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風の月の夜空

これが/♭つけないギリギリのラインかな、と私は判断しています。さーびすしーんさーびすしーん。それは大事なことです。

 ◎視点 アルマ・ブルーム


 洞窟?を上がる。

「きっつ…」

「こうもなりますよね」

 直角真上の崖登りはさすがにきつい。

「ふぅ…出口が近づいてるかも」

「ここまで来ると……うわぁ」

 なんか、急にひどい傾きになった。反対側の方が圧倒的に緩い。

「横に移動するのは難しいかなぁ…?」

「魔法で、足場作れませんか?それさえできれば、私なら反対へ飛べます」

 まじか。

「………おっけー、でもライフが限界だからマナで無理矢理保持するよ」

「了解です、先にこちらが使いましょう」

 詠唱は小声で聴き取れないが、魔方陣に似た長方形の光が現れた。

「よし、第一準備完了、解放!」

「あ…」

 つい声を出してしまったわ。

 毛を逆立たせて獰猛な笑みを浮かべる姿に少しドキッとする。

 何これ超かっけぇ!……この感想、さすがに色気なさ過ぎかなぁ?

「ふぅ…あれ」

「あっ」

 フォリックが張り付いていた土壁が崩れた。

「きゃっ!?」

 それをむしろ好機と、私を優しく捕まえて崩れた壁の斜面を蹴って跳ねる。

 壁を何度も跳ねる。正直超怖い!

 ついた!こっちなら少し不安定だけど立てそう…かも。でも今は無理。

「いやっば、こっわ!」

「失礼しました」

「いや、うん、そんなに問題ないよ。ありがとう」

 さて、自分の足で立って歩きましょうか。

 しばらくは無言で歩き続けた。もうとっくに話題が思いつかなくなっていたもので。

 でも話題の種は一つあって、月の光が見え始めた頃にそれが現れた。あの月は詩の月だろうか?後で見てみよう。

「ようやくですね」

「緑の目の熊……白熊かぁ」

 思うところはいくらでもある。

 余談だが、このとき 無意識におかしいなぁと感じている。 のは、とある理由をなんとなく感じていたからだろう。前提として、シロクマは白銀にはいるが、ここ廻金にはいないです。余談だけどこの後付け編集の仕方気に入ったので後で増えるかも。

「嘘が死ねぇ!!!」

 !?!???!!?

「はあっ!?」

「え、今、白熊…待ってね、フォリック?」

「いえ、現実見るのが先です」

 ……やっぱり、熊が罵倒したの…?

「すまねぇ、取り乱したぜ、クソ植物が騙して逃げようとしやがってあぁ!?」

「取り繕えてませんよ…」

 これなんなの????

 やばいな、いつにも増して思考が死んでる。いかれてる。一年前くらいにもあったか。

「とりあえ」

 バァーン!バァーン!と二度の銃声。

「な」

 一発目が刺さる寸前に消え、クアーロちゃんが落ちてきた。

「お前、会話通じるんだな?」

 いつになくどす黒い声。

「ひぃ!?あっ、お嬢!はい!私めは老齢とはいえ、神獣カリストー様との旧縁もございまする身であります!」

「ああ…キムン隊の?」

「はい!キムン隊副隊長ベアリングにございます!」

「それなら植物って蓬莱の枝!??」

 なんかそれ聞いたことある。金と銀と真珠のやつ。

「もどきにございます。一般には毒であれどなかなか美味な果実をつけるのですが、あれが近くで腐ると自信にも害が及ぶようなので、食べてついでに種を運んでいたりするのです」

 なんだその共生関係。植物と仲がいいのか、そう言うとなんかおかしいかも。うーむ…。

「それ利益あるの…?」

「私めにその毒は効きませんし、美味しいですし、何より天敵がおりまして、やつから身を守るのにちょうどよいというのもあります」

 食虫植物?いや、あれ多分虫だけど普通の虫じゃあないよね。でかいし。

「ふぅん」

「言い訳がましいですが、ドライアドの奴に騙されました。入ってきた人間どもは神敵だと」

「あー、リックの時点で気いてたのね」

「…はい、イナバ様とイヅナ様の末裔でございますね」

「それだけ聞くと百合百合してるなぁ…」

 なんかよくわかんないけど誰かが嘘ついた?

「後でそれとなく世界樹様にいっておくから、休んでいて」

「承知しました、末裔様」

 熊がいなくなり、まさに一悶着あった。って感じの空気。

「ごめんね、クー。いなきゃ成り立たなかったよ」

「リック?あ、大丈夫よ。それよりあいつ絶対言われるまで気づかなかったよね、イナバ様の方は」

「そうだね、僕が狐族なことは見抜いたみたいだし」

「会話が長すぎてアルマちゃん困惑してるよー……ってか、あんたも呼び捨てでいいんじゃないの?」

 何を藪から棒に。もう親しい仲だし呼び捨てでも一向に構わんが。私が最初から呼び捨てなのが失礼なんだけどね。

「それでもいい?」

「いいよいいよ、オフでは敬語抜いちゃって」

「…そこまでは急には」

 それもそっか。

「ま、どっちでも大丈夫な位だからからゆっくりでもオッケー」

「そうですか」

 そーゆーとこ、かなぁ。抜くかどうかは知らないけどさ。

 もうすでに歩いて上る程度の傾斜だ。

「走る?」

「後が怖いのでやめておきましょう」

 競争したかったなぁー。

 とにかく、割とすぐに上にたどり着いた。

「ふぅ…疲れたなぁー」

「まぁまずあっち行くよ」

 急ぐクアーロちゃんを追いかける。まてー!


