ラタちゃん放浪記 ぱーとX
学校の事情もあり、さらに遅れてしまいそうです。申し訳ありませんがこちらでご勘弁を。
南の辺境に着いた。
皆疲弊している(疲れ切っている)が因幡と私だけそうでも無かった。
まぁ、私は元々があまり働けないのでね。因幡は因幡でなーんか色ボケしてるし。何で人間に惚れたし。
そんなんだから、任務はもうこなせないかな。ああ、そう思うと、自由だな。やることないな。やること、ないな。
「うん、面白くない」
そうぼやいてしまったのも致し方なし(しょうが無いよね)。
しかしまぁ、きれいな海だこと。海の美しさは確かなものだけれども、私花より団子なので。
カリストーは海が気に入ったらしいが。
「ここで船つくって、魚食って過ごすぞ」
とは彼。
自由だなぁ。ん?あれ、よく考えると、こいつも食うこと考えてるぞ?
この後はしばらく破れていて読めなかった。
◎視点 栗鼠神獣ラタトスク
この放浪記の破れたシーンの所
まぁいいや。
「バカテト」
「馬鹿言うな!」
バステトは少し頭が悪いのは本当。
「さぁね、何のことやら。それよりお前は因幡の邪魔するなよ」
「だれがイナバの邪魔なんかするか」
本当か怪しいんだよ。
「じゃあ行くわ、オレも」
「そうしな、多分うちらは解散だ」
「……そうか」
少し悲しそうな声色をしている。
「じゃな」
「うん」
仲間であるが故の端的な言葉ではあるけど、大事な言葉。
「いったよ、出ていいよ?」
「おう、どうした?」
ガルム?あいつはなんて言ってた?
「ああ?何だってそんなこと聞くんだよ」
イナバの邪魔されちゃ困るの。邪魔は人間だけでいい。
「つーったってよぉ……」
だからさっさと答えなさい!!
「はぁ、心配は無用だ、とだけ言っておく」
…。
「aura…」
「クソが!イナバと同じだ!人に言わせることじゃねぇだろうが!ふざけんなよ!」
「あ、それは、とてもよくないね」
「……はぁ」
ごめんなさい。
「……………はぁ、しょうもねぇやつだ、お前はいつもそう」
「え?」
「お前さ、利用するとき以外察し悪いんだよ」
「そうなんだ」
「…ああ」
そうか。…そうか。
余計なことばっかしてるなぁ、最近。




