12話 女冒険者とドラゴン討伐
今回は意外と早く書き上がりました。
我ながら厨二病感が半端ないです。
次回どうしようかな。
「あぁ、そうだが?」
「申し遅れました。私アルベール家長女。ララ・アルベールです。」
アルベールということはギッシュの娘か。
「先日、妹がお世話になりました。」
「どういたしまして?」
「お話がしたいので屋敷に来ていただけますか?」
断る理由もないので俺達は屋敷に向かった。
そのまま応接室的なとこに通された。
しばらくしてララが冒険者の姿ではなく領主の娘として来た。
つまり、冒険者服からドレス?に変わった。
「で?俺にはなんの用があったわけ?」
ただ妹のお礼がしたいなら屋敷にわざわざ呼び出さないだろう。
「はい。それは、ナイトさんにドラゴンを倒して欲しいのです。」
ここで俺以外の全員が反応した。
「ちょっと待ちなさいよ。ドラゴンを倒して欲しいとか、正気?あれがAランク特待って知ってて言ってる?」
Aランク特待とは、例えDランクでもドラゴンを倒せばAランクに上がれるというものだ。
「えぇ、勿論知っています。しかし、街が壊滅するかもしれないのに黙って見過ごす訳にはいきません。それに、モンスターフェスを鎮めたナイトさんならもしやとも思ったのです。」
「もしも、俺が嫌だと言ったら?」
「その時は私が行ってドラゴンを倒します。」
それは不可能に近い。
ステータスを見ればわかる。
ララ
性別:女
レベル40
スキル[剣術]、[体術]、[加速]、[魔法弱化]
備考、魔法に対する全てのことが弱体化。
[魔法弱化]
魔法に対する被ダメージ倍加、与ダメージ減少。
とにかく魔法に弱い。
ドラゴンは[龍激]や[龍砲]などの龍魔法を使って攻撃してくる可能性が高い。
『龍魔法』
龍のみが使える魔法。広範囲高火力とかいう化け物。
だから、ララがドラゴンと戦った場合恐らく負ける。
「勿論、報酬は用意してあります。いかがでしょうか?」
「いかがでしょうも何も俺が行かなかったらララが行くだろ?ララには、魔法弱化があるから絶対負ける。なら、俺が行くしかないだろ。」
「ナイト!いくらあんたでも無理よ!そりゃモンスターフェスを鎮めたんだから多少ダメージは与えられるとは思うけど。と、とにかく私はまだナイトに居なくなって欲しくないの!」
はい。ツンデレ頂きました。
「私も同じです。ご主人様に居なくなられたら私はこのアルベール家を全員殺してしまうかも知れません。」
はい。狂気の発言頂きました。.....要らないです。
「2人共なぜ俺が負ける前提で話してる?シェリーはともかくとしてカトレアは俺のステータスが見えてるはずだろ?」
「はい。そうですが.....あれ?なにか新しいスキルが現れています。[龍特攻]とあります。」
「それが今回出すスキルだ。」
今現在俺はいくつかの、スキル・能力を隠している。
カトレアの様な[神眼]の持ち主が居ないとも限らない。これだけのスキル・能力を全部出して置くのは危険すぎる。中には街1つを消し飛ばすものもある。
「ナイト様。私も見てみたいのですが宜しいでしょうか?」
「私も見たい。」
「私も!」
「分かった。」
俺はミミとシアとシェリーと『同調』した。
『同調』
他者に自分の能力を貸し与える魔法。
どんな能力も貸し与えられるが相手に触れなきゃ行けないから身内専用と言ったところ。
「これが普段ご主人様が見ている景色。」
「ご主人。この文字はなに?」
「それが俺が言ったステータスだ。」
「[龍特攻]があるからそう簡単には死なないぞ。根性スキルもあるからな。」
「では、この依頼。受けて頂けますか?」
「勿論だ。しかし、問題はどこで倒すかだな。」
街中でドラゴンと戦闘なんかしたら街が壊滅しかねない。
「なら、街の西側に工事前の更地があります。」
なら、戦闘場所はそこできまりだな。
それから俺達はドラゴン討伐に向けて話し合いをした。
