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彼女は一生懸命

 由利が車に戻ると修一郎はFUNKY foodで買った弁当を運転席で食べ始めていた。由利は後部座席に座りミックスサンドの包装を解きながら修一郎に話しかけた。

「先生は最近レジの内広さんを意識してますよね。どこか惹かれるところがあるんですか。」

「仕事熱心なところが弥生と重なる。内広さんがある日突然話しかけてくるようになったけど、話してくれた内容が弥生の子育てと被るんだ。」

「子育てと仕事が両立なら解るけど被るってどういう意味ですか。」

「弥生は将治(まさはる)さんを嫌いだったけど〈子供は自分の子供だ〉って一生懸命育ててたな。」

「それと内広さんの仕事熱心さが私は繋がりません。」

「彼女、可愛いから当然色んなタイプの男から声かけられて、なかには嫌いなタイプの男もいるだろうけど上手に対応してたみたいだ。 当然、同性からの妬みだってあるだろうけど本当に一生懸命なところにキュンときたな。」

「それで恋しちゃったんですか。 先生、今日はやっぱり言ってることが変です。内広さんのせいなのかそれとも五月さんのせいなのか。」

「それに内広さんなら弥生を胸の中から押し出してくれそうだ。」

「だったら友達になってって頼んだらどうですか。あの感じだと内広さんもきっと悪く思ってはいませんよ。」

「でも接客上の好意として受け取っておくよ。距離を縮めると彼女が仕事をやりにくくなるだろう。」


 修一郎と由利は内広舞を話題にしながら軽く昼食を取った。

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