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今の大学生活~異世界へ!  作者: 光原石
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始まる異世界生活 3


 エリナがタクミと一緒にクエストを続けたいと打ち明けてから一か月が経ち、2人は冒険者ギルドで低難易度である薬草探しなどの星1クエスト~巨大角ウサギなどの星5クエストをたくさんこなした。おかげで生活に困らないくらいのお金も自然と溜まっていた。クエストを受けるために毎日のように冒険者ギルドに通っていたおかげで他の冒険者とも仲良くなることができた。タクミとエリナの評判は冒険者ギルド以外からも有名になり、巷ではクエスト狩りカップル言われていたりもする。


「それじゃあ、今日もお疲れ様でした! かんぱーい!」

「かんぱーい!」


 タクミがグラスに注がれているジュースを上に挙げて乾杯の合図をするとエリナも同じようにグラスを上に挙げて乾杯をした。

 二人は今日こなした巨大ガニ討伐(星4)のクエスト報告をしてそのまま冒険者ギルドで夜食を食べている。


「くぅー! うめぇー! クエスト終わりのジュースは最高だな! これがたまらなくてクエストをしていると言いても良いな。仕事終わりにサラリーマンがビールをがば飲みする理由が理解できるぜ」

「もうタクミさん、またそんなこと言って。でもタクミさんのおっしゃることはもの凄く分かります。クエスト終わりのジュースは本当に美味しいですね。これがお茶だったらもっと素晴らしいと思います」

「いや、仕事終わりのお茶も良いとは思うがそんなに期待しない方が良いぞ」


 タクミはグラスに注がれたジュースを豪快に飲み干して「ぷハー!」と息を吐きながら最高に満足したような顔をしながら言葉を発するとエリナは同じようなことを言ってというような少し呆れたような顔をしながらジュースを飲んでいた。


「それにしてもさっき討伐した巨大ガニをその日に食べられることができるなんてなんという新鮮な。こんなの北海道とか海沿いの県しかできないぞ」

「タクミさんのおっしゃっていることはわかりませんが本当に美味しいですね。このカニ。口に入れたら直ぐに口の中にとろけてしまうような感じが素晴らしいです」


 タクミは飲み干した空のグラスを置いて目の前のテーブルに置かれているカニ料理を手に取り、勢い良く頬張りながら地方に来たような感じがして、地方ロケをしているような感想を言うと同じくカニを堪能しているエリナがタクミの現代の感想にツッコミしつつもカニをもの凄く堪能していた。

 カニを堪能しながらも世間話のようにタクミが話を切り出す。


「それにしてもクエストを毎日やっていたおかげでもの凄くお金が貯まったな。これならどこかで家でも買えるんじゃないか?」

「そうですね。そこそこの難易度のクエストもこなしたのでそこそこのお金は貯まっている感じがするので安い物件なら購入することも可能だと思いますよ」

「そうだなー。俺的にはせっかくだから一軒家が欲しいな。アルバートの家のような感じでもの凄い広い家が欲しいな。俺の大好きな作品の主人公ももの凄くデカい屋敷に住んでいたしなあ。俺も異世界に来たからには現実世界には出来なかったことをしたいものだ」


 タクミは現実世界ではできなかったことを異世界ではやりたいと話しているには訳がある。タクミはいつだって現実世界で異世界転生できたら良いな、特殊能力が使えたらいいなと毎日のように考えていたからだ。特殊能力が使えたら日本でい一番有名な漫画に登場するキャラクターの様に蒼炎をまといながら不死鳥に変身する力が欲しいと考えていた。不死鳥の能力で空を飛んだり、炎を使って人を助けてみたり、敵と戦ってみたりと色々なことを毎日のように考えていた。


 他に異世界で真剣に恋愛をしてみたかった。現代の恋愛はあまり積極的になれずに失敗ばかりしてきた。だから異世界である今なら新しい環境と周りに知り合いがいないという最高のコンディションで本気の恋愛が出来そうだと本気で考えていた。


「一軒家ですか。それだったら1回不動産に顔を出してみるのはどうでしょうか? もしかしたら良い物件があるかもしれませんよ」


 タクミが何気なく言った一軒家が欲しいということエリナは真剣な顔で考えて不動産に行くのはどうかと提案する。


「この町にもというか異世界にも不動産はあるんだな」

「はい、不動産はどこの町のもあると思いますよ」


 タクミはこの世界にも不動産があることに驚くとエリナは当たり前のことの様に不動産はどこの町にもあると告げる。


「じゃあ明日は久々のクエストをオフにして不動産に行こう。最近毎日クエストに行っていたからたまには休もう。うん、レストも大事」

「そうですね。たまにはお休みにしましょう。それに物件は早い者勝ちですので少しでも早く行動しましょう」

 タクミが明日のクエストを無しにして不動産に行くと決めるとエリナは以外にも乗り気で肯定した。確かに毎日クエストに行っていたら休みも欲しいし、これって現代で言うとブラック企業じゃないのかと冷静に考えるのだった。


「よし決まりだ。明日は良い物件を探すために不動産に行くぞ! そして俺たちにふさわしい豪邸を買うぞ!」

「はい、そうしましょう! タクミさんの豪邸をいろんな人たちに見せつけてやりましょう!」


 タクミは勢いよくその場に立ち上がって豪邸を買うという大きな目標を言うとエリナもタクミの意見に賛成する様に同じように立ち上がった。


「ところでエリナはこの町の不動産がどこにあるのかは知っているのか?」

「いえ、全くわからないですよ」


 タクミはふと思った疑問をエリナに尋ねるとエリナは笑顔のまま答えて沈黙という名の静けさが2人の間に流れた。


「……じゃあ、1回アルバートの家に戻ってアルバートたちに聞くか」

「そうですね。そうしましょう」


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