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一瞬

有路屋ノン。由緒ある有路屋家の三男。彼は16歳の時に有路屋家から姿を消した。彼は今尊と戦闘を繰り広げていた。どこかの森にて・・・・「尊!俺がお前を倒してやる!」「君が生きていたとは・・・驚きだよ」「お前のせいで!俺はあの家で立場を失った!全てはお前のせいだ!」有路屋ノンの能力は瞬間的高速移動と閃光。有路屋の瞬間的高速移動はテレポートと勘違いされるほど速く残像さえ見えない。尊は苦戦したが未来予知と転移能力を使い何とか追い詰めていった。「何個能力持ってんだよぉ!!!」「いい加減落ち着いてくれないか?君と話をしにきただけだ」「生憎!!!お前と話すことなんかないんだよ!」有路屋は尊に連打を浴びせると高速移動をし背後からダガーナイフでとどめを刺そうとしたが尊の着ていたコートが手に変化し有路屋を吹き飛ばした。「っく!!!」「落ち着け・・・」「お前が再び世に現れて!俺が有路屋家を継ぐはずだったのに!お前のせいで!俺は継げず!お前に対する信仰が強い四男が継いだ!全部おまえのせいだ!」「・・・・・そうかもね」有路屋は19連高速移動と閃光をまとわせてかく乱すると地中から尊を襲撃した。しかしそれも読んでおり出ようとした瞬間地面の硬さを100倍にし有路屋の足が地面に埋まった。「くそ!」「私は君の力を貸してほしいんだ」「貸すか馬鹿が!」「そうか・・・そんな都合のいい話はないよな」尊は止まると反撃する構えを解き防御姿勢も取らなかった。有路屋はその隙を突き連打を浴びせようとしたが寸前で拳を止めた。「ちっ・・・気が狂うぜ」「有路屋くん・・・君は去年の箱根の旅館で起こった大火事で死んだと報道されていた」「あれは俺がメディアに金払って死亡したってニュースを流させたんだよ」「・・・・君はなぜ自分を殺した?」「そうすればあの家は俺のことを諦めるだろ」「・・・そうかもね」尊は悲しそうな顔をすると有路屋は余計にむかついた。「200年以上生きてるお前に同情されてたまるかよ」「それもそうだね・・・申し訳ない」「話は聞いてやるよ」「ありがとう・・・今私たちの上に浮かんでいる月に未知の敵が潜んでいる。彼は恐らく時期にこの地球に・・・暁の国にやってくる」「お前のせいでな」「あぁ・・・私のせいだ。だが私のせいで多くの国民を死なせたくない」「だから力を貸せと」「そうだね・・・でも今の人数では数が足りない」「もう何人か犠牲者がいるんだな」「絶対に犠牲にはしない」「どうかな!」有路屋はその場から瞬く間に消えると森には野鳥の声が響き渡った。4日後有路屋家が謎の火事で全焼した。尊はこのニュースを見て犯人は有路屋だとわかった。その通りで犯人は有路屋ノンだ。尊はすぐさま彼の行方を捜すとともに有路屋家へと赴いた。有路屋家へ着くと完全に燃えカスと化しており原型は全くといっていいほどとどめていなかった。「これはひどい・・・・」すると燃えカスがどんどん集まり始め形を形成していった。「なんだこれは・・・」その燃えカスはあっという間に館へと姿を戻し周囲も夜になった。「これは?」尊は館の中へ入ると電気はついておらず中には誰もいなかった。「これはどういうことだ?確かにここは有路屋家だが燃えたはず・・・何かの能力か?」尊は中を散策していると食堂に灯りがついていた。尊を様子を伺うと中には有路屋家当主有路屋スミメと長男ルー次男チューイ四男コンパスが食事をしていた。「・・・・あの」尊は恐る恐る中へ入り話かけるとスミメは尊を歓迎した。「これはこれは尊様」「スミメさん・・・どうして」「・・・これは私の能力なのです」「能力?」「えぇ私の能力は思い出を具現化する能力です」「だからこの館が・・・」「えぇ、私以外死んでしまいましたから・・・息子たちは思い出の塊でしかないのです」確かによく見ると会話をしているが料理には一切手を付けていなかった。