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おわりに
この外伝は、これで終わりとなります。そして、今のところ、『イミタシア』の続編を書くことはありません。最初は人間とエルフが共存して、電力に変わる、“マナルギー”というものを用いて超高度な文明を築いていった、というSFファンタジーを考えていたのですが、今の私には力不足で書けそうにありません。
タイトルも思いついていたのですが……(『イミタシア~平和という名のもとでAIは涙を流す~』という長いタイトルです)、機械や化学に無頓着な私には書けそうにない世界だったわけです。
本題を『イミタシア』に戻します。
この物語に隠された本当のテーマは、「愛」です。ありがちでしょうか。それは、男女の愛ではなく、親や親友、仲間へのものです。ニコラがテスラを「愛している」と言ったのは、単に女性として「好きだ」ということではなく、「母親のような人」という感情を抱いたからです。
最後に。
この物語を最後まで読んでくださってありがとうございます。
新しい連載が出来たらまた、見てやってください。大いに喜びます。