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覚醒?

3ヶ月以上投稿出来なくてすいませんでした。

楽しんでいただけると幸いです。

「チルノ...どういうことなんだ...?」

俺は、訳が分からず頭がこんがらがっていた。

「先程言った通りです。ロイ、あなたは無能力者ではありません」

火焰(マナ)以外にも能力ってあるのか?」

俺は火焰(マナ)以外の能力の存在を聞いたことがないから恐る恐る聞いた。

「はい、あります。火焰(マナ)(つい)をなす能力が」

当然知らない。しかも、対する力というのも驚きだ。

ゴクッ...思わずつばを飲んだ。

「なんて言うんだ?」

「はい、その能力は絶零(アニマ)というものです」

絶零(アニマ)...まっ、まさか...俺がこの絶零(アニマ)の覚醒者だと?」

「はい、その通りです!本来なら人に絶零(アニマ)因子は宿らないのですがロイには何故か宿ってしまっているのですが」

火焰(マナ)じゃないが俺は無能力者じゃなかった!

「いーーーーーやったーーーーー!!!

俺はただの無能力者じゃない!バカにされることもない!

やったぁ!」

「ロイ...その考えは少し違います」

「何故だ?火焰(マナ)と対する能力(ちから)なんだろ?」

「それは、絶零(アニマ)はさっきほど言った通り私たちのような種族にしか因子はなく扱えないものなので

虐げられるようになってからは知らない人も増えましたし何より疎まれる能力(ちから)になってしまったからです」

「確かに俺は知らなかったな」

「だからあなたはまた別のことでバカにされたりするかもしれません」

チルノは少し申し訳ない顔して言った。

「大丈夫だ。だって今までは同じ土俵でもなかったんだだから俺は負けないそんなんに負けないよ!安心してくれ!」

「そう言っていただけるとこちらも救われます。ありがとうロイ」

といい。チルノは微笑んでくれた。

かっ...かわいい...思わず見とれた。

「でこれから言うことが今伝える最後の事なんですが

聞きますか?」

「あぁ...聞く!」

「では、お話しますねあなたの絶零(アニマ)因子は()()()()はしていませんなので今ここで私の力を使い半強制的に目覚めさせます」

「なんだって!?因子があれば自然に覚醒するんじゃないのか?」

「普通はそうなんですがロイ...あなたの因子は何かに阻まれているように覚醒する気配がないんです」

「何か...か。それが何かは分からないのか?」

「すいません。今の私の力では分かりません」

「そうか、ありがとう。無理言ったな」

「いえ、とんでもありません」

「じゃ、始めてくれ」

俺は、一応身体の力を抜き身を委ねる準備をした。

「では...始めます」

そういった彼女は両手を前につまり俺の方に突き出した。

すると、彼女の周りに美しい白銀の粒子のようなものが

飛び始めた。

少し経つと、俺の足元にも彼女の周りに漂っている粒子

と同じ美しい白銀の魔法陣なようなものが出来ていた。

それはそれとして、白銀の中にいる彼女はさっき会った時から神々しさはあったのだが、さらに増していて綺麗だった。


2.3時間経っただろうか。

「ロイ?寝てるのですか?」

と、言う優しい声にゆっくりと身体を揺すられていた。

「あぁ...チルノ。寝てたかも。ごめんな」

「いえ、とんでもありません。あの術は対象者には少し負荷がかかりますので仕方ないです」

そうなんだ。負荷というかなんか優しい何かに包まれている感じで心地よかったんだけどなぁ。

「そういえば、術は成功したのか?」

「はい、成功しましたよ!」

「マジか」

「はい!」

チルノは微笑んでくれた。かっわ...。

「はぁっ...ふっ...やっ...」

俺は、絶零(アニマ)を発現させようと腕などに力を入れるが全く発現するような気配がない。

「何を...しているのですか?」

「あっ、あぁ...絶零(アニマ)の因子?を発現させようとしてるだよ。でも全然出なくて」

「ロイ、1回落ち着いてください。そして自分の奥に力があるイメージしてください。そしたら自然に頭の中で白い光景が映るはずです」

俺はチルノの言われた通りに、自身に力が溢れるイメージをしていく。

すると、頭の中が白いっぱいになった。

「頑張ってください。ロイ。()()()()()はここからですから」

チルノの声が聞こえた気がしたが、もう既に意識を白い光景に飲まれていた。


お読みいただきありがとうございました。

次回も楽しみにしてください。

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