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周りを確認するが、目に見える範囲に人っ子1人いない。
モンスターも存在するようだが、周りにはいない。
今度は、少し体を動かしてみる。所々にガタが来ていた前世の30代とは違い、痛み等もなく、体も軽い。体つきもしっかりしている。ちゃんと、宣言通りある程度の歳はとっているみたいだ。
最後に女神様に貰ったアイテムやステータスの確認を行う。
まず、アイテムの確認をするため、右手人差し指にはめてある、女神様に頂いたアイテムの1つ、アイテムリングに魔力を流す。魔力の流し方は、女神様の部屋で少し練習させて貰った。
アイテムリングは、物を収納することの出来る指輪の事だ。女神様が言うには、収納量無制限、時間の進みもない特別使用との事。なんで、こんなアイテムをバンバンくれたのかは分からないが、有り難く使わせて貰おう。
「それで、入っている物はと…」
・リボルバー拳銃2丁
・ホルスター
・食料 (パンや果物)
・水の入ってある皮袋
・やや長めのフード付き黒のコート
・替えの服と下着 (3セット)
・解体用ナイフ
・この世界のお金 (銀貨 100枚)
「こんなもんか。」
しっかり、持ってくる物は、厳選した。あまり、持ってきても、嵩張るしな。
特に拳銃には、こだわった。黒色と白色の2丁拳銃スタイルだ。当然名前も決まっている。
黒銃がシュヴァルツ、白銃がヴァイス。
早速、試し撃ちをしたいところだが、ステータスの確認をさっさと終わらせてから、やろう。
シュヴァルツとヴァイスを装備したホルスターに入れて、その上から、コートを羽織る。
その他の持ち物は全て、アイテムリングに片付け、ステータスの確認に移る。
「えっと確か、ステータスオープン。」
名前:龍神 守
年齢:15 性別:男 種族:人間
職業:双銃使い
LV :1
HP:800
MP:10000
スキル:双銃 全格闘術 言語理解 弾装 魔力弾 遠眼 魔力眼 MP自動回復 武器合成
称号:女神の加護 異世界人
「よし、スキル構成はちゃんと、女神様に頼んだ通りだな。有り難いことに、加護までくれている。職業も今後の戦闘スタイルにマッチしている。至れり尽くせりだな。それにしても、MPだけ極端に多いい気が… まぁ、助かるからいいか。それにしても、このステータスはどうなんだろうか。」
そんな事を考えたが、まぁいいかと、次は効果を確認する。
双銃 ・・・ ユニークスキル。銃の扱いにたけ、照準補正あり。
全格闘術 ・・・ 全ての近接戦闘を扱うことが出来るスキル。
言語理解 ・・・ あらゆる言語を理解・習得できる。
弾装 ・・・ ユニークスキル。魔力を用いて、特定の武器の外見を変化させ、それに応じた、特殊な弾丸作成可能。自動装填。種類、数は作成者の思うがまま。魔力量に応じて威力が変化する。(魔力量 100~)
魔力弾 ・・・ ユニークスキル。魔力を弾の代わりに、撃つことが出来る。魔力量に応じて威力変化する。(魔力量 1~10)
遠眼 ・・・ ユニークスキル。魔力を瞳に込めると、遠い距離を見ることが出来る。魔力量に応じて、距離が変化する。また、見ている距離をある程度理解できる。(左目・発動時、青色)
魔力眼 ・・・ 魔力の流れを見ることの出来る眼。また、常時発動している。(右目・赤色)
MP自動回復 ・・・ 普通よりMPの回復が早くなる。(回復時間 5秒に1 )
武器合成 ・・・ ユニークスキル。武器同士を合成することが出来る。また、合成した武器は、解除することも可能。
魔力操作 ・・・ 体内の魔力または、外に放出した自分の魔力の操作が可能になる。
改めてみると、殆どがユニークスキルだった。女神様は、かなりの無茶を通してくれたようだ。その事に感謝しつつ、試し撃ちをするため、手頃なモンスターを探すことにした。
魔力弾について
1からゴム弾程の威力で、2~は徐々に威力が上がる。
MP=魔力と思ってください。