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それは確かに、此処に在った。  作者: 四季 いろは
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路地裏の邂逅

衝動的に書き始めてみましたが、実際に書くとなると難しいものですね。

こういう時の表現はこういう言葉でいいのかな?と迷うことだとか、言い回しが分かりづらいかも...と修正したりだとか。

非常に目が滑る文章で申し訳ないです、皆様に楽しんで読んで頂ける文章をかけるようになる為に、日々精進していきたいと思います。

私たちが現在滞在している王都アストレイアは、貧富の差が非常に激しい都市だ。

皇城や城下町のある中心部はとても栄えていて治安も良いし、郊外の方でもそれなりに安全な暮らしは期待できる。

だが、スラム街のある方や郊外の裏通りなどの治安はかなり悪く、普通の感性を持った一般人なら絶対に足を踏み入れない。


幸いにも、私と私の仲間には生まれ持った戦闘能力がある為、それを活かした仕事をする事でお金を稼ぐ事が可能だ。

そのお陰で今もこうして、放浪の旅を続けながらもとても安定した生活を送ることが出来ている。


今日の仕事はもう済んでいる。

だが、仕事の内容が裏通りの薬物売買の取締だった為、仕事を終えて帰る際にも裏通りの近くを通らねばならないのだ。


「ねえ、ティア。」


裏通りの近くを通っていると、必ずと言っていいほど面倒な事に巻き込まれる。

だからあまりこの辺は歩きたくないんだよな、と思いつつ早足で歩く。


すると、不意に後ろから声をかけられ、そちらへ視線を向ける。

ティア、というのは私の愛称だ。

ユースティティアだから、ティア。


「どうした?カナメ。」


私を呼んだ声の主は、ツヤツヤでサラサラの黒髪と蒼い瞳を持った少年...カナメだ。

なかなかに可愛い顔立ちをしている。

彼は東洋の出身で、なんと言ったかな...着物、だっただろうか?それを身に着けている。


「あっちの方から、何か聞こえない?」


そう言って、私たちから見て右斜め前の方を指差す。

……確かに、何やら揉めているような声が聞こえる。

他の5人の仲間達も気付いたようで、7人で顔を見合わせる。


別に、助けに行かなくても私たちは困らない……の、だけれど。

ここで見捨てても後味が悪いだけだろう。

面倒ごとは非常に嫌だが。

非常に嫌だが!...仕方ない。


「…様子だけ見にいくか。」


そう提案すれば、静かに頷く6人。

見てみて本当にやばそうだったら助けるぞ、と言いつつ、声がする路地裏の方を覗く。


そこにいたのは、少しピンクっぽい肌の色と豊かな琥珀色の髪、そして菫色の瞳を持った、驚くほど可愛らしい小柄で華奢な少女--と、いかにもガラの悪そうな顔立ち・体格をした、恐らく成人済みであろう3人組の男。


少女は今にも泣きそうな顔で震えていて、どう見ても怯えているし、男達はそれぞれナイフ、拳銃、ロッドを持っていて、どう見ても脅しているような雰囲気だ。


助けるぞ、と仲間達に合図を送る。


...でも、どうやって助けようか?

まあ...殺さない程度であれば何しても大丈夫だろう、多分。相手も武器持ってるんだし。

けれど、問題はそこじゃない。


路地裏は狭いし、向こうは拳銃も持っている。少女も近くにいるため、小回りが利いて素早く相手を気絶させられる方法で攻撃しなければならない。


一応ほぼ全員槍術や体術、剣術は使えるが...皆、自身の得意とする魔法と併せてそれらを使用している為、この条件で使うのは危険だろう。


そうなると-...魔法と併せずに使用するのに慣れている私とカナメでぶっ叩くのが一番安全で手っ取り早いか。


カナメとアイコンタクトを取って頷きあい、他の5人を退らせる。


せーの、と小声で囁く。

その直後、私が出しうる全速力で、且つ出来る限り静かに走りだし、ほぼ一瞬で3人組の男の後ろに回り、飛び上がる。


私が狙ったのは一番手前にいたロッドを持った男で、カナメが狙ったのは一番奥にいた拳銃を持った男。お互いを真ん中にいる男の方に気絶させれば、真ん中の男も怯んで隙が出来るだろうという、そんな算段だ。


彼らの頭上から狙いを定め-...頚動脈の辺りを思いっきり峰打ちする。


カナメもほぼ同時に同じことをしたようで、真ん中にいた男の頭に、気絶した2人男の頭が丁度当たり、真ん中の男も気絶してくれた。...逆に凄いかもしれない、と少し感動しつつ、怯える少女に手を差し伸べた。


「大丈夫ですか?」

本日中にもう1、2話投稿したいと考えています。(できるか分かりませんが...。)

日本語がおかしいとか、わかりにくいなどがありましたらどんどん申し付けて下さると嬉しいです。熟考した上で修正していきたいと思います。

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