いじめ
教室のチャイムが鳴る。そして話し声や、足音が聞こえる。
中休みがやって来た。私にとっては一番辛い時期だ。
それはなぜかって?じきにわかる。
雄也「よおよお未羅柰。ちょっと失礼。」
そのすぐ、私の体にものすごい衝撃が走る。
未羅柰「あっ…ぐう…」
蹴られたのはみぞおち辺り。体もろくに動かせない。
みんなは教室にいる。だが私を心配する声はひとつも聞こえない。
雄也「ほらほら!もっと泣け!」
ここで少し解説をしよう。
ここの世界では能力と言う物がある。ランクはF~S、
FECBASの6ランクだ。
Fは無能力、
Eは能力があるが、あまり使い物にならない、
または無能力だが戦闘能力がそこそこ高い。
Cは能力持ちであり、戦闘で役立つスキルを持っており、能力を多少は制御できる。
Bは戦闘において役立つスキルを持っており、能力をある程度制御できる。
Aは戦闘において非常に役立つスキルを持っており、能力の大半を制御できる。
Sは能力を完全にマスターしており、
戦闘において非常に役立つスキルを持っている。
その中で私はFだ。
そして雄也はC。なんとなくわかっただろうか?
Fはこの世界、能力至上主義の世界では虐げられ、ろくに暮らせない。
そのため、今私はいじめに遭っている。
その後もいじめは続き、やがて下校時間になる。
その日の夜、私はマンションの屋上にいた。
私は覚悟をした。
未羅柰「絶対に……強くなって仕返してやる……!」
そのすぐ、屋上から飛び下りた。
風を全身で感じる。少し時間が遅く感じた。
そして、体に強い衝撃が走り、意識を失う………
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目が覚めたら、そこは雲の上だった。
転生神「おっ起きた。」
未羅柰「ここは……?」
転生神「ここは天界だよ。んで今から君は転生するんだ。」
未羅柰「転生…?」
転生神「まあいろいろ手続きは済ませてるから。あそこ行って。」
指を指された方向を見ると、そこには階段があった。
そして言われずまま、階段を上って行った。
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目が覚めたら、そこは家だった。
どうやらここの世界ににすんでいる人と交代するように転生したようだ。
名前はそのままで、能力は、
想像したことを再現する程度の能力。ランクはSらしい。
カレンダーを見たら、今日は登校日のようだ。
そして学校へと足を進める。
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そして学校に着いてから時間がたち、中休みになった。
無意識の内にどこかに向かっていて、このような行動を起こしていた。
未羅柰「ほらほら!もっと泣きなさい!」
羽矢「かはっ…ぐう…」
過去の自分を見ているようで胸が苦しくなった。
だが私は[それ]を止めなかった…
今回はこれでおしまいです。楽しんでいただけたでしょうか。
初の短編投稿と言うことで、少し内容が少なかったでしょうか?
まあそのようなことは気にせず…それでは、ありがとうございました!