夜。
普段なら酒盛りを楽しんでいる人で賑やかだが今日に限っては誰一人として居ない。
『ナイト様。お気をつけくださいね。』
『負けたらしょうちしないわよ。』
『ご主人。頑張って。』
『ご主人様。できれば私もご一緒したかったのですが残念。』
全員の声が頭の中に響く。
『同調』していると念話が可能になる。
『あぁ、負けるつもりはないさ。俺のステータス見たなら分かるだろ?』
『おっと。敵さんがお出ましだ。しばらく念話は反応出来ないぞ。』
俺は飛んできたドラゴンと向き合った。
『お前はだれだ。』
あ、喋れるのね。
「お前を止める者だ。」
『我を止める?笑止。そんなことが出来るものか。我は誇り高きドラゴンである。下等な人間などゴミクズにすぎん。』
すると、アルベール邸の方からものすごい殺気が発せられた。
あ、そっか。
聴覚も『同調』してるからカトレアも聞いてるのか。
下等な人間で反応したな。
「自分を誇り高きとか言ってるくせに下等生物にちょっかい出すとか、さみしがり屋なの?ぼっちなの?」
俺は盛大に煽った。
俺が今、立っているのは街の東側。
『黙って居れば巫山戯たことを!消し炭にしてくれる。!』
ドラゴンが龍砲を打とうとしている。
勿論打たせる訳ない。
俺は一瞬でドラゴンの前に移動。そのままドラゴンの顎を蹴り上げた。
そのまま腹に1発パンチを叩き込む。
空に打たれる龍砲。
ドラゴンはそのまま西側に吹っ飛んでいった。
俺はその後を追う。
ドラゴンは開けた土地で蹲っていた。
『貴様。何者だ。我をいとも簡単に吹っ飛ばすとは。』
「戦いに慣れた冒険者と言っておこう。」
ホントは異世界住人たが、ホントのことを話す必要も無い。
『少しは骨のある、人間と巡り会えたか。』
ドラゴンは心の底から楽しそうにしていた。
『ただ逃げ惑い、泣け叫び、絶望を感じる種族では無くなったというのか。面白い人間よ我を楽しませてくれ!』
「もちろんだ。お前こそ直ぐに死ぬなよ?」
そこから2人は無言で龍魔法を放った。
互いにぶつかる極太光線。
俺は一瞬だけ早く魔法をきってドラゴンに接近羽を削ぎ落とした。
これで空へは逃げられない。
また、ドラゴンが龍砲を複数撃って来た。
俺は全ての龍砲を斬った。
俺のスキルの1つ[間接技無効]
龍砲の反動で少しだけ怯んだ隙に[剣聖]スキルによる剣撃を叩き込む。
盛大に上がる血しぶき。
前の世界ではこんな云われがあった。
曰くかの者を怒らせてはいけない。
曰くかの者の関係者に手を出してはいけない。
曰くかの者魔法を撃ってはいけない。
曰くかの者は最強である。
これら全て俺に関する云われだ。
俺を怒らせると1つ街が消える。
俺の関係者に手を出すと俺が怒る。
俺には魔法が効かない。と言うよりは届く前に斬られる。
他にも数え切れない程の噂、嘘が溢れていた。
それほどの男がドラゴン1匹に負ける理由がない。
それに、状況から見て勝ち負けはハッキリしていた。
終始動き回ってる俺と終始動かないドラゴンでは攻撃チャンスが違う。
「あーめんどくさくなったな。本気だそ。」
俺は剣をしまって拳に力を込めた。
よく、フェイントに使っていた技だ。
俺はドラゴンに向かって走り出した。
好機と見て放つ龍激。
龍激は龍砲の上位互換。口からの光線で広範囲を焼き尽くす。
俺は気にもせず突っ込む。
龍激が放たれる。
俺の服を焼いた。
ただそれだけ。
体に異常はない。
『な!我の龍激が効かない、だと!』
「もうおしまいか?なら、こっちの番だな。」
俺はドラゴンの腹にパンチを叩き込んだ。
貫通。
ドラゴンは腹に風穴を開けて死んだ。
ドラゴンの死体を『無限収納』に入れてアルベール邸に戻った。
作者は漢字にルビを振った技名とかが好きでこの作品にも出てきます。
カッコイイよね。
ドラゴンのイメージはみんなで狩りをする奴の
ミラ○レアスです。




