2話 新しい生活
2話投稿!
実の所もう6話位までは書けるんですよ。
え?じゃあとっとと上げろって?
誤字脱字が多くて修正中なんですよ...
「その眼だ。」
────人殺しの眼だ。
そう言って大男は死んだ。
人殺しか。今までに何度言われた事か。
っと今は過去の感傷に浸っている場合じゃない。
この戦闘を後ろで見ていた少女。
この戦闘を起こした張本人。
ナイトは女の子の傍に向かった。
「あ、あの私をどうするつもりですか?」
女の子の声は震えていた。
まあ、あんな大男に襲われたあとじゃそうなるよな。
...この先のこと完全に忘れてた。
「どうしたい?」
女の子は少し考えてから言った。
「私は貴方に付いていきたいです。」
なんて物好きな。自分でもそう思う。
目の前で人を殺したのについて行きたいなんて...
「なんでそう思った。」
「街中を走って来ましたがすれ違う人皆あの人が怖くて助けてくれませんでした。でもあなたは助けてくれました。それが嬉しかったからです。」
女の子は頬を少し赤く染め俯いた。
「ま、好きにすればいい。付いてきたいならそうすればいい。」
可愛い女の子が仲間に加わるのは別に嫌じゃない。
「本当ですか!嬉しい。」
「俺はナイト。」
「わ、私はミミです。犬の獣人です。よろしくお願いします。ナイト様。」
よく見ると頭に耳があってペタンと倒れたり起きたりしている。
これは後でもふもふしなきゃな。
「そうだ、ミミ。さっき洞窟で頭をぶつけた時に少し記憶がとんだみたいなんだ。この世界について教えてくれないか?」
結構苦しいと自分でも分かっているがこれぐらいしか今は思いつかない。
「分かりました。」
「この世界、アビーロードは強い者が全てを握る世界です。私を追ってきた人もかなりの武力と権力を持っていました。力さえあれば誰もなにも言えないですから。」
そう言ってミミは俯いてしまった。
「職業とかはなにがあるんだっけ?」
無理やり話題を変える。
「職業は───」
長いのでまとめた。
剣士──主力アタッカー。
騎士──盾役。
暗殺者──スピードで相手を翻弄する。
魔法使い──魔法での攻撃、回復を担当。
弓使い──弓での後方支援。
その他にもここから派生して色んな職業があるらしい。
「公式職業はこのくらいですね。他にも侍や竜騎士など様々な職業があります。ナイト様は剣士ですか?」
「いや、剣士になりたくて冒険者になる。」
「それでしたらギルドに行って冒険者登録しないとですね。あ、外の光です。やっと出られますね。」
ミミの笑顔はただ可愛かった。
うーん外の光は気持ちいいな。
ふとミミを見て驚いた。
洞窟じゃ暗くて分かんなかったがかなりの美少女だった。
新雪を思わせる白い髪と肌。スラリとした四肢に似合わない程の大きな胸。
「あ、あの。どうかなさいましたか?」
ナイトが凝視しすぎてミミは少し怖がっていた。
「いや。ミミはかなりの美人さんだな。洞窟内じゃ、分かんなかったけど。」
「わわわわわわ、私が美人ですか!そんなことはないと思いますが...。」
ミミは顔を真っ赤にしながら否定した。
そんなとこも画になる。
しばらく道なりに歩くと街が見えた。
いくつもの集落が集まってできた中都市だそうだ。
ナイトは早速ギルドに向かった。
「ようこそ!アルンギルドへ!お前さん見ねぇ顔だが新入りか?」
ギルドにきて早々暑苦しいオッサンが迎えてくれた。
「あぁ、そうだ。冒険者になるためにはどうしたらいい。」
「そうだな。ここから北に行ったところにある森で何かモンスターを倒してくれば冒険者登録できる。」
「ちなみに冒険者にもランクがあってだな───省略」
冒険者ランクまとめ。
Dランク──新入り
Cランク──経験者
Bランク──ベテラン
Aランク──トップランカー
Sランク──怪物、化け物と呼ばれる。
SSランク─到達者は今までにただ1人。
だそうだ。
冒険者登録したばかりだとDランクスタートで功績を挙げたり活躍すると上のランクに上がったりする。
