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ゾクッとする美しさ

 修一郎は由利が原稿を読み終えたので家まで送る事にした。途中、由利が買いたいものがあると言うのでディスカウント・ドラッグに寄った。


 車を駐車場に停めると由利が言った。

「先生がさっき見た弥生さんの夢ってどんな夢だったんですか。運転中だと気を散らせちゃマズイと思って聞かなかったんですけど。」

「話さなきゃだめか。」

「話してください。」

「分かった。脳内にある文章を朗読する。」

 修一郎は脳内にある映像を文章化する手法で小説を書いているのだった。


 修一郎が見た夢とは…


 会社の部門会議が都内のホテルの広間で行われた。終了後、興梠修一郎は化粧室へと向かうために通路を歩いていた。すると先に化粧室に行った藤川弥生が出てきた。弥生はベージュのワンピースの上に赤いコートを羽織っている。

 修一郎は弥生と肩が触れ合うぐらいの間隔ですれ違おうと歩く。少し方向を変えた修一郎に気付いた弥生は少し視線を逸らす。

 修一郎は弥生のいつもと違う他人行儀なすました表情に新鮮さを感じた。すれ違う瞬間、修一郎は弥生の腰に手を回して引き寄せるとキスをしようとした。弥生は顔を背けたが修一郎が頬に手を回し顔を自分に向けると抵抗する事なく目を閉じた。

 その瞬間、修一郎は弥生の美しさにゾクッとした。

〈俺が好きな女はこんなに綺麗なんだ。〉


「まぁ、こんな感じだな。」

と朗読した修一郎は言った。

「そこで夢は 終わったんですか。」

「いや、続きがある。」

 修一郎が言うと由利は笑いながら言う。

「最後まで朗読して下さい。」

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