表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

マッスルマナー初心者講座【ジム参拝基本編】

作者: たなか

 皆様、こんにちは。筋肉のお加減はいかがでしょうか。最近、ある生徒さんから「神社、寺院、ジムの参拝方法がどれも複雑なうえに似ているので、ややこしくて困っている」というお悩みの相談を受けました。そこで、本日はマッスルマナー初心者の皆様のために、ジムを参拝する際の基本的なマナーをお伝えしていきます。




【参拝の前に】


 ジム参拝の際には正装であるタンクトップと短パンを必ず着用しましょう。またマイダンベル(お守り)リストウェイト(お数珠)会費(お賽銭)も忘れずに準備しておきます。




1.ジムの入り口(マッスルゲート)をくぐる前には30スクワット


 マッスルゲートはジムの内外を分ける結界としての役割があるとされ、ここから中は筋域であることを示しています。目上の人の家を訪問するような気持ちで、帽子などは一旦脱ぎ、30スクワットしてから通るのが丁寧な所作です。また筋トレ(参拝)を終えて退出するときは敬意と感謝を込めて回数を増やし、50スクワットするとよいでしょう。




2.通路は真ん中を避けて歩く


 通路の真ん中は「チャンピオンロード」と呼ばれ、ジムリーダーが通る道とされています。移動する際は中央を避け、少し左右に寄ってダンベル・ウォーキング・ランジするとよいでしょう。また、横切るときは軽く腕立て伏せしたり、または正面に向き直ってツイストクランチするのも、上品な敬意の表し方ですね。


 他の参拝者の方とすれ違う際は、丁寧に1ヒップリフトをしたあと、喉やお腹ではなく大胸筋から声を出して元気に笑顔で挨拶しましょう。




3.蛋白水舎(プロテインbar)では心身を清める


 筋トレ(お参り)する場所に近づくと、蛋白水舎(プロテインbar)があるはずです。ここはプロテインでみそぎをして、心身を清める場という意味があります。


Ⅰ:ハンカチなどを取り出しやすい場所に用意してから、右手でひしゃくを持ち、プロテインを汲んで、左手を洗います。手を洗ったあとのプロテインが、蛋白風呂(きれいなプロテインが貯まっているところ)の中に戻らないように注意しましょう。使うプロテインは1つの動作ごとに1/3が目安です。


Ⅱ:左手に持ち替え、同様に右手を洗います。


Ⅲ:右手に持ち替え、左の手のひらにプロテインを受けて飲みます。


Ⅳ:ひしゃくを立てて、残ったプロテインが柄(持ち手)に流れるようにして柄を洗います。


Ⅴ:もとあった場所にひしゃくを伏せて戻します。


 以上を1杯のプロテインで済ませるのが美しい所作です。プロテインをザバザバ(ZAVASZAVAS)と浪費せず、心静かに行いましょう。ベトベトになった両手や顔は洗面所の水でよく洗い流します。




 4.筋トレ(お参り)の基本作法は「200チェストプレス、200ラットプルダウン、100レッグプレス」


 正しい姿勢で、更なる筋肉の成長を祈願して、一つ一つの作法を真剣に、心を込めて行いましょう。その他のトレーニングメニューや具体的な体の動きについては次回のジム参拝応用編で解説します。




 ジムの正しい参拝方法、いかがでしたでしょうか。あくまでも大事なのは形式ではなく、健全な精神と筋肉であることを忘れずに。魂を込めてお参り(筋トレ)できたら、きっと清々しい気持ちになれるはずです。


 それでは、次の講座でお会いしましょう。筋肉と共にあらんことを。



※参拝方法は各宗派やジムによって異なる場合があります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ジムは紳士の社交場、程度の甘い認識をぶんなぐられました。 そうかー、敬虔な祈りの場でしたか。
[良い点] 求道的という意味ではボディビルは参拝が伴う宗教と相性が良いかも知れませんね! [気になる点] ご本尊は<羅漢仁王拳>で宜しいのでしょうか? [一言] 今調べましたが本場の<嵩山少林寺>って…
[一言] 「神社、寺院、ジムの参拝方法」  ジムにも参拝方法があった!!  驚きました。 ジム・トレーナーになって早5年、いつまで練習生のつもりでいるのか、と言われ続けてきました。  参拝方法! …
2022/08/24 07:51 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