2話
その時は楽しみで眠れない夜のようにゆっつくり進んだ
「お前その当たった神の資格をくれよ!」
誰だ?こいつ?いきなり何言ってんだ?
僕の名前は鬼頭未来何故こんなことになってるのかというと、親友兼幼馴染の守沢悠人と誰でも楽しめる心霊スポットに行った、だがそこで僕は悠人とはぐれてしまった………
僕ははぐれた親友を探すために道中に居た男の子に話をした……そしたらここは異世界だと言った男の子は導きのままにとコインをくれた、道なりに進めば福引があるとか言われ僕は進んだ……そうして出会った頼光と一緒に福引をして、なんか神の資格が当たった、そしてなんかそれが欲しいとせがまれてる……一体これのどこが導きなんだよ〜!!!
「え〜と…あげません!」
「え!なんでよ!お前使わないんだろう?だったらくれてもいいじゃん!」
男の子はブーブーとでも言うようなブーイングをして僕の答えに抗議している
「これは僕が当てたんだから僕がどう使うかの権利がある」
しかもこれは貰い物のコインだ流石に本人に返さなきゃだし……
「でも……!」
これじゃあ相手も引かないか……なら言いたくないけど怒らないとかなー
するとゴロゴロと雷の音が聞こえた
「こらぁ!!!!」
突然雷が落ちたような音と共にカンカンに怒っているおじいさんがやってきた
びっくりした……あの人は誰だ?
「お前さんはいつもいつも人の話を聞かづに人様に迷惑をかけよって!」
「だって俺神の資格が欲しくて……」
男の子はおじいさんの言葉にすこしたじろいだが負けずに言葉を振り絞っていたがしかし
「そんな物で手に入る資格などよりちゃんと毎日修行をし自ら資格を手に入れろ!!!」
ドカーン!と雷の音が鳴り響く
男の子は泣きそうな顔になり言い返すのを諦め僕に向かってお辞儀をした
「ごめんなさい………もう二度と欲しいなんて言いません……」
「分かればよろしい!よし帰るぞ」
「はい」
おじいさんに叱られて自分のした事に懲りて僕に謝りトボトボとおじいさんと一緒に帰って行った
「何だったんだあれ?」
一緒にいた頼光は唖然とした態度をとっていた
「さぁ?」
おじいさんが来てくれて助かったぁ〜
流石に人から貰ったコインを勝手に使うのは気が引けたからな〜
あ!!てかどうやって帰るんだよ!一先ずあの男の子のところに行くか?う〜んとりあえず頼光に家に帰るとか言わないと
「頼光!僕先に帰るねー」
「おう……また会えるよな……?」
すると頼光は気力を使い果たしたような態度をし悲しそうに僕を見た
そんな目で見ないでくれ!こっちまで悲しくなるだろう!
「ああ!また会えるよ!」
その答えを待っていたかのように頼光は太陽のような眩しい笑顔を見せた
「うん!また会おう!」
その答えを聴き頼光はまた太陽のような眩しい笑顔を僕に魅せてきてくれた、僕は僕の出来る最高の笑顔と「また会おう!」と大きな声で叫び声をあげながら手を大きく振った
「さて僕はこれからどうすれば……」
僕はすこし薄暗く周りに森?のような場所に向かい僕は現実逃避……じゃなくて散歩がしたくなったので森?で散歩をした、森の木々がゆらぎ異世界に来てしまったことを忘れさせるような気がする……はぁ僕はどうすれば……そんな僕を落ち着かせるようなそよ風がふいた僕はそよ風でゆれる木々をみながら考えた。すると突然風が台風の日のように吹き僕は手を顔を覆うように前に出した
うん?あれは……?台風のような風が過ぎていった、僕は顔を覆った手をどかし自然と四方八方を見た、前と後ろ右と左を見て何もないなと安心していた、だがふと僕は上を見たそこには森の木々に紛れていた青い蝶が居た、青い蝶に「こっちにおいで」と言われたような気がした青い蝶はどんどん森から離れようとしている、しかしあの蝶を見失ってはいけないと思い学校の体育の授業よりも真剣に蝶を追いかけた
蝶を追いかけ10分…すると住宅地の様な場所に来た
なんだここ?住宅地か?あ!そうだ蝶は?!
周りの見慣れた景色に気を取られ僕は青い蝶から目を離してしまった
さてここからどうすれば……蝶を見失っちゃ仕方ない……ここから歩いてみるか…
僕は真っ直ぐ道なりに進んで行ったすると何やら住宅地の周りで困っている人が居た、僕は困ってる人を放っては置けず話しかけようとした、しかし僕より早く誰かがおばあさんを助けに行った
「おばあさん!これ持つよ!」
「あらまぁ、ありがとうね〜」
お!誰かが先に助けてくれた!いやぁ〜いい人もいるもんだなぁ〜……って!?あの子って!
そこには先程僕に神の資格を強請ってきた子だった
男の子はさっきまでのわがままさが全て無くなったかのようで善良な子の方の言葉の方がしっくりくるような純粋な笑顔を魅せた
なんでこの子がここに?
すると男の子が荷物を持ち上げおばあさんの行き先まで行こうとしてる
それを見た僕はあろうことか足を動かし二人に向かって足を進めていた
何をしてるんだろう僕……でも何でだろうこれを逃したらもう人に会えないかもしれないし……まあ行ってみるか!