自重?そんなのしない。
今の力がどれ位か知らないが取り敢えずさっさとAランクになって暇な生活から抜け出したい。
っとその前に拠点が必要か。
今回は宿屋を拠点にすることにした。
実はこの街に来る途中で何体かモンスターを倒してこの世界の通貨は手に入れていた。
その内家とか持たないとな。
今回ミミは留守番。
まだ混乱してる部分があるし、いきなり戦闘は危険だからな。
ミミは魔力値が高いので魔法使いとかにしたらいいと思っている。
そんなことを考えていると森に着いた。
森の中は勿論の事ながら木が鬱蒼と茂っていて木々が太陽光を遮り地面はいつもジメジメしている感じだった。
森に足を踏み入れた途端、足元に矢が刺さった。
どこから狙撃されたようだが、索敵能力が高いナイトからしたら弓なんか使ったら自分はここにいると知らせている様なものだ。
ナイトは矢が飛んできた方向に急加速し間合いを詰めた。
そこにはレッドゴブリンが数体いてそれぞれ棍棒や弓矢を持っている。街に行く途中で襲ってきたのもレッドゴブリンだった。
突然の侵入者に警戒心MAXのゴブリン達。
ナイトはその中心に降り立ち、[威嚇]をした。
[威嚇]─なんてことないただの威嚇。殺すぞという明確な意思。
それを最強がやるとどうなるか。
答えは──
殆どの生物は恐怖のあまり動けなくなるだ。
実際、威嚇されたゴブリン達はその場でガタガタと震え戦意は失われていた。
ナイトはゴブリン達の周りを1周して元の場所に戻った。
その数秒後、ゴブリン達は体から血しぶきを上げて倒れ煙となって消えた。
ちなみにこの世界では人間以外の死体は残らない。
倒した瞬間から煙となって消えてしまう。
後に残るのはお金と倒したモンスターの素材だけだ。
目標を達成して帰ろうかと思ったら近くの茂みが動き、赤い狼が3体出てきてナイトを囲んだ。
「グルルルルルル。」
狼は喉を鳴らし今にもナイトを食い殺そうとしていた。あれだけの威嚇を放ったのに全く引く気を見せない。恐らく恐怖で強くなるタイプのモンスターなんだろう。
2体の狼がナイト目掛けて飛びかかる。
それを剣で流して残りの1体に攻撃する。
「最強」と言われたスピードに反応できず1体は倒れ残りも警戒心を強め睨んだ。
しかし、睨んだ先にナイトは居なかった。
「やっぱ初心者向けだな」
声のした方向は2体の後ろからだった。
その直後狼2体から血しぶきがあがり倒れた。
ナイトが最強と言われた所以はいくつかあるがその一つに速さがあった。
肉眼では追いつくことが出来ない速さ。ナイトが動き出したらもはや相手はここに来るだろうという勘に任せるしか手は無くなる。
本気を出したナイトに勝てるのはナイトの両親位だろう。
目標も達成して今度こそ帰る。
「おー!よく帰ったな。初戦闘はどうだった。」
ギルドについて早々いつものオッサンが迎えてくれた。
「まぁ、ぼちぼちだな。大変では無かった。」
そりゃレベル100がレベル1のダンジョンに行った所で大体はワンパンで済んでしまう。
「そうか。お前さんには才能があるのかもな。じゃ、倒したモンスターの素材を見せてくれ。」
ナイトは「無限収納」から素材を出す。
振りをした。
「無限収納」はナイトがいた世界の魔法でこっちの魔法では無い。
オッサンからはポーチからアイテムを出したように見えるはずだ。
まあ、こっちの魔法であったとしても冒険者駆け出しのナイトが使えるわけもない。
無駄な詮索を避けるためにこうした。
「無限収納」──容量無限で例外を除き何でも入れる事ができる。
例外は生物だ。ただし死んでいれば持ち運びが可能。
「アイテムボックス」──初心者冒険者の必需品。
「無限収納」と違って容量がある。
「これは!」
するとオッサンが素材を見て騒ぎ出した。
誤字脱字があれば教えて下さい。
作者は語彙力がほぼ皆無ですのでこの先言い回しがちょいちょい変になるかもしれないのでご了承ください。




