中学生のきみたちへ
中学生の悩みについてのエッセイの連載も今回で最後になります。
では、
この最後のお話では、
ワタシ挫刹が、
中学生の皆さんに一番知っておいて欲しいことを書こうと思います。
皆さんっ。
皆さんは、ワタシ挫刹が本当に、
あのノーベル賞を取れる人間だと思っていますか?
……本当に思ってます?
ワタシは今まで散々、色んな作品でいろんなことを書いてきましたね?
アレ?
その事について、あんまり感想、書かれていませんよね?
長編でも短編でも、「表現の自由」以上の事をワタシが書いていて?
それなのに、
小説家になろう運営さまからも、読者様である他のユーザさんからも?
あんまり警告はされていませんし、誹謗や中傷などの感想も書かれていませんよね?
なんか、
そういう「炎上」してもおかしくないほどの事を書いているはずなのに、
誰からも、なんにも反応がなく、あんまり感想も書かれていないことが、
なんか逆に説得力でも持っているというか、
そういうことを感じたりってとか、もしかしていなくても、していますか?
……。
一言、言っておきましょうか?
もし本当に、
ワタシが、あのノーベル賞を取れる存在ならね?
君たち中学生には、絶対に知って置いてほしいことがある。
それが……これだ。
中学校の勉強>ノーベル賞
……わかるかな?
今度はもう一度、分かりやすく書いてみようか?
これだ。
中学校の定期テストで100点を取る>ノーベル賞、受賞
分かる?
……これが、
これからノーベル賞を総なめに出来るかもしれないワタシが、
キミたち中学生に一番、伝えたい事だッ!
ノーベル賞を取ることよりもね?
キミたち中学生がいま頑張っている中学校の勉強の方が、
より遥かに難しくて?必要なことなんだよ?
これは本当だ。
本当の事なんだ。
ノーベル賞を取ることよりもッ!
キミたちの中学校の勉強をすることの方が遥かに難しくてッッ!!!
必要だッッッ!!!!!!
だって?
おれ?
キミたちと同じ中学校三年生の時には、もう既に辿り着いていたからね?
絶対零度が下がり続けているかも知れない可能性も。
位置エネルギーが光速度よりも速いかもしれない可能性も。
水が吸熱型の永久機関であるだろう事も。
植物にも、動物と同じ心があるかもしれない事も、
熱力学第二法則にも関わる、
不可逆性の問題にも、どこか「穴」があるだろうことも。
宇宙の膨張って、ただ単に体積が増えてるだけじゃねぇの?(ハナほじ)
って考えていた事も。
その全てが、だッ!
あの「地球転星」で書いた事は全てッッッ!!!
オレが中学生の時には既に考えついていた事だッッッ!!
それを大人になってから、やっと、
今ごろ、みんなにも分かるように表現しているだけなんだよ?
地球転星で書いた事は、
既に40年前のどっかの反抗期の少年が、とっくに考えていた事なんだ。
でね?
その時の少年は……、
中学校の教科書を見て、
あ、「ノーベル賞」は簡単に取れるわ、ってことは直感的に分かっていたし、そうなるだろうとは思い込んでいた。
いたんだよ?
それを取るのは簡単だ、と。
でもねぇ……。
ノーベル賞を取ることよりも、
直近に迫った、目の前の中学の勉強だけは実際に出来なかったんだよねぇ。
おれは?
中学の勉強は難しすぎてっ。
中学の教科書を見て、
中学の勉強だけは、「あ、これは難しくて出来ないわ」と。
すぐにそう思ったんだよ?
オレが知っている過去の少年にとって、
中学の教科書はそれだけのモノだった。
ノーベル賞を取ることよりも、
中学の勉強をすることの方が遥かに難しいッッッとっッッ!!
それをやってるのがキミたちだッッッ!!
今の中学生の君たちだッッ!!!
中学の勉強をしているキミたちは?
すでに私を超えているッッ!!!!
それだけが言いたかった……。
しかし、
もし仮に、
中学の教科書を見て、
ノーベル賞が取れそうだ、とか感じる子が今も他にもいたら、
きっとたぶん、その子は中学の勉強は難しいと感じるだろう……。
なぜなら、その時に、
きっと、こう思うからだよ?
〝ノーベル賞級の事実を見逃している、この程度の勉強はしてもムダだ〟
とね?
……これがワタシが中学生だった時の最初の感想だ。
だから?
ワタシは無駄だと思っていたから、
あの時の中学の勉強はやらなかったんだろうなぁ?
……でも?
ムダだと思うかい?
本当にムダだと思うかい?
学校の勉強は?
少なくとも、
今の大人になったワタシという挫刹は、そうは思わないな?
だって中学生の時の知識をもっとマシに身に付けていれば?
「地球転星」っていう、あんな虚構は、
もっとみんなに分かりやすく表現できたはずだからね?
だから、
今ごろ、過去の子供の頃のワタシに向かって、こう言ってるんだよ?
中学の勉強は、ノーベル賞を取ることよりも難しくて「必要なこと」なんだぞっ!
ってね?
だから、キミたち今の悩める中学生には、
この世界の全てを敵にする「究極の不等式」を贈ろうと思う。
受け取ってくれたまえ。
これが全世界の子供たちに贈る、
超ノーベル賞級かもしれない、この挫刹が発見した。
『挫刹の不等式』だッ!
中学の勉強>ノーベル賞、総嘗め