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一話

前に書いたものを、新しく書き直しました。

更新は少し遅めかもしれませんががんばります!!

拙い文章かもしれませんがよろしくお願いします!!


君は色に例えられないね。赤でもないし青でもない黄でもなければ緑でもない。

どの色にも当てはまらない。いや、どの色にも当てはまる、どの色にも染まる可能性を持っている。

だからこそ君は色に例えられない。しかし、もし君を色に例えるとするならば君の色は...



「ん、もう朝か...」

カーテンの隙間からこぼれた光をみて俺、羽織透はねおりとおるは呟いた。

またやっちまったなぁ~とりあえず、カーテンでも開けるか...

「うっ、眩し...」

太陽の光が朝までゲームをして疲れ切った目に容赦なく突き刺さる。眩しいというかむしろ痛い...てか春休みに入って何度目だろう?自分で言うのもなんだけどすごく不健康な生活をしてるな。もうすぐ春休みも終わるし元の生活リズムに戻さないと大変なことになりそうだな。例えば入学式の日に遅刻とか...

坂色学園さかしきがくえん、か...」

異能色いのうしょく。いわゆる超能力のことで老若男女問わず発現し、発現した者には特殊な力が使えるようになる。

能力を使う時、色の粒子が周りに出現することからその名がついたらしい。

いまでは異能色を持つ者を育成する学校も出てきて、俺が今年から通う私立坂色学園もその一つなんだけど...

でも、なんで入学できたんだろう?入学を許可する手紙が自分のもとに届いたときからこの疑問が頭から離れないでいる。

この学校にかかわらず異能色者を育成する学校は大前提として異能色をもってなければならない。

中学校では三年になると異能色の発現検査が義務づけられていて、そこで異能色を持っていると判断された者だけがそういった学校に入学できる。

けど、俺は異能色をもっていない。なのに入学を許可された。最初は間違いだと思ったが、ちゃんと名前も書いてあった。つまり...

「俺には何か特別な力があると、そうゆうことだよな!!」

自分には実は隠された力があって今はそれを自覚してないっていう厨二病なら一度は妄想したであろうこの展開!!期待していいよね?いいよね!?

「興奮するな...とりあえず朝ご飯でも食べて落ち着こう」

そういえば今日って何日だったかな...春休みとかって日にちや曜日の感覚がなくなるのよな。えっと...7日?もう7日か、四月に入ってもう一週間かぁ...はやいな~

「...ん?7日?」

なにか忘れてる気がする...なにか、とても重要なことを...

「.................................今日、入学式じゃね?」

そうだ今日入学式じゃん!!なんで忘れてたかなぁ!!悠長に朝ご飯食べてる場合じゃなかった!!

「そうだ時間は!?8時半か...」

微妙だが...俺ならいける!!そうとわかればさっさと着替えよう!!

「ホント、なにが『生活リズムを戻さないと大変なことになりそうだな』だよ」

現時点で大変な目にあってるよ!!見事にフラグ回収したよ!!

「よし、着替えたし、準備もできた」

あとは、己の脚力を信じるのみ。頼むぜ、俺の足!!

「行ってきます!!」




「羽織透君...とあったあった一年六組だね。これ、担任の先生に渡しておくように」

「はい、ありがとうございました。失礼しました」

......ま、当然間に合うわけないよな。春休みは引きこもりみたいな生活を送ってた奴の脚力なんて、たかがしれてるよね...

「結局、入学式には出れなかった...」

無駄に疲れただけだった気がするし、これなら歩いてきてもよかったんじゃないかな。今更だけど

「あ、ここだ」

一年六組。俺が1年間ともに勉強するクラスメイトがいる教室。ふぅ~...緊張してきた。先生はできれば女の人がいいな。よし、第一印象は大事だから明るく、爽やかに

「すいません、おくれま「遅い、入学式はとっくに終わっているぞ」

ドアを開き、俺の前に現れたのは優しい女の先生ではなく、ごつい男の先生だった

「ご、ごめんなさい」

怖っ。ごつっ。え、なにこの学校は教員にプロレスラーを採用してるんですか?斬新ですね

「あ、この紙を渡してくれって」

「あぁ、遅刻届か。確かに受け取った。今度からはしないように」

「はい、すいません」

「羽織の席はあそこだ。今から自己紹介をするから席に着け」

はい、と言って自分の席についた。

「では改めて、俺の名前は児島達弘こじまたつひろ異能色は橙色で担当科目は実技。一年間よろしく」

橙色は肉体強化を主とする異能色。確かにあの体格なら納得...

「じゃあ、廊下側から名前と能力色を言っていけ」

「.......................................あ?」

ちょ、ちょっと待て!自己紹介で自分の能力色を言うのか!?正直に、俺に能力色はありません.....いやダメだ、この学校は能力色者を育てる学校。まず信じてもらえない。なら、どうする?...ダメだ、なんも思いつかね。大丈夫、落ちつけ、考えるんだ...まだ時間はあ「羽織。お前の番だぞ、自己紹介」

「うわっ!!え、えっと羽織透はねおりとおるです。異能色は......ヒ・ミ・ツ」

『.............................................................』



あ、なんかもう...終わった気がする...





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