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14話 結婚?とマンイーター

さて、次の展開はもう決めてあります。

しかし、作者は学生でテストがあるため少し投稿が遅れるかもしれません。

ドラゴン討伐から3日。

街は未だにお祭り騒ぎである。


3日前に俺がドラゴンを倒したと知ってからずっとである。


よく疲れないな。


ギッシュに呼ばれたので今はアルベール邸へと来ている。

ミミ達は街の祭りを楽しんでくると言っていた。




「この度はドラゴン討伐を買って出て貰って済まないねこれは少ないかもしれないが報酬だ。」

「それはどうも。で、要件は?そんなんで俺を呼んだりしないだろ?」

「ドラゴン討伐をそんなこととはそれを言えるのはナイト君位だろ。そうだな、今回来てもらったのはちょっとした相談があったからなんだよ。」


この時点で物凄く嫌な予感がした。

俺に相談するということは俺絡みということは確実な訳だ。


「その相談なんだが、ララを妻に貰ってはくれないだろうか。というものだ。」


やっぱりな。俺絡みで相談といったら戦闘面か、こういった婚姻面位だろ。


「いきなり言われてもなそれに、ララはそれ知ってるのか?」

「勿論だ、ララもナイト君ならイイと言っている。」


俺は考えた。多分人生で1番考えたんじゃないかな。


「悪いが結婚はまだ無理そうだな。実感が湧かないしそんな奴と一緒になったってララも嬉しくはないだろうしな。」


ララにも幸せになる権利はある。

俺の所で無駄な時間を過ごすよらよっぽど有意義だ。


「そうか、無理を言ってすまなかったね。」

ギッシュが謝ると同時に応接室の扉が開いた。


「そんなこと無いですよ。」

「私はナイトさんと一緒に居られるだけで幸せですよ?」

「俺と一緒にいたって詰まらないぞ?どこ行くにも俺の気分次第だしミミやララみたいな可愛いやつを連れてると絡まれるし。」


「それは、ナイトさんが守ってくださいますでしょ?」

「そりゃ、守るけど。」


「なら、問題ないじゃありませんか。」

「うむ。それならむしろ楽しそうではないか。」

「いやいや、娘が危険な目に遭うかもしれないんだぞ?」


「「その方が面白い。」ではありませんか。」



駄目だこいつら・・・早くなんとかしないと・・・。



「とにかく、結婚は無理だ。」

「そうか、ナイト君が嫌だと言っている以上無理にとは言えんな。」


ここで諦めてくれれば事はすんなり終わったんだ。

この、オヤジが変なことを言わなければ。


「お!なら、婚約というのはどうだろか。」

「それもう、結婚と変わらないだろ。」

「婚約はお試し期間みたいなものだよ。この期間に合う合わないを決めるんだよ。」


ここで断ってもよかったのだが流石にギッシュの面子が丸潰れで可哀想だからララとの婚約を受けることにした。



我ながら甘いな。



家に帰るとミミ達は先に帰ってきていた。

「おかえりなさい。あれ?なんでララさんがここに?」


「この度ナイトさんと婚約させて頂きました。」


俺が説明する前にララが爆弾を投下した。


「ちょっと!どういう事よ。」

シェリーは俺の襟首を掴んでぐわんぐわんしてきた。

「落ち着け。あくまで婚約だから結婚じゃ、ないから。」

「私が先にしたかったのに!」


シェリーさん。心の声がダダ漏れですよ。


シェリーを落ち着かせて説明。


「ナイト様はララさんと結婚するおつもりなのですか?」

「今のところそんな予定は無いな。」

「じゃ、まだチャンスはある訳ね。」


だから、漏れてるって。




ララはギッシュに用事があるとかで一旦家に帰った。

ついでに俺の家に来る準備をすると言っていた。


あー胃がもたれそう。


そのあいだに俺はクエストを受けることにした。

この前、ドラゴンを倒したことから特待でAランクに上がった。

しかし、ミミ達はまだBランクだから、パーティーでAランクを受ける事は出来ない。


それでもBランクでパーティーで受けた方が楽しいから別に構わない。


Aランククエストを受けたこところで目的地まで全力で走って標的を瞬殺して帰ってくるだけだしな。


それよりはメインパーティーの戦闘能力を上げた方がいい。


余談だが、この前ユミルから念話がきてメイドが50人を超えたそうだ。

奴隷関係は全てユミルに任せてある。

この調子なら直ぐに100人行きそうだな。

余談終わり。


俺達はマンイーターの討伐クエストを受けた。


