第1話アイデンティティ
~はじめに~
映像制作UMASHIKAです、ショートムービー制作しています。
著作権主張のために台本が出来た段階で公開します。(いろんな人に台本を渡しているので流出もあるので)
一番の目的はそのためですので、純粋な読み物として読み辛い、話が途中ということもあるかと思います。ご了承ください。
第1話「アイデンティティ」
物があまりない部屋で見るものもなく、ただテツのことを見ていた。
アイ:(テツはめんどくさい)
テツ:アイデンティティって知ってる?
アイ:なんとなくね。
素っ気なく答える。
テツ:なんとなく、、、ね?
アイを試すような視線を送るテツ。
アイ:哲学みたいな感じでしょ?自分の信念みたいな。
アイの無邪気な視線に心地よくなるテツ。
自分の若い頃もこんな視線を持っていたのだろうか想像してみる。
アイの視線を感じて、我に返って続きを話し始める。
テツ:identityの元の意味は「同一性」って意味。
哲学で言うアイデンティティも「自己同一性」って説明される。
アイ:、、、
テツ:自己同一性、何?
自分を証明するもの?名前?性別?年齢?
自分の体?遺伝子?
宝物を見つけた時のような視線をするアイ
アイ:、、、
テツがアイに微笑
自分に語り掛けるように話を続けるテツ
テツ:アイデンティティが何か?
自分は自分がシャッターを押す時、
そういったものを感じる。
テツ:なんでその時、撮ったのかわからないものでも、
なぜそれを撮ったか理由があるはずだと感じる。
理解できるような、イメージができないような表情をするアイ
テツ:ごめん、写真だとわかりにくいかな。
歌で例えよう。
歌もいろんな歌がある。楽しいの、明るいの、激しいの、
いろいろ。悲しい曲とかもある。
失恋の歌とかも多いけど、なぜ悲しい曲、暗い曲を聞きたくなるのか?
それはその歌に共感を持つからだと思う。
その歌に共感し、自分を投影することで(その歌が)好きになる。
テツ:いろんな音楽あるし、いろんな歌手もいる。
アイの視線の輝きを見て、それに照れながら
テツ:時には綺麗な歌声よりも下手な歌声、素直に発している声のほうが心に響くことがある。
そういったものって(上手く)説明できないけど、それがアイデンティティだと思う。
個性とかではなく、自分が共感するもの、持ち合わせているもの。
自分はそう思う。
テツ:自分のアイデンティティを、 知ること、持つことは、
自分たちにとって大事なことだと思う
アイを見て、優しく語り掛けるテツ
テツ:自分で言えばそういったものが無ければシャッターは押せない。
綺麗と感じるか、決定的か、面白いか、、、何か自分との共有点が合ってシャッターを押す。
テツ:役者はどうなの?
やっぱりそういうことを感じることはあるの?
アイ:
以下、未定
キャスティング後に決める予定。