表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/119

7話 アレと連携

内容が薄い気がします。

一つのことに対して詳しく書きすぎてあまり物語が進みません。

次回からはどんどん進んでいきます。(予定)


「アレってなんだ?」


シアが生活出来る程の生活費はあるし洋服とかはこれから揃えればいい。

それ以外で必要なもの。


「ナイト様。保証金のことではないでしょうか。」

「保証金?なんだそれ。」

「保証金はなにか罪を犯した時に第3者がお金を払うことでその払った人が監視役としてその罪を犯した人を更生させる機会を与えることね。」

「結構便利な制度だな。」

「そんなにいいものじゃないわよ。犯した罪によってかかるお金は違うしシアの場合、金貨3枚は必要よ。」


あ、意外と安い。

それくらいなら許容範囲だ。


「それなら払える。てか、いくらしてもシアは手に入れる。」

「なんでそんなに私にこだわるの?」


なんでってそんなの決まってる。


「可愛いから。」

人を救う理由はこんなんで十分だ。

「その言い方だと節操ないように聞こえるわね。」


あながち間違いじゃない。

可愛い娘が仲間に加わるのは素直に嬉しい。


とりあえず俺たちは憲兵所にシアの保証金を払いに行った。


「こんにちは。今日はどういった要件ですか?」

受付をしてくれたのは以外にも女の人だった。


憲兵所はそのまま憲兵が集まる場所で憲兵のほとんどが男だ。


てっきり男が受付をするのだと思った。

しかし、受付してくれたの栗毛の髪を腰あたりまで伸ばし出るとこ出て引っ込むとこ引っ込んでいる。

女の人だった。結構タイプだったりする。


「保証金を払いたいんだかどうすればいい?」

「はい。保証金のお支払いですね。どなたの保証金ですか?」


俺はシアを受付に見せた。


「シア!そんな!捕まえたのですか?」

受付の人はひどく驚いた様子だった。


シアの本名クーリエって言うんだ知らなかった。


「シア、そんなに有名なのか?」

「それはもう。懸賞金がかかっているレベルです。」

「そんなのか?」

「噂で聞いたことはあったと思う。」


懸賞金かかってる本人が全然知らないとか、よくここまで捕まんなかったな。


「それよりいいんですか?保証金を払うより捕まえて引き渡した方が懸賞金を手に入れられますよ?」


その言葉にシアはビクッとしたようだ。

縋る様な目、つまり、上目遣いでこちらを見てきた。


「いや、保証金の方で。」

俺は即答した。

まずいくらしても手に入れると言っているのに懸賞金目当てで売るのはおかしい。


それにシアの様な美少女を引き渡すとか正気の沙汰じゃない。


俺の回答にご満悦の様子のシア。


「分かりました。兵長を呼んで参りますので少々お待ちください。」

そう言って受付の人は奥へと入っていった。


数分して兵長らしき人物が出てきたが出てきたのは又しても女の人だった。

黒髪を後ろでまとめ腰には細剣を携えている。


「あなたがシア・クーリエの保証金の方ですね。」


問いかけられたその声は凛と澄んで鈴の音のようだった。


「あぁ。そうだ。」

「分かりました。この書類にサインをしてください。あ、あと注意事項をいくつかお話します。」

「まず、保証金対象者が起こした問題は監督責任者の問題になります。2つ目は保証金対象者が犯罪を犯し監督責任者より先に憲兵が捕まえた場合処刑されてもこちらは責任を取りかねます。」


よは、俺から離れなきゃいいって話だ。


「最後に、保証金対象期間は1ヵ月です。その間なにも、問題を起こさなければ保証金は監督責任者にお返しします。」


意外と短い。もっと長いかと思ったが短い分には問題ない。


それから諸々の書類にサインをして憲兵所を後にした。


「そうだ。シアの戦闘能力とか色々見ておきたいんだかいいか?」

「うん。問題ない。」


ちょうどシルバーファング討伐のクエストを受けている。

シルバーファング相手だと、体格差的にかなり不利だか、そこをどう対処するかだな。


俺達はシルバーファングのいる平野に向かった。


憲兵所はギルドと近いのでギルドから平野に行くのとなんら変わらない。

20分して平野に着いた。


平野には大小様々な生物が存在する。

その中でもシルバーファングは大の方に分類される。


常に10~15頭程度の団体で動き肉食獣から身を守っている。


ということはシルバーファング1頭を狩ろうとした場合、その団体を全滅させる必要がある。

囲まれればAランク冒険者でも死ぬ恐れがある。


でも、団体な分見つけやすくはなる。


実際、平野に着いて直ぐにシルバーファングの団体を見つけた。

数は12そのうち子供(それでも人間よりは大きい。)

もいるから大人は9位だ。


「シア、こどもは狩るな大人だけにしろ。」

「わかった。」


今回はシアが前衛。ミミとシェリーが後衛。

シアとミミの能力を図るためのクエストなので十分だと思ったら俺が早めに狩って終わらすつもりだ。



最初はシェリーが弓でヘイトをとる。

その後近くの木の上にミミとシェリーを避難させた。


すると12体全員がこちらに向かって突進を開始した。


「こっちに突っ込んで来るぞ!シア、あいつらの下には入るな、押しつぶされるぞ。」

「分かった。」

「ミミはシアに迫ってくる奴を黄魔法で狙撃だ。間違ってもシアには当てるなよ。」

「分かりました。気をつけます。」


シアも素人じゃないから死にはしないと思う。


シアに当てないようにするための集中力。

どの個体を狙ったらいいかで洞察力。

いい訓練になるだろう。



正直言って予想外だった。

シアの戦闘能力とミミの集中力。


シアは突進してきたシルバーファングをほとんど一撃で倒しシアが倒し損ねた個体をミミとシェリーが狙撃で倒すという連携プレーを見せてくれた。


ほんの数分で全12体の団体は子供を残して全滅した。


「どうでしたか。ナイト様?」

「どうだった?」

「マジか。想像以上だ。」

「そうね。あんなに強いのにこんな奴に捕まるなんて不思議ね。」


こんな奴で悪かったな。


クエストを終えてギルドに報告に行った。


「お!ナイト。シルバーファングはどうだった?」


どうもなにも瞬殺だ。


「その様子じゃさぞ余裕だったんだろうな。」

「んまぁ。余裕だった。」


「そういえばBランクに上がるにはどうしたらいい?」


Bランクになればギルドから通行証が発行され街の外でもクエストを受けることが出来る。


「そうだな。特にこれといった目安はないんだ。ただ、功績を挙げた奴は上げるという感じにやってる。だから、Bランク冒険者になるのは意外と簡単だ。」


確かにSランクに上がる為の試験よりかは簡単だが今の現状で功績を挙げるのは難しい。


ま、機会があるまでゆっくり過ごそう。


元々暇は嫌いだが今は環境が違う。

ミミもシェリーもいるしシアという仲間も加わった。


これで暇するとか想像がつかない。

この作品を作者の友人に読ませたら。

「厨二臭いな。」

と言われました。

そんなことないと思うんですがね。

あ、友人は地面とキスすることになりました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