マンイーターは森に自生し生物が近づくと触手を使って襲いかかってくる。

特殊な粘液を出してその生物を溶かすそうだ。


「粘液は人間には効かないんだろ?なら、問題ないじゃないか。」


そう、肝心な粘液は人間には効かない。


「違うのよ。その粘液は人の肌には効かないけど服には効くの。」

「つまり、服が溶けてエッチなことになる。」


なるほど。だからシェリーは嫌がってたのか。


「でも、シェリーは弓だろ?粘液が届くほど近づかなければいいんじゃ?」


心配すべきはシアとカトレアだと思うがな。

一応カトレアは魔法が使えるとはいえメイン武器は剣だから粘液を避けながらになるだろう。


「私の体でよければいつでもご覧になってください。」


うん。羞恥心なし!これなら避けはしないだろうな。


そんなことを話しているうちにマンイーターがいる森に着いた。



マンイーターは通常普通の植物に擬態しているため非常に見つけにくい。


[神眼]スキルが無ければの話だけど。


森に入って直ぐにマンイーターの元へと直行した。


そこには草しかなく森ならどこでも見れる。


俺はそこに[ファイアーボール]を放った。


[ファイアーボール]

赤魔法の初級魔法。


次の瞬間激しくのたうち回る巨大植物。


マンイーター

スキル[触手]、[暴食]、[擬態]、[吸収]、[粘液]、[支配]

備考、暴食によりテイミングが不可能。



マンイーターを見つけたはいいが先に放った[ファイアーボール]で体力が半分ほど削れてしまった。


「あれ?ファイアーボールってこんなに威力あったけ?」

「それは、ナイト様が強力なだけだとおもいます。」

「ファイアーボールで体力の半分削るとかホントずるいわ。私こんなのに対抗心抱いていたなんて、早めに諦めてよかった。」

「ご主人様ですからファイアーボールで半分削っても不思議ではありません。」

「ご主人強い。」


なんか、みんなからのイメージが何でもしでかす奴ってなってる気がする。

否定できない。


俺のイメージは置いといて。

カトレアとシアがマンイーターに向かって走り出した。

マンイーターもこちらに気づいて触手を伸ばす。

しかし、シアは見事な体裁きで避けカトレアは向かってくる触手全て切り捨てている。


ミミは赤魔法で援護か白魔法で前衛2人を強化。

シェリーは、火矢で応戦。


俺は木の上でゆっくり観戦。

まぁ一応もしもの時用に動けるようにはしているがシアとカトレアがあの調子なら大丈夫だとは思うが。


その時近くの木のつるがカトレアとシアの足を捕らえた。

「なッ!」

「え?」


空中に宙ずりになる。


恐らく[支配]スキルだろ。それ以外で自分の体以外を動かせるスキルはない。


マンイーターは捕らえた2人を溶かそうと口を開ける。

そこにミミの赤魔法が放たれマンイーターは口を閉じて苦しみ出した。


そこにシェリーの矢でつたを切って2人は解放さらた。


お返しとばかりに叩き込まれる剣撃。


マンイーター遭遇から僅か5分。

マンイーターは倒れた。


少し残念だ。マンイーターの粘液スキルを見ておきたかったんだが。


「ナイト様どうでしたか?」

「ご主人様。終わりました。」

「あー。疲れた。でかいと当てやすいけど精神的に疲れるわ。」

「楽しいよ?」


「上出来だ。」


全員が嬉しそうな顔をした所でマンイーターが膨らんだ。


「全員退避!」


しかし、遅かった。


マンイーターは爆発、体内にあった粘液はミミ達に振りかかる。


ミミ達の服はみるみる内に溶けていく。


最後にマンイーターは自爆した。


こう言ってはなんだが、マンイーターグッジョブ!

最後に見せ場を持ってくるスタイル嫌いじゃない。


「大丈夫か?」

「はい。なにも問題ないです。」


そう思うのはカトレアだけだと思うぞ。


シェリーなんか顔真っ赤にして独りでブツブツ呟いてるじゃないか。

ミミも少し残った服を手繰り寄せてる。


シアはカトレアと同様気にしていない様子だった。

奴隷になると羞恥心とかは無くなるのかな?


いや、それは無いな。だって、ミミなやか顔真っ赤にしてるし。この2人が異常なだけたな。


最後にマンイーターが見せ場を作ってくれたところで『無限収納』から替えの服を出してミミ達は着替えた。

流石にほとんど裸の状態で街を歩く訳にはいかない。


俺達は一旦ギルドに戻った。

テストヤダーやりたくない。

誰か助けて〜


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