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2.概要

【概要】

 正負イオンを感知するイオンセンサーは前世紀の初頭から見られ始めた。

 1906年(M39)、クレーマー等によるガラス膜がH+に応答することの発見がその始まりであった。

 1924 年(T13)、Na+、K+、Li+ などに応答するガラス電極の研究。

 1936年(S11)、ベックマン社が最初のpH メーターを開発。

 1960年代から、積極的な実用化が始まった。

 1967年(S42)、Ross 等がリン酸アルキルエステルに基づくCa2+電極を考案。デュポンの研究員チャールズ・ペダーセンが大環状ポリエーテル(クラウンエーテル)と、それによるアルカリ金属イオンやアンモニウムイオンの取り込み能をアメリカ化学会誌に速報として発表。

 1969年(S44)、Pioda 他によるバリノマイシンに基づくK+電極。フランスのジャン=マリー・レーンが双環式クラウン化合物クリプタンドの合成を発表(NH4+センサ、等)。

 1971年(S46)、オリオン社が最初のCa2+分析装置を発表。

 1981年(S56)、ISE を用いた電解質装置が普及し始めた。pH電極では現在でもガラス膜が主流だが、液膜も普及しており、現在では、その他のイオンセンサー(Na、K、Ca 等)はニュートラルキャリアと呼ばれるイオン応答物質(官能物質/イオノフォア)を用いるタイプが主流となっている。また、測定法自体も、かつての炎光法(Na、K、Li、等)や電量滴定法(Cl、等)からイオン電極法(正確には、イオン選択性電極(ISE)法(に移行している。

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