「おばあさんこれで平気か?」
「あら〜ありがとうね〜はいお礼の飴ちゃん美味しいわよ〜」
「おばあさんありがとう!」
二人は駅のような場所で止まった、どうやらおばあさんの目的地はここだったようだ、周りは住宅地で車が少ないので静かに風がなびいている
まぁ車がこの世界にあるか分からないけど……
男の子はおばあさんに挨拶をしこっちに向かって足を踏みしめた
やばい来る!?
「え?あんたなんでここに?」
どうやら男の子は気づいていなくただ単に帰る道がこちらだった様だ
うわぁ恥ずかしい!こんな自意識過剰は中々ないよ……は!とりあえず男の子に話を聞かなきゃ!
「あの……」
「ごめんなさい!」
僕が言葉を募らせようとしたその時男の子は前に足を踏み出し綺麗なお辞儀をした
「え?」
「俺人の気持ちも考えずにただ欲しいって言っちゃってごめんなさい!」
「いやいや別に気にしてる訳じゃ……」
流石に男の子にこんなに謝られると気が引けるな……
ちなみに時間は夕方になり辺りには駅の離れだが人がおらず僕はおどおどとした態度しかとれなかった
どうしよう……僕が悪い訳じゃないけどこんなに気にしてるなんて罪悪感が……あ!そうだ!
「じゃあさ僕の話聞いてくれない!?」
「え…でも……」
「謝るよりもこっちの方が楽しいし」
それにここの話も聞けるかもだし
男の子は少し考えた後僕に向かって歩み寄ってきた
「ここじゃなんだし俺のおすすめの場所に行こう!」
そう言い僕に向かっておいでと手招きしてきた
僕はそれに快く返事をした
僕たちは駅から近くにある公園に来た、辺りは夕暮れのオレンジの光がベンチに当たっている
そのベンチに男の子は座りこっちこっちと手招きをした
「じゃあ……話すね」
僕は男の子が座った後空けてくれた隣に座り僕は腹を括り男の子に事実を話した
「僕、異世界から来たらしいんだ……」
「は?」
男の子は持っていた水筒を落として慌てて拾った
やっぱりそんな反応になるよな……言っちゃダメだったかな……
「もしかして人間?」
「そうだけど……」
「すごい!本当に人間なんて居たんだ!」
え?男の子はベンチに座りながら両手をあげ嬉しさを表現している
人間が本当に居た?てことは人間は居なくて違う種族が居るのかな……
「は!ご、ごめん俺人間に会えた嬉しさで周りを見てなくて……」
「いいんだよ、それより人間はここには居ないんだね?僕これからどうしようか考えてて」
男の子はまだ気分上々だが話は聞いていたらしい男の子ははっとし深く呼吸をして僕に話し始めた
「ここは神界でここには神族が住んでいるんだ」
僕はなるほどと手の平を叩いた
神族?てことは神が住んでるとこってこと!?
やったあ!僕神様に会ってみたかったんだよね!それに悠人にもいい土産話になるかもしれない!
「で、神族は神様になる為に修行して神の資格を集めて神になれば人間の世界に行けるんだよ!」
え?ちょっと待って人間の世界?
「じゃあ僕はどうすれば……」
てことは元の世界には帰れないのかな……
悠人ごめん……悠人と仲良くできて楽しかったよ……
男の子は僕を可哀想な人を見る目で見た、男の子は「そうだ!」と何かを思い出した様な表情をした
「なぁ……俺の家に行かないか?」
「え?」
家?
「俺のじいちゃん神様だから何か分かるかも知れないよ!」
「うん……!わかった!行こう!」
ベンチから離れ公園を後にした…公園の木々が優しい風でなびいていて僕の心は落ち着きを取り戻したそのまま住宅地を抜け三十分位した所にすこし古い道場がそこにあった
「ここが俺の家だよ!」
ほぉー!なんかよくある柔道とか剣道とかで使いそうな場所だな〜懐かしい!昔悠人と一緒に剣道の体験入部したことあったなー
あ!てかよくよく考えたらこの男の子の名前知らない!?
「あの、先に名前……」
「コラァァァァァ!コロン!!なぁーにほっつき歩いてんだーー!!」
おじいさんは電車の様な勢いで男の子ことコロンに向かって木刀を振り下ろした
な、なんだ?!あのおじいさん?!電車が通り過ぎたみたいな風が来たんだけど?!てかコロンって名前なのか…
「痛え!!何するんだよじいちゃん!」
「バッカもん!!何をしてるんだはお前じゃ!修行をサボりおって」
コロンは修行をサボったことを言われた時ビク!としていた恐らく本当にサボっていたんだろう
しかしコロンは僕を一瞬見て覚悟を決めた顔をした
「じいちゃん!話がある」
「お、おう、なんじゃ急に真面目な顔をして?」
コロンは僕をおじいさんの前に出し話を始めた
「じいちゃんこの子人間なんだって」
「…………」
「俺この子を元の世界に帰したいんだ!どうしたらいい?」
おじいさんは真面目な顔をし人間(僕)を見た
するとおじいさんは何やら僕に同情の目を向けコロンに話し始めた
「コロン……残念ながらこの子が人間の世界に帰ることは出来ん……」
「え?」
そんな……僕帰れないの……?




