short&long~二人の力
long過ぎるんだって。
いきなりですが一部ミスがあります。
◎漁業街カストー 渦の港
船がたくさーん。位しかいうことはない。町並みそのものはさほど変わらないので。強いていうなら舗装された土地がずーっと続いてるくらい。
「お~?すごいやつ用意したな」
「どれ?」
「このでかいの」
……。でかすぎでしょ。
「あれは城ですか?」
「城よりは狭いだろ、ってか完全に女王やってるときの気分か?」
「そうですね」
ほぼ何もしてないのに染みついてる。やっぱり雰囲気って大きい要素だね。
「入るぞ」
「はい」
目の前で入り口ができたので入る。
◎視点 フォリック・ミラージュス
師匠…アテスとの鍛錬。
「やはり君には、刀は向いていない」
と言われてしまった。
「あぁ、あくまで殺し合いにおいてだ。鋭く的確な刃だが、いかんせん力があまり強くない」
まぁ、自覚はある。今までさほど支障はなかったが。
「その膨大な妖気を生かした力押しを覚えよう。君の空薙ぎ…その上位系でも作っておくといい」
…難しくないですかね?
「ならあの刀、完成させておくべきですね」
多分、空薙ぎより高出力にしようとすると並の刀ならすぐ壊す。
ってゆうか、そもあれ出力を押さえて刀なしで使えるようにしたやつだし。
あ、シューが来た。
「どうしたの、シュー」
「招集だって、今来て」
「なるほどね」
あー、戦争か。使命だと思ってるけどさすがに嫌だな、少し。
◎視点 アルマ・ブルーム
船の中を歩く。
「ふぅ…だめね、いうことを聞かない。直しておいて」
「承知っす!」
エルフさんと、船員とおぼしき熊族が話してる。……熊族だけさ、なんか毛深い印象。
船の各所の確認は後ほどすることにして、ちょっとお父さんと模擬戦。
とりあえずラーブァの代わりの棒を二本取り出して、構える。
飛ばすときはウィッチのまねして操作するつもり。
まぁ…そんな余裕なさそうだけど。
「よいしょ」
お父さんは光を通さない空間を剣のように作ったそう。何だそれ。
これで、互いの武器がぶつかり合うことはない。
「二つだけか?」
「普段そんなもんだよ」
「たしかにな…ってか、お前基本飽和攻撃じゃ」
「数が安定しないけどねー、いくよ!」
とはいえ、そこは子供と大人。どうしても身体能力に差はある。
「素の反応も対応も十分早いな」
どう振るっても当たらない。お父さんは逆手に持った剣(なのか?)を背に向けて構えて、いつでも振るえるのにフェイントだらけで振ってこない。
「てぃ!」
すっぽ抜けさせて飛ばす形式に変える。
「…攻勢に出るぞ!」
積極的に振るう。一定のリズムをとらない代わり、次までは長い。
「緩いぜ!一個一個の動きの技量を引き上げろ!」
なんか、かなりの真剣さを感じる。リックに感化されたのかな。それとも、この先が不安だからかな。
「全部よけてる…」
「多分、今のお前ならいくつかあっても一個の時と負担は変わらねぇだろ」
「そうだね、消耗はねー」
「つーっても、炎は基本禁術だろ、思加魔法使えばいいんじゃね?」
「まぁそうなんだけど」
難しいんだよね。
「ようやく、お母さんを助けられるんだよね」
「おう、時間かかりすぎた。結局力業で突破するだけだけどな」
そんないいよう…。
「全く、派手なもんだ」
目がうつろなんですけど。あ、やべ。
「ほい、勝ち」
油断してなかったんだけどなぁ。当たってしまった。
「うぅん…」
「俺もこんなもんか、なんとかなるかぁ…?」
「調子悪い?」
「というかしばらく狩りしてないからちょっと体がへたってる」
なるほど?ところでそれ人じゃないよね?
「一応いうが、魔物狩りで一時期荒稼ぎしてたんだよ、もともと自分が生きる分しか稼ごうとしてなかったから焦っちまってな」
なるほどね。
「魔物かぁ…この先たっぷりなんだろうなぁ」
「多分な」
重い。まぁいいか、練習にはなる。
「女王……か」
そんな立場にいたのも一瞬。もうすでに大体いつも通り、聖女に名をつけられるくらい魔法の強すぎる女の子として、生きてる感じ。
なんか、これがいいなって思うんだけど…。
リック君達との関係は、どうなるのかな。終わってからも仲良くしていきたいけど。
「さて、編集しますか―――thinking accelerate、
memory checker、
memory editor!」
さ、切り替えていこう。
命がけの覚悟を決めて、本当の冒険へ!
ミスについて。マリル視点などからツェーン=根本柊也なのは描写しましたが、アルマ視点では今回編集時点で把握していない(ツェーンって誰という状態)なのにツェーン呼びで思考していたのです。諸事情あってそこを編集したくないのでここでお伝えするにとどめさせていただきます。
後しばらく時間とって休むかもしれません。といっても最近全く投稿できていないですが…。遅筆。




