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その3

 異様に前振りが長くなったけれども、一気に本題に入るね。


 「異世界」、「現実逃避」、の場所であるはずの文芸部に晴れて入部したわたしだったけれども、逆に、ぐっ、と現実世界に引き戻されることになった。



  ”文芸部 部長 安念 譲”


 1年生の春、部活動紹介の全校集会があり、その時に配られたレジュメに書かれていたのがこの名前。


「アンネン・・・マモルさん?」


 待ちに待った文芸部の登壇。


「あ、感じよさそうな人」


 背は高くないけれども、細身で自然な前髪の流れのそのhとを見てわたしは安心した。


「アンネン ユズル です。部員が少ないので2年生ですが、僕が部長です」


 え? ユズル? 


 ぱっ、とレジュメを見直す。あ、ほんとだ。

 

 ”護”、じゃなくて、”譲”だ!


 顔を上げるとステージ上で淡々と部紹介を続けている。


「いい名前だな・・・」


 蛇足でしかないけれども、”ユズル”、という名前を含めて、目の前に居るリアルなその人を好きになった、ということだ。

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