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96話 オケアノス VS ジル

ここで1つお知らせを。

今回の戦闘シーンでの事です。


イリスと空の神、ヴァーユとの戦いは恐らく挙げないかと思います。


理由は後書きで。

「おら!」

『創世なる大地よ。』


おれの足元に地面が現れる。


「ジル君。突っ込みすぎです。」

「わかったから近づくな!頼むから!」


なんでこいらは必要以上にベタベタしてくんだよ。

戦闘中にくっついてくるからやりずらい事ない。


それでもまぁ、おかしい奴がこの2人でよかった。

ヒスイと名乗った女とシロと名乗った少女はやばい。


おれをみるなり抱き着いてきた。


今は『猛毒の神、オケアノス』との戦闘中だ。

チーターからは海の神って聞いてたけど急に変わったらしい。

ま、おれは腕試しが出来ればそれでいい。


オケアノスはなんか発狂しながら攻撃してるだけだし攻撃も雑でどこにくるかわかる。

唯一めんどくさいのはオケアノスの足元に広がる猛毒の湖。

『死の神、ワーヤック』のおれでもダメージを受ける程の猛毒。ヒスイ達はものともせず攻撃しっぱなしだけど攻撃力が低くてあんまダメージは与えられてない。


「ジルが主力だから、死なせるわけにはいかないの。ナイトからもそう言われてる。」

「ベタベタしながら守れって言われたのか!」

「........そうよ。」

「ぜってー嘘だ。なんだよ今の間は!」

「ジル君。私と同い年ぐらいなのに強いね。」

「見た目はな。実年齢だったらシロの方が上だろ。」

「女の子にそんなこと言うんだ。キスするよ?」


「おれが悪かった。」

おれは前にチーターが怒られたときにやってた、土下座?をした。あってるかわからないけど。


「だーめ。」

人をここまで絶望に貶める言葉があるだろうか。

シロは自分の唇を舐めながらこちらに近づいてくる。


「ちょ!戦闘中だから!終わったらしてもいいから!」

その場しのぎにしかならないが終わったら速攻でチーターのとこに逃げてチーターを盾にすれば問題ない。


「分かりました。あとにしましょう。」

なんとか一命は取り留めた。


オケアノスとの戦闘に戻ろう。

オケアノスの姿は本で読んだクラーケンの姿をしていた。

下半身がタコで上半身が人。


実際にみると気持ち悪い。

人はイケメンなんだけどしたのタコの触手がウネウネしてるから尚更。


「!来るぞ!毒吐きだ!」

オケアノスは口を大きく開けると紫を通り越した黒い液体を吐き出した。


普通の人間なら、一瞬で溶けるほどの劇毒。

「さすがジル。お姉さんがよしよししてあげる。」

「ひっ。」

「人が撫でてあげようとしてるのになぜにげるんですか?」

「身の危険を感じたから。」


総勢20名近くいるアンドロイドのなかで変態なのは、この2人。

他の連中はちゃんと攻撃してくれる援護もしてくれる。

まともに戦ってないのはこの2人だけ。


「ちゃんと戦えよ!」

「私はいたって真面目です。」

「ジル君てば変なの。」

「変なのはお前らの性癖と頭だ。一回壊した方がいいんじゃないか。」

「ナイトさまにも同じこと言われました。」

「私も言われた。」

「チーターも同じことされたんだな。」


なんか親近感沸いた。


こうしていれ達が喋ってる間にもオケアノスは攻撃してくる。

そのほとんどが触手での攻撃でたまに魔法での攻撃をしてくるけど全部デバフ系の魔法だからそんなに害はない。

むしろ、一番害になってるのはこの2人なんだよな。


アンドロイドだかなんだか知らんが、こいつらほんとにアンドロイドか?

