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荻原恭次郎。大手拓次。萩原朔太郎。  群馬の三大前衛詩人

作者: 舜風人

上州といえば?


嬶殿下に空っ風?


からっとした気風で


五月の鯉の吹き流し


大前田栄五郎や


国定忠治じを生んだお国柄ですよね?


ところが



どうでしょうか?



この戦前を代表する近・現代詩のこの上州三羽ガラス?は


どれも


病的で


コアで


ディープ?な


ある意味カルトな?詩人ばかりですよね。









萩原恭次郎はその出発が


ダダイズムであり、


初期の詩は


まさに『芸術は爆発だ』状態の前衛詩ですよね。


意味不明?


何のこっちゃ?という詩ばかりです。


大文字小文字、左右乱れ打ち?


まるでイラストのような?


その詩集「死刑宣告」



今醒めた目でこれらを読んでみると、


高級な?お遊び(座興)と断定せざるを得ないでしょうか。



でもその挑戦的な気負った前衛詩は


一つの道標?ではありうるでしょうね。



さて


大手拓次ですが


この人が上州人とはうそでしょ?という


病的で


耽美主義で


退廃的な


ポエムを造った人ですよ。


おそらくはフランスの


ボードレールとか


EAポーの


耽美的な


退廃的な


病的な詩に触発されて



それを日本化?しえた唯一の詩人でしょうか?


彼の詩がどんなものだったかって?


確かに今大手拓次を詠もうという人もほとんどいないでしょうから、


知らないですよね?


でもその詩風を知るのは彼の詩集の


タイトルを知ればハハアと


うなずけることでしょうね。



そのタイトルとは、


『藍色の蟇』



『蛇の花嫁』




どうでしょう?



すごい病的な?タイトルでしょう?


手軽に彼の詩を読むには


「あおぞら文庫」にアップされているのでそちらでどうぞ。



さて最後は


萩原朔太郎です。


この人はあまりに有名ですから


私が解説などするまでも無いでしょう?


この人の詩集のタイトルのステキですよね?


『青猫』



『月に吠える』


『猫町』



病的で?


退廃的で


カルトで?


ディープな


素敵な題名ですね?




さてさて


最後に


あの上州カカア天下の



空っ風の


気風の粗い?


群馬県に


なぜこのような



病的で


退嬰的で


カルトな?


詩人が3人も出たのでしょうか?



その原因?は


その粗くて粗野で?


反美的な風土への


反逆ではなかったでしょうか?


もっと深い文化や美的なムードの情勢していた


まあ、


たとえば京都のようなところでは


そういう退廃的な美って


ずっと昔から


あったのですよ。


ところが、、、


群馬県ですよ。


そんなしゃれた退廃文化の伝統なんて


これっぽちも


ないのです。


荒っぽっくって


粗野で


もちろん


戦前に


ボードレールなんて


知っている人は


この3人しかいなかった?



という県民性?ですよ。



耽美的な文化の対極にあるような文化後進県?



それだからこそ


彼らの


美意識な


より燃えて


極端に走ったのでしょうね?



これが私なりのの結論です。

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