王城の一日 余談
王城の一日 昼 の別視点です。
続きは少しお待ちいただくこととなってしまいます。
一刻も早く投稿できるよう尽力いたします。
◎視点 パイン・ブルーム
ブルーム王城 世界地図の間(1階)
とってもおおきないろんなちず。しかくいのにまるいの。
そして、ちきゅうぎ。
「おにーさん、ブルームおうこくどこ?」
ちかくのひとにきく。
「ああ、それならここだ」
そのひとは、ちきゅうぎをくるくるまわして、とめた。
「この北半球のところだな。海のようなフレア湖はこの国の中心だ」
あ、いったことある!
「そこにおられるフォリック殿下の国、妖連邦ミラージュはその南だな」
へー。ほかのくにのことはぜんぜんしらないからおぼえないと。
「今度、ゼクス様とこちら、西のゼロスサンに向かっていただきます。この国の北、エルダーアース狂国の件で……って、そんな難しいことは別によいでしょう」
わかんない。
「ドリアード子爵」
「フォリック殿下?アテス殿は?」
「それより、ここに妖術使いは招いたか?」
「いえ、そんなことはないですが」
なにかある。
……………わかんなすぎる。ヤなかんじがないからだいじょうぶだろうけど。
「っそこだ!」
「なぁ!?」
だれかでてきた!にげた!まてーー!
「My wisdom teach me how to use the mana!
lightning lightning lightning dance!
lightning lightning lightning dance!」
おいかけっこしながらいうのたいへん。
「lightning dance!lightning dance!
lightning lightning lightning dance!
majic time start now!」
でもできた!
わたしのひっさつわざぁーー!
「いっけぇーー!ライトニングドラゴン!!」
「ちょ、ちょちょちょい待ってててて強すぎでしょお!?」
どっかぁーん!!!
「はぁ……はぁ……何で見つかったの?」
あ、ノインおねーちゃんだ。
「兎神獣の天眼を持っているので」
としじゅーのでんげんってなんかすごそう?
としんじゅーのてんげんってきこえたからいったけど、なんていってたのかな?
「なにそれやばい」
「栗鼠神獣の魅惑、犬神獣の天耳、猫神獣の気斬、狐神獣の離体、狼神獣の他心、熊神獣の神足と、私の持つそれをふくめた七つの先祖の力が一つ。まぁ、確かにやばい」
うさぎ、りす、いぬ、ねこ、きつね、おおかみ、くま。
じゅーじんはこのななつだったね。そういうことみたい。あいだがないせつめいだけど。
こういうのを「ひやく」っていうんだよね。
「やばいじゃねぇだろお前ら城ぶっ壊して!!」
「ひゃあ!!?」
「あーあー、本当だわ。え、どうしよ……」
「ああ、ゼクスさん。念話出ませんでしたね?」
さんしゃさんようってかんじ。
そんなことかんがえてるばあいじゃない!おこられちゃう~。
「ああ、すまんな、用件分かってたし、出にくかったもんで」
「場が悪かったですか。申し訳ない。…私は退散してよろしいですか?」
「待ってくれ」
「はい」
あうう………。
「パイン、とりあえずこいつにあやまりなさい」
「はい。ノインおねーちゃん、まほうぶつけてごめんなさい」
ごめんなさい。
「私はだいじょーぶよ」
「ありがとう」
ゆるしてくれて。
「パイン、フォリックについてってくれ。フォリック、昼ご飯は頼む」
「分かりました。さ、いこう!」
フォリックでんかのかおしょーめんからみるのはじめて!
「うん!」
さしだしてくれたてをにぎって、いっしょにあるくの。
おひるごはんなにかなー?