流暢にしゃべるし変態だし感情を理解してる。

頭もいいのか次にどこに攻撃がくるかを予想して避けてるから今まで被弾したやつはいない。


あ、頭いいのはこの2人は除く。

変態が頭いいわけないよ。


「にしても、タフだな。」

「自分で出した毒を吸収して回復してます。」

「それだけじゃない。毒を進化させてる。長期戦になれば私達をも熔かす毒を吐いてくる。」

「うわ、めんどくさい。...って!遊んでる場合じゃないじゃん!」

「遊んでませんよ?疲れをとる為の癒しです。」

「右に同じ。」

「おれからすれば邪魔にしかなってないんだけど。」

「「ナンノコトダガワカリマセン」」


こういうときだけ片言になりやがった。

ま、まぁ、シロはともかくヒスイは胸があるしちゃんと柔らからいいけど。


「今私の胸見ましたね。」

「視線を追うのもアンドロイドの特権か。」

「さっきから同じことをしてるので。」


あー。敵の目線で次の攻撃対象を絞ってたのか。


「ナイトさまは見てくれなかった。」

「私の胸ら興味がないようだった。」

「チーターには獣人の女がいるだろ。」

「ミミさんがいなくなれば振り向いてくれる?」


怖い発想だ。


「その前にお前らが機能停止するだろ。」

おれは真顔で答えた。


あのチーターなら国を滅ぼしかねない。


と、おれたちが話しているとオケアノスの足の内1本が斬られた。

すると、オケアノスは毒を吸収して下がった。


「足を斬られると下がるのか。」

「弱点発見。総員、足を狙う。」

ヒスイがほかのアンドロイドに指示を飛ばすと全員足を全力で攻撃し始めた。


なら、やることは簡単。

迫ってくるか触手全て切ればいいだけの話。

チーターとの訓練でも同じことをした。


下半身はタコだから、足は8本。

さっき切られたから残りは7本。


『死に惑え。』

おれの能力。

『死の神、ワーヤック』としての能力。

今回、毒を相手取るってことでミカは連れてこれない。

だから、《守護者(ガーディアン)》は使えない。


まぁ、守護者より死の神としての能力のほうが圧倒的に強い。


さっき放った魔法だってタコの足を1本軽々と潰した程だ。

魔法適性がないから魔法は使えないけどこういう能力でやっていくしかない。


その後も足をどんどんと切っていくおれ達。

.....ずっとシロとヒスイはおれのそばで邪魔してきたよ。


「これで最後だー!」

おれは最後の1本を切り落とす。


足を全て切られたオケアノスは奇声を発しながら暴れだした。

しばらく暴れていたけど急に止まった。

その瞬間、オケアノスが膨らみ出した。


「自爆する気だ!全員退避!」


全員が退避するのと同時にオケアノスは爆発して人をも溶かす毒を辺りに撒き散らした。


あちこちから魔法の詠唱が聞こえる。

それぞれ毒を対処してるようだ。


おれは魔法が使えないから自力で避けるしかない。

範囲外に逃げれば1番いいんだけど範囲が広すぎて逃げるに逃げられない。


おれが避けてると一際でかい塊が降ってきた。

あー。あれは避けられないな。

頑張って掠るな。


足に力をいれて全力で後に下がる。

着弾。

毒は液体だから着弾と同時に飛び散るんだよ。

飛び散った毒がおれの目の前まで迫る。


その時、ひとつの影が割って入った。


「お前.....」

割って入ったのはヒスイ。

毒に当たり、腕を溶かされた。

金属がどろーと溶けていかにあれが危ない毒だったかを思い知らされる。


「ご安心を。拠点に戻れば修理するパーツがあります。それより警戒した方がいいかと。」

「は?」


「ジル君。」

ビクッ!!!!!!


背後からの殺気に似た気配。

チーターから気配察知を学んだおれはすぐに反応したつもりだった。


けど、

「捕まえた。言ったよね終わったらしてもいいって。」


アンドロイドの速さに追いつくはずもなく捕まった。


「いや、その、待った。そういうのはチーターにやってくれ。おれはまだ未熟だからそういうの早いと思うんだ。」

「ナイトさまは捕まえさせてくれないのです。あ、あと私的には未熟の方が魅力があるよ。」


自力で抜け出そうと抵抗するがそこはアンドロイド。

力が異常に強い。

岩に挟まったと思う程に動かない。


「じゃあ、いただきます。」

「ちょ、待て。ぎゃああああああ!!!!!!」


辺り一帯の森におれの絶叫が響き渡った。

さて、理由ですが、非常に書きにくいというのがあります。


今回イリスは、それぞれの国の兵士と共闘しています。

相手は、空を飛んでいて近接は効かない。

遠距離攻撃は弓、銃だけ。

という過去の作者を殴りに行きたいくらいに縛られた状況なんです。


過去の部を書き換えればいいだけなんですがそれをやってると更新が遅くなってしまうので諦めました。


よって、『ヴァーユ VS イリス』は挙げないということをご了承ください。

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