間違い無く俺に使ったのって絶対職権濫用の類だよね?

いいのかそれで?色んな処理とか大変なんじゃないのだろうか……主にそこらを担当してると思われるベルビーさんが。

いやまあ身元を言ってもきっとちんぷんかんぷんに違いない俺からすると大変助かる事なんですけどね。


「あ、その顔もしかして心配してる?だいじょーぶだいじょーぶ!全部ギルドマスター・ルピが後見って書いときゃ大丈夫だから!」


「その後の処理をすんのがあたしなんだけどねぇルピ……」


「あんた有能なんだから仕事の一つぐらい増えても大丈夫でしょ?」


「……[ビキビキッ!]」


平然とした顔で言い放ったルピさんのその一言でベルビーさんの額に青筋が走る。

流石に今のは無かったと思ったのかルピさんも若干慌てた様子だ。


「あ~……いや、ね?ほら……それぐらい私はベルビーを信用してるって事で……」


「ああ、あんたの優しさは良く分かったよ、それじゃあこの後溜りに溜まったあんた関連の書類を全部片付けて貰おうかね」


「……え゛っ?」


「大丈夫さ、あたしが終わるまで付きっ切りで手伝ってやるからねぇ」


そう言って最高の笑顔をルピさんに向けるベルビーさん、しかしその有無を言わさぬ気迫からそれは悪魔の微笑みとしか俺は見えなかった。

案の定ルピさんは明らかに怯えており一歩、二歩と後ずさる。

どうやら……というよりやっぱりルピさんはデスクワークの類が苦手らしい、ベルビーさんはその様子を見ながらニコニコ顔でカウンターの下から綺麗に纏められた書類と思しき紙の山を取り出すとドン!と置く。

それにしても凄い量だな、下手な百科事典よりも断然に分厚いぞこれ……一体何枚あるんだろう?


「あれ?なんか増えてないベルビー!?おかしいよねこの量?この前見た時この半分ぐらいしか無かった筈……」


「勝手に海賊討伐行って行方不明になった時どれだけ内部が大変な事になったとおもってんだい!事情説明や処理なんかであんたが帰ってくる二日間全く寝て無いんだよこっちは!むしろあんたの仕事がこれしか増えなかった事に感謝しなこの馬鹿!」


「捕虜から解放された上司を馬車馬のように働かせるとか正気!?この鬼っ!」


「残念あたしは小鬼ゴブリンだよ!普通に考えたら重要な書類を部下に丸投げする方が正気と思えんわ!ぼろ雑巾のように働け馬鹿!」


「……」


カウンターでギャースカと騒ぐ二人、そして存在を忘れられている俺。

周囲を見ると依頼を受けに来たのであろうハンター達も困った様な感じで立ち尽くしている。


……もう帰っていいかな俺?


※※※



「ありがとうございます、助かりました……所であの二人は……」

「ああ、ほっといても大丈夫ですよ」


あの後、騒ぐ二人を余所に給仕をしていたメイドのメルフスさん(ハーピー)に代わりに手続きをして貰いました。

文字は書けないので骸骨さんを呼び出したら悲鳴をあげられてちょっと困ったけど死霊術師だと説明するとおっかなびっくりな感じだったが納得してくれた。

まあ細かい手続きの事はメルフスさんが聞いてくれてたようで全てルピさんの後見って事でガン投げさせて貰いましたハイ。


手続きが終わって横をみると彼女達の言い争いに決着が付いたようで、何処か凄みのある笑顔のベルビーさんの隣で泣く泣く山積みの書類を処理しているルピさんが目に入った。

そしてそこにメルフスさんが俺の個人情報に関する説明の為の物であるそこそこの厚さの書類が追加され……あ、ルピさんの顔が書類見て石みたいに固まった……。

ごめんルピさん……と、俺は心の中で彼女にそう謝るとメルフスさんから受理されるまでの仮ギルドカードを受け取るとギルドを後にした。




その日、書類仕事をしない事で有名なこの港町のギルドマスターが一日中カウンターで書類と向き合い仕事をするという珍しい光景が見られたという……

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