 ◎卯の神殿 裏の浴泉

  夜(現在浴泉時間は未設定)


 水浴びできるだけの水があるとはね。

「お風呂~!」

「テンション高いね」

 正直無駄に高いと思う。

「……ん?あー、トロワの蜘蛛かな、この桶の中」

「確かになんかいるみたいな気配だけするけど」

「じゃあ、他の桶を使うか」

 水をかぶって、体を流す。

「よーし、入る」

「私もー」

 クアーロちゃんやっぱりおっぱい大きいなぁ。

「何をそんなにじろじろみてるのよ」

「いやおっきいなあーって」

「……はぁ!?」

 ぐへへ、なんつって。まぁそれは冗談としても、ちょっと揉みたい。

「その手つきは怖いナ」

「よいではないかよいではないかー、その口調も今はいいでしょ?」

「そっちはいいけど揉むのはだめ!」

「減るもんじゃないんだからさー」

「やーめーてー」

「わーわー」

 楽しいこれ。


 ◎視点 特になし

  その頃トロワは


「……!!」

「どうしたんだ?トロワ君」

「これを見せてやろう」

「ぐ゛ばっ゛!?」

「何その二重に濁点ついたみたいな声」

「な、あ、何これ!?」

「obseから流れ込んで来ちゃった、共有しておくから、心臓に悪いんで止めてきてくれよ。桶の上にタオルでも掛けてくれって」

「了解、全力で急ぐ」

「うん、ここからなら君の方が早いし頼む」

「うん」


「……行ったか。あー、びっくりするよこれ。……二人とも、凄い綺麗だなぁ」


「やばい、綺麗すぎて…というか、獣の本性が…理性保たないと。大変だな」


 ◎ウサギは年中発情期といわれていますが単純に買われてるラビットは発情期が季節に依存していないだけです。キツネは冬。……だから何かと言われても困るにゃ。

 ボク?別に季節関係なくかわいい子におねだりされたらにゃ☆


 ◎視点 アルマ・ブルーム

  続き


「まぁ、本気で揉もうとはあまり思ってないけどさ」

「あはは…勘弁してよね」

「ごめんごめん」

 本当に申し訳ない。

「ん、なんか走ってくる」

「え、何が来てる?」

「多分リック」

 何ですと?

「のぞき?」

「そんなダイナミックなのぞきある?多分その気になれば隠れてこっそり見られるよ?」

 え、まじ?それは少し恥ずかしいな。タオル巻いてないし。

「クー、そこの桶にタオルかなんか被せて」

「え?」

「―――~~~~~!!!!!」

 トロワの蜘蛛ー!!!監視用!!!

「っ!!」

 投げる。見事かぶせられる。

「ってか教えてくれていいでしょ私!」

「え、あ、み……みた!?」

「トロワ君、共犯にするためなのか目に毒だったのか、わざわざ共有して説明省いてきた」

 それって。

「忘れて。忘れロ、その頭からケシてアゲる!」

「ちょ、ちょっと!?」

「ストォっプ!そのまま出たら直で見られるでしょ!?」

「あっ!そっか!」

 私も見られてるけど…まぁ、いいや、なんか。過失じゃないし。とりあえず別のタオルを巻いておく。そっちの方だしね、戻るの。

「じゃ戻ろう!」

 ……やっぱいやだー!

「え、うわぁ!?」

 未来からの声が手遅れだったらしく、思いっきり足を桶に引っかけた。

「なっ!?」

 ギリギリでフォリックが受け止めて、抱き寄せてくれた。

 そしてそこを通る一本の矢。

「誰だ!Pile(ぱいる)!」

 投げたアンカーにテレポートしたものの、追いかけるのを諦めたらしく着水。

「……リック!いい加減離して!」

「あっ!ごめんなさい!」

「えっ、何のこと?」

 立ち上がって、矢を見る。

「がぼっ」

 何か音がしたがこちらの方が大事そうなので…………ん?いや、今のやばくね?

「何が……死んでる!?」

 いや、生きてはいるが、息が非常に荒い!

「あれ、もしかしてさっき抱きしめたので興奮しすぎた?」

 やばい。

「はぁ……まぁいいや、後で話そうか」

「あ、うん………」

 何か、ごめんね。

 興奮しすぎて倒れたのは間違いないだろうフォリックはとりあえず刺激しないように立ち去ることにした。ごめんね?

なんかお花って好きじゃないんだよね。私はこんなだから、……え、それじゃ伝えられない?あ、ごめんごめん、まとめて書くんだけっけね。じゃあこの部分も残しておいてよ?えっと続きは……あ、そうそう。私はヒーローになりたいからさ、お花を愛でるのは自分に合わないというか。そう言うのは、無骨なヒーローの仕事じゃない気がして。淡々と生きていくのはまるで無気力かもしれないけど、私は、信念一つで生きられると思うの。余計な何かを望んで、探しちゃだめだと。何より大事だって断言できる何かがあるなら、そのためになるものしか望んじゃいけないと思ってもいいと思ってね。

もちろん、何より大事であることを妥協してそれを望んでもいいんだよ。無理はいけない。だって、全部好きでやることなんだから。

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