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歴史とDNA

アメリカ移住説の改良

作者: とびうお君

 これぞ最新版と言う記事を見た。とにかくこの手の情報は日進月歩。今回はDNAは薄い。だがDNAによって知った事を補強する意味が大きい。いろんな事に関係するアメリカ大陸についてになる。


 この説は過去の凍ったベーリング海峡を徒歩で移動した説を否定するものじゃないが、それらの移住の前に移住があった説を補強するものになる。クローヴィス文化というのがアメリカで最も古い人類遺跡じゃないか?といわれテルが、別の遺跡が見つかってそこからさらに古い旧時代の石器文化が見つかったとの事になる。


 これ縄文人とも深く関わるため、何故アメリカ先住民と縄文人が遺伝的にいろいろと重なる部分があるか?の話しとも繋がる。さらに古い文化が見つかる可能性も出てくる。アボリジニとの共通性、縄文人との共通性などがこれと多少繋がってくる。ややこしい話しなのは縄文人とアボリジニで共通した部分があり、それはハプロとかそういう話じゃない。


 分かりやすいのは白血病だろう。渡辺謙さんが南米人からの移植で助かったなどが有名な話になる。ただしこれ縄文人が移動したわけじゃない。旧人類で白血病に関する遺伝子が共通していたとなる。今アメリカで主流となるグループの前に移住したグループがいたのじゃないか?と見ている。C系だったのか?D系だったのか?は分からないが、このどちらかしかない。


 間違えてはいけないのは、アメリカ先住民全体ではこららの遺伝子は無視して良い程度しか変わってない。白血病ウイルスや、核DNAによる詳細な起源を調べるとアボリジニや日本人(縄文人)との共通性がある遺伝子が見つかってだけで、それら以外の遺伝子はやはりまだベーリング海峡をわたってきた可能性を残している。


 いや全部海岸沿いだったのじゃないの?これは遺伝子から違うのじゃないか?といわれている。ボトルネックや様々な理由で、アメリカ先住民の遺伝子は均一だって点で一度どこかで混血して数がへり均一な集団になった後拡散したのだろうと遺伝しから予想されている。


 C2という新しいC系のハプロ=モンゴル人の系統が有るのだが、これらが出来る前にC1と言う系統があり、おそらくこの系統か?D系が拡散したのが今回の東アジアの古い石器群との共通性が見つかった点だと思う。おそらくその後アメリカでQの次に主流になるC2系じゃないと思われる。


 それとも現在C2として残ってる集団の中に古い系統があるのか?だが系統図からそれは考えにくいと見ている。そういったものは分かれてからの時間が長いため何かしらの別系統に分かれた癖がハプロにでてくるためである。だから私はC1集団だと見ている。Dなのか?C1なのか?の決定は出来ない。


 何故なら古い時代にロシア方面にC1がいたのがDNAから分かってるからになる。しかも必ずしも南海岸ルートとは確定できない。


 この見つかった石器が問題で、ルーツはアフリカにある。以前から見つかっていたもので、時期の特定などしてまとまった論文になってでてきたとなってるようだ。以前からこの話しはアメリカにいった縄文人って話で読んだ事があった。日本の石器と同じモノがあったとあるのだが、そもそものルーツはアフリカにあり、CDEしかまだ居なかった時代に世界中に拡散したものになる。


 Eはほぼ無いので、CかDとなるが、どっちかは分からない。ロシアのC1の移動はインド北部ルートを使ってる可能性がある。Q系のアメリカ先住民はこのルートを使ってアメリカに行ったためと、この辺りでC1系の古人骨が見つかってるため。アメリカ海岸のルートであるためおそらく海岸ルートだったと考えられるが、そのルートもC1はつかってなかったと否定派出来ない。


 C1の中で日本に多いC1A1など北部にC1が過去広がっていてその子孫って系統もある。


 白血病ウイルスはそもそもアフリカ人もありアメリカにもあると言う点でアフリカからもっていて、早くに出たばかりの集団共通のものが世界中に広がったと私は見ている。そのためアジアのどの集団がルーツなのか?はさっぱり分からない。ただ海岸沿いであるため、ロシアルートではないのではないか?ぐらい想像できる程度で。


 今回分かったのは、縄文人がアボリジニがとかそういうのは分からないって点だろう。今分かってるのは、比較的早期にアフリカを出て東アジアに到達した集団の一部が海岸沿いにアメリカに移住したって点だろう。


