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第二章 癖の強い教師と変なクラスメイト

入学式を終えた後、教室に集められ、この学園についてやこの後のスケジュールなどの説明を受けていた。教卓には黒髪の美女が立っていた。これだけ聞くと可愛い教師なんだとみんなが思うだろうが、頭には何故か犬の耳をつけていた。俺も犬耳をつけた女性は好きだが、教職者がつけるのはどうかと思う。そういうのは普通マニアックなカフェとかでつけるものだろう。

「私は、このクラス担当の教師犬塚 栞(いぬずか しおり)だよ〜。狂犬先生って呼んでね~。好きなものは犬と小さな男の子だよ〜。能力はマッドネス、よろしくね〜」

 まさかの見た目だけじゃなく中身まで残念なひとだった。絶対に教師が小さな男子好きとか言っちゃダメだろ。

「みんな知ってると思うけど、この学園のシステムについて説明するよ〜。この学園は八〇人を一クラスとしてそれが四クラスあるの〜。特にクラスに差はなくクラスメイトはランダムに選ばれてるの〜。その為クラスの実力差に差が出る可能性があるの〜。そこは能力や体を鍛えて差を埋めてね〜。そして学年関係なくこの学園の戦闘力の上位十人はディ・シュヴァリエと呼ばれ、それぞれ一位から十位に二つ名が与えられるよ〜。ディ・シュヴァリエはリュニックの使用権が与えられるの〜。リュニックは学園が支給してる武器じゃなくてそれぞれ使用者に合わせて作られるの〜。学園の武器も使っていたら武器に能力が宿るのだけど〜、リュニックは普通の能力ともう一つ宿るの〜。あっもうすぐ授業が終わるの〜。だからここまでなの〜。この後は武器選定なの〜。」

 この学園のことなどの説明が終えると狂犬先生は教室を出て行った。というか一年間ずっとこの眠たくなる声と喋り方をした教師と関わらないといけないとか何の罰ゲームだよ。あたおか教師について考えていると前席の男が話しかけてきた。

「やぁ、僕はマテオだよろしく頼むよ。出身はイタリアで趣味は覗きと写真だが決して変態ではないよ。この後一緒に体育館に行こうよ。一人だと寂しいからさ。」

 その組み合わせは絶対変態じゃん。まぁこの学園なら覗きと盗撮はセーフだから問題はないが女子がそれを許すかどうかは別問題だ。

「俺は皇 優真だ。よろしく頼む。俺の趣味は歴史の探究とゲーム。いいけどその手に持っているカメラは置いていけよ?盗撮犯と一緒に歩きたくない。ここからは歩きながら話そう。」

「わかったよ。流石に初日で友達になれそうな人をなくしたくないからね。」

 こいつ見た目は銀髪のイケメンなのに趣味が覗きと盗撮って勿体無さすぎるやろ。趣味がまともなら絶対にモテただろうに。俺はふと気になることがあったのでマテオに聞いてみた。

「おい、今朝の女子トイレに覗き事件の犯人絶対にお前だろ。」

 そうなのだ。入学式の前に女子トイレの天井に男が張り付いていたのだ。バレたところで教師は咎めはしないけど、犯人に対する女子からの評判は最悪だろう。

「よくわかったね。何故か女子トイレを見ると体が引き寄せられるんだ。」

 やっぱりかー。

「そりゃあ覗きと盗撮が趣味と言ってたら犯人の第一候補だろうよ。あと絶対天井に張り付くのはミスだろ。やるならバレずにやれよ。そして俺から離れろ俺まで覗きの犯人だと思われるだろ。」

「やなこった。せっかくの友人を手放したくない。」

 マテオが馬鹿な事を話している間にいつの間にか体育館に着いていた。体育館に入るともう武器の支給が始まっており、武器の選定を終えた人たちとすれ違った。

「優真はどんな武器使う予定なんだい?」

「みんなは一人一つだから慎重に選ぶだろうが、俺は最初から刀って決めてたんだ。」

「おー流石、刀と能力で成り上がった皇家の長男だな。」

「俺の事知ってたのか。まぁそりゃそうか。反対派の中でも我が皇家は有名だからな。」

 我が皇は曽祖父が侵略派との戦いで大活躍し、多くの財産を国からもらったのだが、まさかの息子の祖父が最強の能力を持っていた為、また戦争で活躍し今では日本国の最強の一角に数えられるまでになったのだ。

「まー、皇家は有名だからねー。君の祖父は反対派の中でも3本の指に入る実力者だから知らない方無理あるよ。」

「それでマテオはどんな武器を使うんだ?」

「僕はやっぱり双剣かな。双剣は手数が多いからね。」

 確かに双剣は機動力が高い点と手数多い点では強いが、リーチの短さと火力不足が弱点だ。

「そういえば聞いた?明日からランキング戦が始まるらしい。今は入学したてで武器を持っていないからランキング戦がやっていないけど有名な君は狙われると思うよ。」

「そりゃ簡単な話さ。圧倒的な実力を示して、挑む意欲すら失わせればいい。」

「それができるのは君と会長とあの子の三人ぐらいなもんだよ。僕には到底真似できないね。」

 武器を選び終わった俺たちはこの後何も予定はないとのことなので寮に帰っていた。

「まさか寮の部屋まで一緒とはね。これは運命なんじゃないかな。」

「やめろ。気色悪いこと言うな。飯食って風呂入って寝るぞ。」

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