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町中の散歩とイヌ科の知識

5/12 補足 この知識はインターネットで軽く調べただけなので活用する際は絶対正しいと判断せずよく調べてください。

      実際油揚げについて改めて調べたら言われてることがまとまりなさげだったので。本文を編集するほどの矛盾は見つけていませんが、見つけ次第編集する次第です。

 ◎ブルーム王国首都メンタル スクエア地区

  商店街東通り 西へ移動中

  11:00


 相変わらず(にぎ)やかな商店街。

 ただ、今日はやけに賑やかだ。

 何かが騒いでいるようで、とても不思議な感じだ。

「三公爵家、という単語が多いですね」

 フォリックが言うには、三公爵家はフィロソフィア、イフリート、カウントの三家らしい。

 イフリートは知らないなぁー。

 フィロソフィアはジェーンにお世話になってるし。あの子のおしとやかなのに強引な印象が強い。

 カウントはちょくちょくお世話になってる?感じ。フォリックは、あの三つ子に対するマリルの反応は楽しかった、ってさ。気になる。すごく。

 ってえか、そのやりとりいつかは知らないけどさ、その時点でフォリックは城にいたんだよね。

「フィロソフィアの伝説、ですか。なんか気になりますね」

「結構面白い話だよ?」

 なんか白熱してる戦いと悲愛(?)の話。

「ざっくりでいいので今度教えてもらえます?」

「ああ、一語一句違わず覚えてるよ?」

 あの魔法やっぱ究極便利。

「それどのぐらいの長さですか?」

「千ページくらい」

 ざっくりだけど。

「……要約していただけません?」

 だよねー。

「うん、頑張る」

 まぁそれはそのうち。

「さて、と」

 ジュースでも買うか。

 あのモコフード少女がいたお店が、ちょうどそこにある。

 何で路地の入り口にあるんだろう。

「ジュース飲もう?」

 フォリックにたずねたが、別の方を彼は見ていた。

「どうしたの?」

「いえ、知り合いの気配がした、というか妖気(ようき)が見えたような」

 あらー、それはまた。

「その知り合いもたまたま来てたのね、どんな人かしら」

 気になるわー、わーわーわー。

「それより、さっきの聞いてまして?」

 …あれま、言葉づかいがていねいになってるぞ私。

 元々不慣れな言葉でもないからまぁいいでしょう。

「あー、ジュースですね」

 キツネって果物だいじょうぶなのかな?

「キツネって果物大丈夫なのかな……?」

 あ、いっちゃった。

「消化器は純人(じゅんじん)と同じから、私は問題ないです。のみたいです」

 あ、そう。

 よかった。

「キツネは大体食べるのではないかと。あ、油物と肉は好き、いわゆる油揚げは意外に好きでもないけどあると食べたがりはする」

 細かっ!くもないか?

「メンチカツ屋にキツネの大群が来たときは大変だった」

「あー、肉に油に」

「いや、玉ねぎがあまりキツネの体によくないらしくて…」

 へーそうなんだ、メンチにも玉ねぎあるからね。

「ちなみにキツネはイヌ科なのでその基準で話てますが、問題なかったので多分合ってます」

 へー、犬の仲間か。

「いらっしゃいませ」

 あーっと、私はー。

 ふむ。果物オンリー。基本この場でしぼってる。質は高め。こだわりあるのはこの辺。コスパいいのはこっちら辺かな。となると。後は今の気分で、決めた。

「イチゴミルクジュース!」

「あと、ストロベリージュースも」

 イチゴもストロベリーも同じなのに自然とこうなる不思議。

「かしこまりました。ところで犬はタマゴがだめだったような気がするのですが」

「卵白使ってなければいいそうで、いろいろ工夫してたそうです。そこの詳細までは知りません。そもそもキツネもだめなのか知らないですが」

 イチゴが魔法の補助を受けつつジュースへと変わっていく。魔法で0から食べ物作りたいわー。

 一応、魔法ってマナとかさえ足りれば何でもできるし。

 今度考えてみよう。

「お待たせしました、710円になります」

 あいよー。ぴったり。

「お買い上げありがとうございます」

「じゃーねー」

 さ、いこうよ!

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