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5話 鉱山攻略と待ち人

語彙力がほしい。

小説を書いておきながら何ですが作者は全く語彙力がありません。

つまり、戦闘描写や行動描写が物凄く苦手です。

練習はできる限りしていますがまだまだ足りません。

足りないことがあるかもしれませんがよろしくお願いします。

15層

ここから難易度がかなり上がる。


アークデーモン

レベル25

スキル:[飛行]、[黄魔法耐性]、[怒り]

備考、怒りにより一定以上のダメージで攻撃力アップ


スケルトンジェネラル

レベル24

スキル:[剣術]、[統率]、[援軍]

備考、援軍により仲間を大量に呼び出す。


ホーンラビット

レベル23

スキル:[突進]、[回避]、


といった感じにレベルやスキルがパワーアップしている。

そうは言っても俺からしてみればただのカカシ。


この世界に来て元のレベルがどうなっているかは分からないがおそらくそのままだろう。

俺は現れた順に倒していく。


「あ!宝箱だ!」


シェリーが指した方を見ると部屋の真ん中に宝箱がおいてあった。

この頃になるとシェリーとは最低限の会話はするようになっていた。


極稀にダンジョン内に宝箱が現れる。

出現が極稀だけあって中身も豪華らしい。

宝箱の存在はシェリーから聞いてはいたが、俺としてはさほど興味はない。

探索が楽しいのであって宝箱とかドロップ品は二の次だ。


シェリーが宝箱に近づいてどうやって開けるのか悩んでいる。


その時、壁際に違和感を感じた。


近寄ってみると壁と床の境目になにかが擦れた跡がある。

動物が走った跡かと思ったがそれにしては広範囲過ぎる。

この跡は宝箱がある部屋を囲むようについている。


ふと、嫌な予感がした。

この跡は()()()()()()()()()()()なのではないかということだ。

この部屋は通路からちょっと外れた円形の形をしている。

そしてただ動くだけでなく()()()としたら、そのスイッチは何にもない部屋に唯一ある宝箱の可能性が高い。


止めようと声を出そうとした瞬間宝箱が開いてしまった。


その直後部屋全体が揺れた。

俺はシェリーの元に駆け寄った。


「なに、なにがおきてるの。」

「その宝箱は罠だ。おそらくこの部屋の床が落ちるスイッチになっていたんだろ。」

「え?でも宝箱は本物よ?」


見るとシェリーの手には黄銅色の金属インゴットが握られている。


なるほど、これで1つわかったことがある。

それは、即死するような罠ではないと言う事。

何らかの対処で助かる事が出来るという事。

それと、対処によっては死ぬ可能性があるという事だ


間もなくして床が砕けた。


俺はシェリーを抱きしめながら落下してしていった。

たっぷり5分間落下して、俺たちは何層かに落ちた。


途中緑魔法の風で落下速度を落とした。


この罠の対処法とは緑魔法で落下速度を落とす事だった。

意外と簡単かと思ったが混乱している頭でそれを出来るかと言われたら多分出来ない。


まぁ、無事に助かったんだから深くは考えないことにしよう。


「シェリー。大丈夫か?」

「怖かった。死んじゃうかと思った。」


未だにシェリーは俺にしがみついている。そして涙声。

しばらくはそっとしておいてやろう。


シェリーも落ち着いた様で探索を開始する。


「てか、ここ何層だ?」

ギルドでエルボに貰った腕輪に触れてみると今いる階層情報を目の前に出してくれた。



今いる階層:25層

平均モンスターレベル40

主な魔法色:赤、黄色、青



といった感じに教えてくれる。

「25層って私達このままじゃ帰れないじゃない。」

「なんで?」

「だって私より全然強いしいくらナイトが強くてもレベル40のモンスターに囲まれたら対処出来ないでしょ。」

「多分な。じゃあ一生ここで二人で暮らすか?」


幸い肉をドロップするモンスターもいる。

食料には困らないし住処も適当な所を掘ればなんとかなる。


