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♯外伝 魔力オーロラの日 ノインの観戦

これは外伝と言うより没案です。

10/1 今更だけど15カウント

「じゃあ天国からいくぜ。

1白

2黒

3赤

4青

5緑

6灰

7黄

8半分だからここで帰るぜ

9white

10black

11red

12blue

13green

14gray

15yellow

うーん…この際だからabcアルファベット順にするべきだったかもなぁ?」

「紅茶をどうぞ」

「ありがとう」

準備が整ったらしく、お父さんとフンフの周りを皆が離れる。

「ほい!empress(えんぷれす)guardians(がーでぃあんず)(女王の守護者)」

何かが出てきて、彼女を守るように取り巻く。

「確かにマナはほぼ消えましたね。結構回復しているようですけれど」

「ほぉー。そうか。ってえかこの女、手潰しできるとはな」

なぜかフォリックとマラカッタのおっちゃんが実況をし始めた。肉声で。声ひびくな、ここ。

後マラカッタさんは手潰しって言うのね。誰か正式名称プリース。

shining(しゃいにんぐ)sword(そーど)(輝きの剣)。ground(ぐらんど)sword(そーど)(大地の剣)。よっしゃ!fusion(ふゅーじょん)(融合)!lava(らう゛ぁ)sword(そーど)(溶岩の剣)!」

光の剣と大地の剣を作り出し、重ねて赤い輝く剣を作り出した。かがやき!

えっと、すごい。

「いくぜ!」

正面に構え、走り出した。


◎視点ノイン・スターリバー

決闘の観戦中(隠れてます)


お兄ちゃん…また無茶しちゃって。

異界の知識……白銀の、日本の、その知識。多くを使いこなしているのはお兄ちゃんとあなたくらいね。専門知識に限定するならアホ助のアハトとか色ボケのツヴァイとかいるけど。

ふうちゃんはあまり得意ではない魔法を使っているからか、かなり集中している。

苦手な魔法であればあるほど、消費が重いとも聞いているし、そういう意味でも、今は効率がいい。

多分才能のあるあの子たちには関係はないのだけれど。

しっかし、方言はすっかり忘れたなぁ。頭の中の口調でさえ、方言が抜けきっている。

「(ところでノインさん)」

(はあい?)

そして見られていたらしい。口パクでいいよね、多分。

「(あの魔法と、あの様子。もしかして)」

(ええ、彼があの命魔殺し)

狂国の魂そのものを使って呼び出される使い魔。それを倒せた者への称号。それは死と向き合い、生き延びた者。しかし、それは、本来たくさんの死の上に成り立っている。

まぁ、お兄ちゃんは一人でやったんだけどね……。

典型的なチートだチート。一周回って人生面白くないやつ。まぁ、常人からは飛び抜けてても、神よりは弱いし、それ以外の中でも最強、というわけではない……よね?

そうこう考えてたら、もう火星人風の生物を切り捨てた。緑の血は怖い。

「うわぁ」

「傷がエグいなぁおい、ガキに見せんなよ?嬢ちゃん達」

「かしこまりました」

いや、その嬢ちゃんも大分怖がってるから。やめたげて。

shineroar(しゃいんろあ)

光の叫びがあたりを攻撃する。見た目の割には使いやすい。全方向に無差別攻撃してるようにしか見えないのに結構前だけだし。

しっかし、戦争とかしないのに物騒な。

ignition(いぐにっしょん)hydrogen(はいどろげん)!」

「何ですかね?」

コマンド、バリア!!コストフル!

(まずいよ!!防護魔法総力展開!!)

「了解!!!総員、防護魔法展開!攻撃を外部に出さないで!!タイプA固定!」

やる気だ!イグニッションハイドロゲン。意味はそれぞれ、点火、水素。だよね?

タイプAって何だっけ?

「子供たちに見せられるのは今だ、ってことかぁ」

あー、フンフいいこと言った。あの魔法下手に使うと自滅するしねぇ。

atomic(あとみっく)birdcore(ばーどこあ)(核の鳥の核)」

太陽の光。核の力。それらを全力で放つ。

この防護魔法の性質上、外部から入ってきた光は通すが、内部で発生した光は通さない。

でも外部の光は、中の色に影響する。結果は、結界の中が赤黒い。いぇい!訳わかんない!

とにかく外部の被害はナッシング!

「ノインおねーちゃん、ぼーごまほうってなに?」

「え」

なぜばれたし。

「えへへ」

「今度はわかりやすくしてたからだと思いますよ」

「ああ、顔に出てたのか」

……ああ、そっか。全く、母親に似てまぁ。カンペキにやらないと隠れてるのがすぐばれる。

「何かを防ぐ魔法のこと。結界魔法とか強化魔法とかいろいろ」

「ざっくりー」

そうだねぇ。確かにざっくりしてる区分け方。説明もだけど。それよりなんて返そうかな?

(「適当に乗っかれば?」)

それでいいか。

「ざっくりー」

「ざっくりー」

「何でフォリック様まで…」

とりあえず様付けだけど、もはや意味は無い。さっきは普通にため口だったし。

「あ」

気がつけば、火星人らは全て消えてる。

「ふぅー」

終わったらしい。

(「そうか、もう帰れそうか?」)

ぜんぜーん。天気はまだまだ荒れてるし。ってかあなた、何で答えてくれなかったの?

(「ちょっとトロワを(しか)ってた」)

ああ、そういうことね。

(「悪かったな、ノイン」)

……ん。

(「絶対照れてる」)

余計なこと言うなぁ!そうだけどさぁ!……あ、聞こえてるんだ。

(「かわいいやつだな」)

う、る、さ、い、ん、だ、よ!!

はぁ。とりあえず、夜までここに居るから、ご飯はお願いしてもいい?

(「うちで食べるのか?」)

ううん、今日はここで食べる。

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