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キャッチボールができない

 内広舞は和総菜や和菓子が好きだ。つまり和食党なのである。舞は興梠修一郎が和物を買う時は必ず声をかけるようにした。

 ある日、修一郎が寿司とあさりの酒蒸しを買った。

 舞は酒蒸しをスキャンする際に空かさず、

「これ、おいしいですよね。」

と言った。

 修一郎は間を置いて、

「そうだね。」

と答えた。修一郎にしてみればもう少し舞と喋りたい気持ちがあった。あさりに始まって 深川丼の話まで持って行きたかった。修一郎は丼モノが好きだ。牛丼もカツ丼も鰻丼も天丼も好きだ。でもあさりが旬の時期は深川丼一択である。そんな話をゆっくり舞としたかった。

「もう少し何か話してくれないかなぁ。」

 舞は少し寂しかった。


 翌日、修一郎はたらこの煮付けを買った。 舞は話しかけようとしたが、また軽く流されるのかなと思い、

「ありがとうございます。」

とだけ言った。

 今日は何も話しかけてくれないんだなと修一郎は少し寂しかった。

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