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とある武芸者の話 Superbia-enemytale(傲慢の敵の話)

3日目/3日

予約投稿とやらをしたタイミングではまだなんともいえないのですが、もしかしたら続けて次が出るかもしれないです。

 それは、一応、見た目自体は獣人だが。

 中身はそんなものではなく。

「やぁ」

「うざ」

 しかし、話しかけられただけでこれである。

 この悪魔は愚かだ。

 もう身を滅ぼすに違いない。

「どうする気?」

「知らん。最悪記憶消去と自爆。てめぇもな」

「こっわ」

 知ってるシナリオへと突き進む愚か者が見てて愉快極まりない。

 そうだろう?こいつは王に毒を盛り、姫を誘拐し、奴隷を脱獄させ、少女をけがした。罪人だぞ?

 そんなのが、何かのついでで殺されるのだ。笑える。小物みたいだ。実際小者だが。

 あぁ愉快。どのような悲鳴をあげるのだろうな?どのように傷つくのだろうな。どう抵抗するのだろうな?

「あぁ、楽しみだ」

「私もさ、じゃあな。嬢ちゃん」

 何もわかってなさ過ぎて、あの醜い容姿も可愛らしくすら感じてくる。

 さて例の名乗りを上げてやろうか。

 私たちは、全てを望む。蔑み嫌う高貴(笑)な者どもに感謝の略奪をしてあげよう。

 猫神獣の忠誠は欲望のためにあり。望まぬもの、醜いものを全て壊し斬り刻んだ。

 忠誠を捨てたのは愛故に斬れないものがいて、そこから何も斬れなくなったから。

 でも、私は何もかもが嫌いだ。何か美しいと感じられるものがあるでもなく、己の体以外を醜く感じる。そんな私はきっと望むままに壊して斬るだろう。

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