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今の大学生活~異世界へ!  作者: 光原石
3/15

人生初クエスト的なやつ 1

人生初クエスト



 冒険者ギルドで冒険者登録を完了してからはしばらく寝泊りができる宿を探して町をぶらぶらしていた。


この町の冒険者はどうやって寝泊りしているんだろう。ラノベの有名作品の冒険者は馬小屋で寝泊まりしているらしいがさすがに異世界に来てそれは嫌だなあ。冒険者専用の寮などはないのだろうか。

 そんなことを考えながらも歩き始めて10分くらいが経ってようやく宿屋に到着した。


「ここが宿屋かあ。少しゆっくりしてくか」


 異世界に来てからあまり経っていないが色々なことがあって体感的には6時間くらい過ぎていた感じがしてタクミの体はもの凄く疲労感があった。


 一刻も早くベッドに横になりたくて宿屋の扉を開け中へと入った。

 中に入ると店内には20代くらいの若い女性1人が受付として立っており、元気よく「いらっしゃいませ」と挨拶をして向かい入れてくれた。

 タクミはすぐさま受付のお姉さんの方へと足を進めて受付をする。


「すみません。一泊お願いしたいです」

「かしこまりました。それでは100ゴールドになります」


「わかりました」と返事をしてポケットに手を突っ込んでお金を取り出そうと……


ん? ちょっと待て⁉ 俺お金持ってねえじゃねえか。

そうだった。俺この世界に来たばっかでお金1円もねえじゃねえか。


 お金がないことに気づいた俺を見て受付のお姉さんがどうしたんだろうという表情をしてこちらを見ていた。


 お姉さんの視線がなんか痛い。お金が無いなんて言いずらい。


「すみません。お金が無いので稼いでまた来ます」


 結局お金が無いことを打ち明けた。

 お姉さんは「はあー」少し困った返事をしてすぐさま笑顔を作り、「いつでもいらっしゃいませ」と言ってくれて少し心が安堵した。


 こんなやり取りがあってまた冒険者ギルドに向かうこととなった。



 宿泊するために宿屋を訪れたのだがお金が無く宿屋を後にしてお金を稼ぐべくまた冒険者ギルドに向かって文句を言いながら歩いていた。


「なんだよ。何が異世界で楽しく暮らせるだあの嘘つき神。いきなり不幸ばっかじゃないか。俺が望んでいた異世界生活とは全く違うし、俺が求めていたのは異世界転生したら珍しい客人だと王様の城で贅沢に暮らせるとかそういうのだぞ」


 ぶつぶつと文句を言って歩いているとあっという間に冒険者ギルドに到着した。

 30分くらい前までいたところにまた戻ってくるという微妙な恥ずかしさがありながらも冒険者ギルドに入った。

 当たり前だがギルドの中には30分前とほとんど同じ光景であり、タクミはすぐさま右側のクエストの掲示板へと歩いていく。


 掲示板の前に立ち、クエストにの依頼内容を左から順に見ていく。

 掲示板にはたくさんのクエストが貼られており、クエストには難易度が星マークで決まっており、難易度一が1番左端にあり、右に行くにつれて難易度が上がっていく。

 オークの討伐(星3)、何とかの薬草採取(星4)など凄いものだとドラゴン討伐(星7)などもあり、選ぶのにもの凄く悩んでしまう。


「どれにしようかな。オークとかはいいかもしれないがこのすばのせいで少しやりたくないな。お、ドラゴン討伐、賞金30,000ゴールド。これクリアすればしばらくは遊んで暮らせるなあ。しかも駆け出し冒険者がドラゴンを討伐し、世界中で有名になっていく悪くない。しかもドラゴンスレイヤーという肩書もつく」


 本気でドラゴンスレイヤーの肩書を考えるもふと異世界に来てからの不運な出来事を思い出し現実に戻される。


「異世界に来てから特に良いことがないからチート主人公ではないからドラゴン討伐は今はやめておくか。すると本当にどうしようか。最初は手軽な感じのが良いな。最初は難易度1か2だよな」


 クエスト難易度1、2を中心に掲示板を隅々まで目を見まわした。 


「これいいかも」


 タクミの目に留まったクエスト内容は難易度1のゴブリン討伐である。内容は町から少し離れた森にゴブリンが巣を作って住み着いており、近くを通っていく旅人や商人を襲って被害が出ているのでそのゴブリンを討伐してほしいとのことだ。報酬は300ゴールド。


「よし。これに決めた。駆け出しはこれくらいが丁度いいだろう」


受けるクエストを決めて俺は依頼書を掲示板から剥がしてすぐ横の受付に持っていき受付のお姉さんに渡した。


「この依頼受けたいんですけど」

「かしこまりました。森のゴブリン退治ですね。こちら討伐の期限は明後日までになっているのですがよろしいでしょうか?」


 受付のお姉さんがクエストの紙を見てクエストの期限についての確認をしてきた。


「はい。大丈ですよ。しかしクエストに期限なんてあるんですね。少し意外でした」

「そうなんですよ。期限を設けないとだらだらと先延ばしにしてしまう冒険者の方もいらっしゃいますので。ですが期限内であればいつクエストをして頂いてもかまいませんよ」


 クエストに期限があることに驚いているタクミにお姉さんは期限のことを説明してくれた。


「他にクエストについて何か気になることはありますか。ゴトウさんは初クエストになるのでわからないことが多いと思いますのでどんなことでも構いませんよ」


 お姉さんがクエストについてのわからないことを教えてくれるそうだがこういうのっていざ急に言われると出てこないもんだよなあ。


 そんなことも思いつつ少し考えてみると一つに気になることが浮かんだ。


「うーん。移動手段とかはどうすればいいんですか」

「基本は自分たちで対象の場所に行って頂くのですが討伐の地区が遠かったりするとこちらから移動手段を手配させて頂くこともあります」


 少し考えて出した移動手段についての答えもすぐに帰ってきた。さすがはプロという感じだ。


「あと、討伐だったらどうやって討伐されたと判断されるのですか?討伐したモンスターの一部を持ってくるとかしないといけないのですか?」


 討伐についても純粋な疑問だった。確かにゲームだとすぐにクエストクリアとなり、獲得した経験値やお金がその場で貰えるのだが今いる所は異世界であってもゲームではない。どう判断されるのか? そんな疑問を伝えるとお姉さんがすぐに回答をしてくれた。


「討伐クエストについてはクエストの終了の報告をするときに冒険者カードを提示して頂きます。冒険者カードには討伐したモンスターが反映されるのでそれを見て判断しております」


 冒険者カードに記載されるとはある意味ご都合主義だな。

 そんなことも思いながらも無事にクエストの受付を完了した。



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