6話「pvpをしてみよう。」
二日掛かった…。
1/25改訂 僕は好きだね!→わくわくするね!
「でこれから、なにするの?」
ミストさんがそう言うと、ギンがにやりとし、
「なあ、ナイン勝負してみないか?。」
そう言った。勝負かぁー。だけど逆に僕がにやりとし、
「いいの?稽古で一回も勝った事ないくせに。」
「い、いやここは道場じゃない。ここは仮想世界だ。力も違う。ここでなら…」
「ねえ、稽古って?」
カイトさんがそう聞いてきた。そっか、事情知らない人は多分ちんぷんかんぷんだろうからね。
「まあ、その辺は後々な。じゃあ闘技場にいくぞ。」
ギンがその辺をぼかしさっきワープした場所に行き、
「転移!闘技場!」
と言ったら、また光に包まれた。
じゃあ行ってみようかな。
「転移!闘技場!」
また、目の前が光に包まれた。
光が収まるとそこには、受付みたいな所に出た。石造りの建物のようだね。
周りを見ていると、どうやらみんなワープしてきたようだね。
「よーし、ナインこっちだ!。」
ギンの方に行くと、
「良しこっちだ。」
ギンがワープゲートらしき、所に入って行ったから僕も入って行った。
するとそこには、コロッセオみたいなまさに闘技場!って感じの所に出た。
「よしやるぞ。」
ギンが25メートルぐらい離れた場所にいた。どうやらお互い動けないみたいで、動かそうとしても動かない。ただ手は動かせるらしい。
しばらくすると、
・カウント30秒
と出た大型ディスプレイがお互いの間にでた。
この緊張感…なんかわくわくするね!
・10秒
お互いに武器を構える。
・5秒
スコープにギンを抑える。
ちょっと胸辺りを狙おう。
・4秒
・3秒
・2秒
・1秒
・0秒
0となった瞬間僕は引き金を引いた。
だけどやっぱりギンは、みぎによけた、
だが、ギンの左肩に命中した、
がギンは気にせずジグザグに突っ込んでくる。さっきの一撃で二割ほど削れた。
だけどやっぱり肩だったからダメージは少ないか。
そんな事を考えていると、もう残り10メートルまで近づいていた。
ギンが双剣を構え右の剣を突き出してきた。
突っ込んでくるか。僕はそんな事を考えながら手をライフルのトリガーからはずし右腰に手をやった。
後1メートル、ギンの狙いは僕の心臓。
ギンの顔が歓喜に塗りつぶされる。
、、
だが、
右腰から抜いたナイフで剣を下からかちあげた。
みんなナイフの存在忘れてたでしょ。ちゃんとポーションと一緒に吊るしてあるんですよ。
ギンは剣を離さなかったけど胴ががら空きなんだよっ!
肘鉄をかました。
1割ほど削れた。これ武器なくても力に依存でダメージが通るらしい。
ギンの体勢が崩れた。隙を逃がさず、ナイフで追撃する。しかしなかなかに剣ではじいてくる。
ゲームやり過ぎてPVPが反応速度が上がってるのかな?だとしたら結構難しいなぁー。
そう考えながらやっていたのが仇となったか、ギンのカウンターで放った一撃が右肩に直撃した。この一撃で3割近く持って行かれた。もともと紙装甲だから右肩でもかなりダメージが通った。
だが攻撃したときに隙が生まれた。その隙を逃がさず間合いを空けるために体当たりをし、体勢が崩れた所を、蹴り上げ、前のめりになった所をもぐりこみ下から拳でかちあげた、体が少しだけ浮いた。そこを片手で持ちあげ上に投げた。ギンの体は重力に逆らわず落ちてくる。そこにナイフを下に掲げると、自然とそこに落ちてきてブスリとささった。
鶯流体術 『槍』。
本当は片手じゃなくて両手で持ち上げるのだが、力補正がうまい具合に働いているので、なんとか片手でも持ち上げれた。しかも最後はナイフではなくて拳を突き刺す技だ。
突き刺さったギンを叩きつけるように、地面に落としナイフを納め、
左手に持っていた銃を構え直した。
衝撃の影響でぼやける視界の中、ギンが勝負の最後に見たのは、目の前の巨大な銃口とそこから放たれる閃光だった。
・WINNER ≪nain≫
そう頭上に見えたと思うと、目の前が光に包まれた。
「「「「「「うおーーーーーーー!」」」」」」」
視界が見えるようになるのと同時に耳に歓声が届いた。うおっ!いきなり叫ぶなよ!
どうやらエントランスの超大型ディスプレイで見ていたようだ。エントランスに大量のプレイヤーがいた。
「うおーっ!すげー!」
「あの、剣聖が破れたぞー!」
「なんだ、あのプレイヤー!」
「「「「「「「「ナイン!ナイン!ナイン!」」」」」」」」
すごい歓声だな。っていうかあいつベータで剣聖って呼ばれてたのか。似合わねー。
そんな事を考えていると、ギンとその御一行がやって来た。
「また負けたぁぁぁ…。」
開口一番ギンが負けた事を悔しいらしい。そんな事を言ってきた。
「ギンは、攻撃した後の隙が大き過ぎだよ。ある程度カバーするために工夫するか、隙をなくすために無駄な動きをなくさなくちゃ。」
「はあ、俺もまだまだだな。」
「でも、すごかったですねー。」
アヤさんがそんな事を言ってきた。
「そうだな。最後のナイフの一撃は結構効いてたな。ナイン最後の技はすごかったぞ。」
サンさんにそう言われるとなんか複雑だ。
ステータス晒し
・STR17
・VIT3
・AGI16
・DEX16
・INT0
・MEN0
クリスマスですね。
リア充を吹き飛ばしたい…。
次は、高校での話です。この時期に学校というのもあれですけど。
お疲れ様様大統領~。