二話「DIVE!!」
画面を再現するって難しい。
電気コードを刺してっと。
「良し!準備完了!後は被って、起動コードを言うだけ。」
起動コードっていうのは、いわば音声式の電源だね。いやー、科学の力ってすげー!
じゃあ被ってと。ベットに寝転がって。
ドキドキするなー。よし!深呼吸だ!
すーはー、すーはーよしやるぞー。
起動コードはたしか…。
「DIVE!!」
そう言うと目の前が光に包まれた。
「名前を設定して下さい。」
目をつぶっていたらいきなり声が聞こえたよ。あー、びっくりした。
声の主はわからなかったけど、男か女かわからない声だった。
目の前には画面と思われるディスプレイが浮いていた。さすがゲーム。
名前を書く欄があったから、タッチをするとキーボードらしきものが浮いて来た。
「そういえば名前何にしよう?」
…五分後…
よし!決めた!キーボードに名前を打ち込んでいく。
《nain》
ネーミングセンスないとか言うなよ!思い浮かばなかったんだから。
ちなみに由来は紅葉→紅→くれない→ない→nainとなる。
決定キーを押すと、
「職業を選んでください。」
とまた声が聞こえた。
選択欄には色々なものがあった。
・騎士
・剣士
・侍
・暗殺者
・マジシャン
・狩人
いろいろあった。んーどれにしようか。
…五分後…
良し決めた!時間かかり過ぎ?仕方ないじゃん!
選んだ職業は
《暗殺者》
なんでこの職業にしたかって?暗殺者って言ったら一撃で相手を仕留めるじゃん?僕あーゆー系大好きだから。剣士と迷ったけどやっぱり暗殺者はロマンだよね。うん。
選択するとまた、
「タイプを選んでください。」
と聞こえた。ん?タイプ?と思って画面を見ると
・剛
・柔
とあった。力押しか手数押しってことかな?迷わず、
・剛
を選んだ。すると、
「武器を選んでください。」
と聞こえた。画面を見ると、
・銃
・弓
とあった。武器少なすぎじゃない?と思ったが、暗殺者と聞いてイメージすると納得した。今度も迷わず、
・銃
を選択した。弓だとなんか古典的すぎると思った。後ろから(解せぬ)とか聞こえるけど、気のせいだよね。うん。そうだ。と考えていると、
「初期ステータスを設定して下さい。」
と聞こえた。画面を見ると
・str- 5 +
・vit- 5 +
・agi- 5 +
・de - 5 +
・int- 5 +
・men - 5 +
・残りステータスポイント10
とあった。どうやら-を押すと1減りスキルポイントが増えるようだ。うーん。どうしよう。
…五分後…
よし!できた!
・str13
・vit2
・agi12
・dex13
・int 0
・men 0
となった。やっぱり、一発で仕留めれるっていいよね。後その場からすぐに離脱するための素早さ。狙いを定めるためのdexが必要だからね。決定すると、
「髪の色、眼の色を設定して下さい。」
と聞こえた。外見はいじらなくていいかな。こんな髪の色と眼の色はざらにいるだろうし。
決定を選択すると、
「初期設定が終了しました。初期セットを配布します。」
と聞こえて確認しようとしたが、
「それでは、almighty onlineをお楽しみください。」
という声が聞こえ光に包まれた。
次話からゲームに入っていきます。
それでは、お疲れ様様大統領~