 これまで現代のアメリカ先住民のDNAだけで確認されていた謎の集団が石器からも支持されたという事になる。かつその移住年代はベーリング海峡をわたってきたクローヴィス文化の集団の移住より古かったという事かと。


 アボリジニと縄文人とアフリカ人が一気にとけた事になる。これまで、海岸沿いに移動したアボリジニ説や太平洋を渡った縄文人説、大西洋を渡ったアフリカ人説など多彩なものが出ていたが、海岸沿いに移動したC1系か?D1系に絞られたか?と思う。


 日本のC1A1と関係してるか?ならありうるが、その場合日本を通ったルートじゃないと思う。どうもC1A1は大陸にいたものが日本に渡ってきた形跡が中国人から古いC1A1が発見された事でややこしくなってしまった。ただC1A1の遺伝子の多様性の拡大が縄文時代の始まりと重なるってのがまたややこしい点だが。


追記:

 新しく書きたいけど書く分量が少なすぎるので、やむを得ず追記に。過去に読んだ人が既読のため多分読まない可能性がある。そして私が考えを微調整したのを知らないってのが嫌なんだよな。それでも追記で済ませておく。


 まず海岸ルートについてだけど、これは分からないな。あるとは思うが、遺伝的影響は著しく少ないと思う。以前書いたD5系の海岸ルートについてだけど。D4Hってのがそれに当たるんだけど、この系統兄弟系統が日本北部の縄文人に出る。いかにも海岸ルートだけど、日本人の研究者の論文を読んでると、北米の海岸ルートを通ったとはあるが、アラスカの海岸ルートだったのか?は書いてない。


 南米にどうやって移住してきたか?でそれを現代人と古人骨のDNAを使って海岸ルートだったと証明してるだけで、ベーリング付近をどう移動したか?は全く書いてない。これちょっと違うな。


 後アボリジニや縄文人に近い集団がアメリカ先住民に混じってるだが、これ先行って人も多いが、その大半は素人。研究者は多数の混血を経て最終的に南米に落ち着いたとなってる。どういうルートだったのか?は不明で、後から来たのを強調していた。おそらく縄文人であった可能性は高い。


 何故なら縄文人と近い集団がアボリジニやパプアニューギニア集団だから。その人達が着たより、日本から行った方が説得力がある。距離的だけじゃなくて、遺伝的な説得力もしっかりしている。


 さてこれに関係してカルフォルニアの石器が縄文人の石器と似ていただが、これもそうだとしても時代が先行していたのか?は微妙。年代測定はどうも怪しい。ただアリョーシャンを通った可能性は否定できない。そこで混血した可能性がある。


 何故先行の集団がいたのか?でアラスカで見つかった古人骨のDNAが現代アメリカ人の遺伝子と微妙に違ったから。この人骨はアメリカ先住民の古いシベリアタイプらしい。何故それが分かるか?でアメリカ先住民は新しいタイプの共通遺伝子を持っていて、大半の先住民はこの特有の遺伝子を受け継いでるから。


 もし混血無しに先住民として居た場合その特有の遺伝子が無い現代人が居ても可笑しくないが、それがないから。すでに混血後に南米でさらに混血したと見ればその問題はなくなるから。あくまで可能性の話しなので、先行した住人に後から来たインデアンが特有の遺伝子を満遍なく分散させたってのも無い事は無い。後オーストラノイド遺伝子の比重がとても低いのも理由に挙げていた。


 海岸ルートはあったかもしれないが、遺伝子では明確な証拠が無い。


 ひょっとしたらだけど、北米には縄文人は海岸ルートで到達したけど、あっちこっちで混血しながら南米には後になってしまった可能性がある。それなら南米の先住民とは後で混血したので薄くなってしまった点がなりたる。アイダホの石器はかなり前なのでこれはやっぱり海岸ルートはあったんだろうと思う。


 ただアボリジニに似た集団が南米には後からやってきたのじゃないか?こっちに説得力が有るので、両者を採るとこうなる。今後、南米で古い遺跡が見つかれば変わると思う。すでにあるけど、それれは怪しげなので。アイダホの遺跡はかなり信憑性があると思う。


 ほかに中南米でアボリジニに似た骨が見つかるってあったけど、これはDNAで現在の先住民と変わらないと明確に証明されたので論外。単純に骨の経常が世代を重ねて変化したらしい。いろいろ過去言われていたものは怪しいものが多い。ただ今回見つかったアイダホのクーパーズフェリーは信用できる。



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