「それは.....ちょっと早いんじゃ無いかな。ナイトも男の子だからそういうことに興味があるのは分かるけどまだ私達あって1日目でしょ!だから、まだ早いわよ。」


なんか早口で言っていたが早口すぎてあまり聞き取れなかった。


「冗談だ。早く出口探すぞ。」

「分かってるわよ!」


シェリーは顔を真っ赤にして怒っていた。


しばらく進むと前方に無数の気配を感じて俺は足を止めた。


「どうしたの?」

「なんかいる。それも大量に。」


その時暗闇に無数の赤い点が浮かんだ。

それがモンスターの目であることに気づくのはそう遅くはなかった。


洞窟蟻

レベル42

スキル[統率]、[援軍]、[集団]

備考、常に集団で動き常に20匹はいる。


「ど、洞窟蟻。」


シェリーはあからさまに怖がっている。


「そんなに凶悪なのか?」

「凶悪も凶悪よ。1匹に襲われたら20匹はいるし、まけたら最後骨すら残らないのよ。」


この蟻肉食なのか。

と、話していると集団の内1匹が襲いきってきた。


これを避けて洞窟蟻の首を飛ばす。

大体の生物はこれで倒れる。


1匹が倒されて様子を見ているのか襲って来なくなった。


なら好都合と俺は『威嚇』した。

それは、なんら変わらないただの『威嚇』

殺すぞという明確な意思。


俺が『威嚇』すると周りにいた蟻達が次々に逃げていく。ただの『威嚇』だけで。

ちょっとやりすぎたかな。


「よし、これでめんどくさい奴らは居なくなったな」

「ナイト。あなた一体何者。」

「シェリーと一緒だ。ただの冒険者だ」


前のことを聞かれると説明しにくいためそれで誤魔化す。


それからはほとんどモンスターに会うことなく鉱山を出ることができた。


「なんか途中からモンスターいなかったな。」

「それは、ナイトが鉱山奥で威嚇なんかするからでしょ。奥からあんな恐いのが出てきたら大抵のモンスターは隠れちゃうわよ。」


そんなに強くしてないんだけどな。

あれでもまだ5分の1程度しか出していない。


話している内にギルドに着いた。


「おー!ナイトー!お前今まで何してたんだよ!」


ギルドに入ってすぐにエルボが泣いて近寄ってきた。


俺は数歩下がって状況を説明した。


「なるほど、鉱山のトラップにかかって攻略に時間がかかったと。そういう訳だな。」

「まぁ、簡単に説明するとそうだな。」

「それにしてもよく生きて帰って来れたな。」

「どういうことだ?」

「普通トラップにかかると大抵は死んでしまうし例え生きていたとしても瀕死でモンスターに出くわして死んでしまうケースが多いんだよ。」

だとしたら俺たちは相当運がよかったと言える。

「ま、1日では戻らないと思ってはいたがまさか2日も戻ならないとは心配したぞ。」

「それは悪かった。なんせ連絡手段が無いものでな。」


前の世界で使っていた通信石でもあれば連絡出来たんだがな。


「そう言えばついさっきナイトのことを聞きに来た獣人の子がいたぞ。」


それは間違いなくミミだ。


「悪い。用事を思い出した。詳しい話はまた後日と言うことで。じゃあなシェリー。楽しかったぞ!」


最後シェリーにの顔は赤かった気がした。


俺はギルドを飛び出してミミが待つ宿屋まで走った。


宿屋に着き泊まっている部屋のドアを開けた。


そこには俯き暗い雰囲気を出したミミが椅子に座っていた。


ミミと目が合う。


その瞬間ミミはパァと笑ったがすぐに涙目になった。

そして俺に突っ込んで来た。


「おかえりなさいませ。ナイト様。ずっとナイト様の帰りを待っていました。」


そう言ってミミは泣き続けた。


俺はただこう言った。


「ただいま。ミミ。そしてありがとう。」

やっとメインヒロインをだすことが出来ました!

ずっとシェリーがでていましたからね。

次話からはミミを積極的に出したいと思っています。(おもっているだけ。)

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