余談 狂乱の景色
カタカナが半角にならないことを今知りました。
◎視点 トロワ・スターリバー
離れて、遠隔で見ている限りでは美しくすらあった青い炎。
あれは…混じってた猛毒については、伝えない方が良さそうだね。多分だけど(-"-;)
「お父さん?」
「何だ?」
静かめな会話をする。
「お母さんはどこ?」
自分ではお母さんを見つけられない。普段なら時間をかければできるかもしれないが、今はそんなに余裕ないし、お母さんも全力だろう。
「今どこかは見つけられん。捉えられていないのだろうな」
「大丈夫?」
「あぁ、私にベヒーモス越しに連絡は来ている」
「オーケー」
安心した。わかる限りで危険な状況のは主犯を追ってるクアーロ姫とやたら危ない橋を渡るアインスさんくらいだ。
どちらもどうにかなるだろうし、フォローも十分できる。
「バトル漫画みたい」
「…主要な人間を死なせはせんよ」
主要でなくとも死なせないようにしなくてはいけないのですが。
それは理想でしかないのも事実か(•レ•;)
「はじめに一匹は終わってることを伝えるべきだったかもな」
「血の収集?」
「うむ」
僕に対してのそれは珍しく、お父さんが独り言を語る。
それを聞きながら僕は自分の作業を続けていた。
n(・-・n)nイマボク、クモデス。カンシシテマス。
nn(_ _)nnコンゴトモヨロシク
……台詞選びを少し間違えたな。怖いよ。
◎その後(花の月11日の昼頃)
お母さんが帰ってくるだろうことがわかったらしいのでウキウキで待ってます。
学校については風邪で休みました。
いや凄い熱だよ?熱だけでだるくはないんだけどね。
(^^;;ミ_トケカケ
しかし…眠いなぁ。っと、反応あり。あ、れ?
「ヴァサゴにある。十が来た」
うわぁ。
「そうか…了解だよ」
「うむ。君の父にもこれをお伝えした」
「ありがとう」
「ゆっくり休むことだな」
悪魔が僕の使い魔を通して通信してきた。
十は…ツェーン。えーっと…。
「やっぱり寒そうね…毛布もう一つあるかしら?」
(-_-)zzz…(=_=)zz…?
おっと……寝てた。
「おはよう」
「うん、おはよう。お母さん」
お母さんが帰ってきてた。
「おかゆ作っておいたけど、食べる?」
「うん」
答えて、自分で起き上がる。立つのはさすがに怠いが、とりあえず椅子に座る。
「ふぅ…」
一息つく(-. -)
眠気はあるなぁ。
「はい、どうぞ」
「いただきます」
食べる。( ̄~ ̄;)モグモグアチィナ
「おいしい?」
「うん」
食べやすい。
「よかった」
笑顔がまぶしい。こういうのもなんだが、お母さんは美人さんだと思う。
ヤマトナデシコって感じ?
「ごちそうさま、ありがとう」
「うん。ゆっくりしてて」
お父さんはずっと前に一目惚れしたんだ、と言っていたなぁ。
あ、僕の好みのタイプは活発系の年下です(いらないよねこの話)。
「寝る?」
「うん、お休み」
毛布に入る間に、うーん、と考える声が聞こえた気がした。
しばらく横になっている。
「…ちょっと失礼?」
ガサゴソと僕のベッドの中取り出したのは黒い板のようなもの。
「何かしら?」
こんこん、とたたく音を聞くと、少し眠気が襲ってきた。
無駄に心地いい音だ。
「……分からないなぁ。まぁいいや。改めて失礼?」
そしてお母さんがベッドに入ってくる。え(゜Д゜)!?
なんで?
「寒いでしょ?ほらこっちこっち」
と抱き寄せてくる。
「うわ冷たっ?…さっき毛布干したからそれまではこうして暖めてるわ」
どうやら僕は寒気を感じていたようだ。気づけなかった。
「ありがと」
大人しく甘えておこう。ませた気持ちが相当恥ずかしくさせるが、とても甘えたい気持ちもある。
とりあえず、お休み…。
(-_-)♪(心地いい)
家族。ところで親に甘えることは大人になると難しいものなのでしょうか?




