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町中の散歩と昼食

後書きに手間取り投稿時間に遅れました。

申し訳ありません。

後書きにもありますが、集合体恐怖症の方はお気をつけください。

 演劇が終わり、幕はすぐ上がった。

 それを見つつ、(あき)れ混じりの余韻(よいん)に浸る。

「どうにも引っかかるのですが、あれ話の一部ですよね?」

 しばらくしてから、疑問をかけられた。

「うん。あれは後半の方」

 後半。それすなわちあのリスのせいでエロス多めなやつ。

「そうなんで…っ」

 フォリックのおなかがぐーっと鳴った。

「お昼、この先でいい店があるから、そこでとろうか」

「……はい」

 顔赤くしてる。

「この先にあるんだけど、ちょっとわかりにくいんだよね」


 ◎スクエア地区 西央位5番目-北度2の区域の裏道

  13:10


「ここ、危ないんじゃ?」

「大丈夫よ、ここはね」

 ここはいわゆる闇市。

「というかここに?」

「うん。おいしいところがあるんだけど、私たちだと値は張るかな」

「私たちだと?」

 そう。私たちは、ね。

「ここの人たちは悪人なのではない。ここは生活に困った人たちが共同で住む場所なの」

 つまり。

「ここらの店自体が、そういう人のための店。だから本当は私たちは来れないんだけど、ちょっとあってね。まぁでも代わりにお金落としてってくれないかってこと」

 たいした話でもないけどさ。

 と、あったあった。

「大体分かりました」

「うん、ちょうどついたよ。こんにちはー!」

 目の前の壁を押して開ける。

「おおー、アルマか!」

 コルルのおじいちゃん!おひさだー!

「へぇ、大きくなったじゃあねぇか」

 あ、ミリャのお父さん。

「まぁねー、ミリャ元気してる?」

「ああ、大分よくなった。しかし、おてんば少女に彼氏ができたとは……」

 いやいや。

「そんな関係いつなったんだよ!」

「はっはっは、やっぱアルマはアルマか!」

「ひど!?」

 皆笑いだす。うん、さほど変わりないようで。

「あ、あの、ついて行けないです」

「おう、いらっしゃい。こっちどうぞ」

 コルルのおじいちゃんが席を用意してくれた。

 狭いから折りたたみ式のいすと机を使っているもんだから毎度毎度大変なのだそうな。

 手伝ってから、席に着く。

「例のやつで良いんだろ?」

「うん、二人分よろしく」

「おうよ、だがその前に、だ。兄ちゃん、辛いのとか酸っぱいのいけるかい?」

 ああ、それきついもんね。

「問題ないですよ」

「そうか、ならやるか。おーい、上客だぁ!いつもの!」

 よっしゃこい!

「アルマか?」

「そーだよ、コルル。おひさー」

「ん、久しぶり。はいこれ、プディーシー」

「ありがとー」

 裏からやってきてプディーシーをおいた浅黒い肌の白髪の少年。

 久しぶりにコルルに会ったな。

 うん、おいしい。

「はい、どうぞー。これはミント入りのヨーグルトジュースなんだ」

「へぇー」

「プディーナーラッシーっていうんだけど、長いから略してるの。おいしいよ」

 長いかはさておき、ミリャが考えた略称(りゃくしょう)は大受けで広まってったっけ。

「コルルは調子どう?」

「好調だな、プディーシーは完璧に出せるレベルまでいった」

 それはそれは。

「あっ、じゃあこれ」

「おう、俺が作った」

「ほへー」

 カリーは大変だぞー。知らないけど。

「おいしいです」

「よかった、口に合ったみたいだね」

 そうみたいだね、安心。さて、フォリック?

「じゃ、仕事戻るね」

「うん、がんばれー」

 さっきっからなんか気になってるようですね?

「仲いいんですね」

「うん、昔はよくここで遊んでたもの」

「そうだったんですか」

 それだけだったのね。まぁ言いにくいことあるし…。

「それもこれもあいつがいなくなってなぁ」

 おいこらじじい!

「余計なこと言わないで」

 全くこっちの気にもなってよー!

「あーわりぃ」

「何か…」

 あったのか、とでも言いたげな様子で見られてるけど、話すつもりもない。

「まぁ聞かないでくれると助かるかな、暗い話だし」

「ああ、はい」

「辛気くさい話し続けないで()いもの食べて英()養え」

 はいはいわかったわかったーー。

「いただきまーす!」

「いただきます」

 本格的に再現されたインドカリー。おいしいぞー。

 ただしスプーンで食べるものとする!

 パクッとな。

「リアクション欲しいなぁ」

「これ、すごい独特……」

 いや、料理に対してじゃなくて無理のありすぎるオヤジギャグに対してだと思う。

 それはそれ。料理に対する反応は知ってた。

「まぁそりゃあね」

 独特なのはしょうが無いね。

「独特の辛さってやつだねー」

 でもそれがおいしい。おいしさバツグン。

 パクパク食べながら何を話すか考えていた。

「あ、プディーシーもう一杯ちょーだい!」

 フォリックの顔赤すぎてやばそう。

「OKey!あいよー……って顔赤っ!?」

 そう、赤いのよ。

「辛いなら無理しないでね……?」

 無理するとろくなことにならないよ?

「あつい。すごく。ありがとう」

 素が出てるとそんなしゃべり方するんだ。小さい子みたいな口調だね。

「あつつい。したが。さますべき。こうかい。」

 あ、辛かったわけじゃなくて熱かったのか。

「熱かったのね」

「うん」

 しかしどんだけ猫舌なのよ?狐だけど。

 ってゆうか熱いだけなんだったら水の方がよかったかな?


 あの後治ったフォリックははずかしくて顔を赤くしてましたとさ。おしまい。ちゃんちゃん。

 いやなにがおしまいだよ。本番はこれからだってのに。

以下集合体恐怖症の人閲覧注意

いかしゅうごうたいきょうふしょうのひとえつらんちゅうい

ここからはちっちゃいあつまりがいやなひとはみないでください


ついでに説明する意味も特にないです。












西央位5番目-北度2について

央位5がx 中心がs


oooooo

oxxxxx

oxoooo

oxoooo   ここが北度2

oxoooo

oxooos



全体図はこう

央位5番目の北度2をaとして

(eは図の後)

eoooooooooe

oxxxxxxxxxo

oxoooooooxo

oaoooooooxo

oxoooooooxo

oxooosoooxo

oxoooooooxo

oxoooooooxo

oxoooooooxo

oxxxxxxxxxo

eoooooooooe


となる。この図の通り、央位は1から6までである。

東西南北度は0から4までの5段階である。

5までないのはeの所しか該当がいとうせず、ここは北西央位6番目、などで通じるため

 説明した意味は無いです。時間とって済みませんでした。

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