恐らく料理をどう食べているのかまでは覚えていなかったのでろう「スミメさん・・・ノンくんのことなんですが」「えぇ・・・ノンのことなら知っていますよ・・・息子はまだ生きている」「はい」「・・・息子にこの家を継がせなかった理由は尊様への忠誠心だと噓をつきましたが・・・本当はこの家の呪いにかかってほしくなかったのです」「呪い?」「えぇ・・・この家に生まれる男の子は皆能力を持ち凄惨な死に方をしています」「・・・・」「私もいつか凄惨な死に方を迎えるでしょう・・・息子たちも業火に包まれ死んでしまいました」「この火災の原因は?」「わかりませんが・・・どこかのろうそくが倒れたんでしょう」「そうなんですか・・・」「この家も・・・もう私の能力無しでは再び起き上がることはない・・・」「・・・・・」「私でこの呪いを終わらせたいんです尊様」するとスミメはナイフを持ち首に当てた。「スミメさん・・・ナイフはそう使うものじゃない・・・」「尊様・・・このスミメをお許しください」そういうとスミメは首を切ろうとしたが周囲が崩れ始め再び館は燃えカスに戻りナイフも崩れ去った。何事もなかったかのように周囲は焼けた匂いと焼け朽ちた木々が無残に散らばっていた「時間切れですか・・・」「スミメさん・・・」二人は何も残らなかったこの空間で同じ感情を抱いていた。それは言葉にできない虚しさだった。そこに後ろから走ってくる足音が聞こえた。その音はますます大きくなり速くなる。尊は後ろを振り返り誰かと確かめたが後ろには誰もおらず再びスミメの方へ目線を向けるとスミメの首に包丁が刺さっていた。「がはっ・・・・これは・・・・こんな・・・・そんな」「・・・・!」尊は風が吹き抜けた方向を睨むと有路屋ノンが立っていた「ふぅ・・・これで終わりだよくそ親父」「ノン・・・お前・・・・」「親父~今更俺に命乞いか?あ?」「いや・・・こうなって当然だ・・・今まで済まなかった・・・お前のことを・・・巻き込みたくなかったんだ・・・」「うるせぇなぁ・・・さっさと消えろよ」ノンはスミメを蹴り飛ばすとスミメはそのまま死亡した「スミメさん!」「尊~・・・・お前もここで殺す」尊は怒りに震えたが何とか抑えるとコートを脱ぎ手に巻くと戦闘の構えをとった「君に容赦しなくて済む決心がついた・・・君をここで倒す」「来いよ」辺りは一気に殺気で静まり返ると先に仕掛けたのはノンだった。高速移動を繰り返し尊の周辺に旋風を巻き起こすと巻き起こった埃を目隠しにして奇襲を仕掛けた。しかし尊は182年前から高速移動系は風を起こすというのを知っていたため風に炎を纏わせ逆に攻撃として利用した。ノンは炎の風を振り払うと右手から閃光を放ち目をくらませようとしたが尊が地面を叩き付け土を巻き起こしそれを封じると右手に巻き付けたコートを巨大な手に変化させノンを空中へ吹き飛ばした。ノンは受け身を取り切れず下から襲い掛かる強烈な一撃を回避し切れずもろに食らったしまった。一撃により再び空中に持ち上げられるとコートを巻かれ拘束されると尊はコートをさらに締め上げてノンの身体を圧迫した。ノンは地面に打ち付けられると尊は地面から鎖を生やし更に拘束を強化した。ノンは動きどころか呼吸もままならず降参を宣言したが尊はやめるつもりはなかった。尊は指から煙を発生させるとノンの呼吸を妨げ失神させた。そして尊はとある人物に連絡を取るとノンを生成した棺桶に入れ到着を待った。20分後国家安全保障係が到着しノンの身柄を回収した「あー尊様」「中目くん・・・」「どうしたんですか?そんな疲れ切った顔して」「いや・・・彼の相手をしていたら少し疲れてね」「彼ねぇ・・・有路屋ノン・・・箱根の旅館とこの館に放火した罪がありますし・・・この先は我々にお任せください」「あぁ・・頼んだよ」そういうとノンを乗せた車は走っていった。「はぁ・・・彼はだめだったか」尊は持っていたリストをめくると有路屋ノンのページに大きく×マークを付けるとため息をつき次のページをめくった。「苅部くんか・・・いい人だったらいいなぁ」尊は再びため息をつくと館へと戻っていった。カフェに寄り道をしパンプキンケーキを買った。

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