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52話 海と海底

「暑いー。」


声のしたのー方を見るとシェリーが暑さで脱力しきっていた。


「ナイト。あんた。なんでこの暑さの中で長袖でいられるのよ。」

「鍛え方が違うからな。」


いや、実際は暑い。

しかし、自身の魔力を空気中に放出しそれを青魔法に染めて自身の周りを冷やしているに過ぎない。


「ご主人。冷たーい。」


俺が1人涼んでいるとシアがくっついてきた。


「暑い!離れろ!」


なんでこんなにも暑いかというと。


この世界には季節という概念がない。

それは、不定期で暑かったり寒かったりするため季節を定めようにも毎回ズレるため宛にならないんだとか。


「なんか涼む方法はないものですかね?」

「では、皆さんで海に行きましょ!」


提案してきたのは勿論ララ。

流石水都の領主の娘なだけはある。


ということで海にやってきた。

昼までまだあるというのに太陽は容赦なく地面を照らしていて下の砂浜は灼熱地獄となっているはずだ。


「海なんて初めて来たわね。」

「そうなんですか?」

「そう言うミミはどうなのよ。」

「私はご主人様が行くと言わなければいけませんでしたから。初めてですね。」


「海は素晴らしいですよ。原初にして神秘の宝庫です。」

ララが熱弁しだした。


「そういうのは後で聞いてやるから取り敢えず泳いだらどうだ?」

「そうですね。せっかく海に来たんです。」

「遊ばなきゃ損ってもんでしょ。」


ちなみに水着はこの前買い物した時に全員買っていた。


最初カトレアは買おうとしなかったが俺がいいんじゃないか?といったらミミ達と一緒に選び出した。


ミミは白いビキニで正直言って胸が収まりきれていない。


シェリーは赤いビキニで下は横で紐で止めるタイプ。

ミミには及ばないがそこそこある胸が目立つ。


シアは上下セットのセパレートタイプ。

年齢的には問題ないはずなんだが、まぁ、色々危ない。


カトレアは水色の上が洋服タイプでいつでも動きやすい格好だ。

こういう時くらい肩の力を抜いてもいいんだがな。


ララは緑色のビキニ、普段大人びているから分からないが年齢的にはシアと近い。

そのため胸があまり発達していないのが残念だ。


「ナイトさん?何か失礼なこと考えてませんか?」

「ソンナコトナイヨ。」


イリスは紫色のビキニだ。

驚いたのはミミと同じくらいの胸。


...大きすぎな気がする。

それほどデカいということだ。


で、もうひとつ問題が。


「なんで、全員集合してるんだよ。」


全員というのはホントに全員。


工房から引っ張りだした、ココ

同じ自室から引っ張りだした、セシル

メイド長、ユミル

ララの父、ギッシュ

ララの妹、レム

現女王、エレノール・メア

メアの母、エレノール・リーネ

バジリの暫定領主、アリス

魔都の領主、ナナ

『真紅』の二つ名持ち、マリ

『青銅』の二つ名持ち、ラート

『黄金』の二つ名持ち、ゼクス

『新緑』の二つ名持ち、カナ

魔都の冒険者、リーファ


その他に世話役としてメイドを数人呼んでいる。


「みんなで遊んだ方が楽しいでしょ?」

「それは、そうだが…。」


それにしては男女比がおかしい。


男4人に対し女は17という明らかにおかしい比率となっている。

メイドを含めればもっと差が開く。


「やぁ、お呼ばれしちゃったから来ちゃったよ。」

「まぁ、ラートがいるだけで少し気が楽だ。」

「海なんて久しぶりだな。」


ちなみにもうカナはレム達と波打ち際で水のかけっこをして遊んでいる。


この男女比がおかしい状態で男1人とかだったら肩身が狭すぎて居づらくて仕方ない。


「カナちゃんはいつも元気だね。」

「うむ。それがかカナのいいところではないのか?」

「そうだが、もう少し大人になったらどうだ。」


自分より明らかに年下と意気投合して遊び出す、652歳。


見た目が幼いだけあって違和感がない。


まぁ、カナの元気も相まってるんだろうけどさ。


さて、俺もそろそろ人のことを気にしている場合ではない。


「ナイト様。いかがでしょうか?」

「どう?似合うかな?」


ミミとシェリーが同時に聞いてきた。

勿論、想定済み。


正式な結婚式は上げてないものの、もう二人は俺の嫁だ。

聞いてこないはずがない。


「二人とも可愛いよ。」


俺が言うと二人とも満足そうはにかんでに赤くなった。


まぁ、二人ともプロポーションは抜群だから似合わないはずがないんだが。


「ナイトお兄ちゃん!妾の水着はどうじゃ?」

「後輩君!カナのもどうかな?」


どうと言われてもなー。

二人ともまだ発達途中だしなー。


「二人とも可愛いと思うぞ。」


胸は足りないけど。


俺は心の中でそう言った。


「後輩君。なんか失礼なこと考えてない?」


女の子ってどうしてこういうのはもの凄い鋭いんだろうね。


「ソンナコトナイヨ。」


俺はさっきと同じことを繰り返した。


「しかし、いい目の保養になるね。」

「それは、言えてる。」


ミミやシェリー、イリスなど女の子が年相応に水をかけっこしてあそんでいる。

レムやカナは砂で城を作ってあそんでいる。

リーネやリーファはパラソルの下で寝ている。


恐らく他の連中がみたら「爆発しろー!」といって殴りかかってくるレベル。


「そういえばよくこんなところにプライベートビーチを持ってたなんてね。」

「?いや、持ってないぞ?」

「え?でも、誰1人いないじゃないか。」


あー。それは...。


「そりゃ、女王やその母親、『二つ名持ち』として有名なマリやカナが来れば呑気に遊んでなんかいられないわ。」


恐縮しちゃって遊びどころではない。

まぁ、命知らずならナンパしに来るかもしれないが。


その証拠に大分距離はあるが辛うじて見える所で遊んでいる団体がある。


「.....それなら納得だよ。」


ま、余計な心配がないだけいいがな。


そして、それぞれ思い思いの時間を過ごしている。


「さて、俺も仕事しますかね。」


今回俺は海に遊びに来たわけではない。


まぁ、ミミ達の水着を見たかったというのもなくはなかったが。


「今回は私が同行してもよろしいですか?」

「あぁ、構わないぞ。」


ほんとは俺1人で行くつもりだったんだが。

同行するのがカトレアなら問題ない。


「じゃ行きますか。」


俺とカトレアに水避けの魔法をかけて水に潜る。


これは元々海底に住むウンディーネに会うために作った魔法だ。

この世界には存在しない魔法だ。


そもそも、海や湖の中はモンスターの住処だから普通は潜ったりしない。


「今回の目的地はどこでしょう?」

「遺跡だな。」

「ミミさんと見つけた遺跡ですか?」

「そうだな。この前王城の書物を漁ってたらこの辺に沈んでるってあってな。だから探しに来た。」


そんなことを話していると遺跡が見えてきた。


「これが例の遺跡ですか?」

「あぁ、多分な。真ん中に魔法石がはまってるからな。」


俺は台座に踏み入った途端水避けの魔法が解けてしまった。


外からは見えてないが台座の周りには元々水避けの魔法がかけてあった。


ということは水避けの魔法をかけた人物は生きているということ。

通常、魔法は術者が死ぬと効果が切れる仕組みになっている。


「魔力を流すから近くにいてくれ。」


カトレアを傍に寄せて俺は魔石に魔力を流した。

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