プロローグ
初投稿!
これからも続ける予定なので是非よろしくお願いします。
大幅改稿しました。
ここは魔法世界アルバス。
ここは名前の通り魔法が使えレベルという概念が存在する。
[レベル]
人個人に存在し生まれた瞬間にレベル1となりその後の鍛錬によってレベルが上がる。
レベルは言わば高次元の結晶。
それは、人の努力を凌駕する力。
同い年だからと言って力が同じとは限らない。
人の鍛錬、努力を嘲笑うかのような世界。
というのも、レベルの上がり方には個人差がありちょっと剣を振っただけでレベルが上がる人もいれば100回振ってやっと上がる人もいる。
そんなほぼ運任せの世界にも「最強」と呼ばれる者はいる。名を
『ナイト・コア』という。
性別は男。
レベルは100。
魔法属性は闇·火
能力は≪常識無効≫≪???≫
と、能力欄を一目見ただけでもチートたどわかる。
通常、レベルは一生の内に80までいけば強者として悠々自適な生活ができかなり誇れる事だ。
しかし、ナイトのレベルは100とカンストしていてこれ以上、上がることはない。
「暇だ。」
これが彼の口癖であり最強となったものの末路だった。
この世界の人はレベル80以上を目指して日々生きている。
しかし、レベル80を簡単に超え戦う相手も居なくなった者はどうだろうか。
誰と戦っても常に勝ちどんな強力なモンスターと戦っても無傷とはいかなくても勝てる。
非常に面白くない。
それ故に彼は「暇だ。」としかいわなくなった。
「フェルテン。何か面白いことはないか?」
「いきなりだね。モンスター狩りでもしてくればいいんじゃないかい?」
「もう飽きた。他のことがしたい。」
隣にいる相方に無茶振りをかましたのが『ナイト・コア』その相方『フェルテン』
「しかたない今日は寝る。」
そう言ってナイトは寝てしまった。
朝?
ナイトが起きるとそこは洞窟だった。
数多くのダンジョンを踏破してきたナイトですら見たことない洞窟。
岩は苔むして所々湿っている。
起きてすぐの頭では混乱も起きる。ナイトは一旦冷静になりもう一度辺りを見渡してみた。
やっぱりそこは洞窟で、もといた部屋には戻れない。
「どこだここ。」
見たことのない場所に来れば誰しもが口にする言葉。
それは『最強』を冠する者でもあっても例外ではない。
現状ここはどこかわからない。分かっているのは今は洞窟にいると言う事だけ。
これからどうするか考えていると、どこからか怒鳴り声が聞こえた。
暗い洞窟を壁沿いをつたって行ってみると、大男と小柄な女の子が戦っている。
体格差で女の子が押され気味だ。
男の方は大きな斧。
バトルアックスと言われるもので戦い、
女の子は刀?かあれは。
そういった細いもので戦っていた。
助けに入りたいがどっちを助けたらいいかわからない。
助けたい方を助けることにした。
勿論女の子の方だ。
男を助ける理由はない!
その時女の子が持っていた武器が吹き飛んで洞窟の奥にとんでいった。
大男の持っていたバトルアックスが女の子目掛けて振り下ろされる。
ガキィィィィン。
突如として洞窟内に響く金属音。
大男の斧はナイトの剣によって女の子に届くことは無かった。
「おい。女の子相手に何してんだよ。」
ナイトが放った声は冷たかった。
「なんだお前。お前には関係ない。こいつは俺が買った奴隷だ。その奴隷を連れ戻して何が悪い。」
その行為自体は悪い物じゃない。
「あー。そういうのどうでもいいから、俺はこいつが欲しいからお前から奪うだけだから。」
あるスキルを使って女の子の方を探ってみたが胸がかなりある。
それだけで人によっては、助ける理由になりうる。
「そういう事ならいいだろ。俺に勝ってみろ。」
ナイトに向かって勝ってみろ。というのはもはや自殺行為にほかならない。
今までくぐり抜けてきた修羅場の数が違うからだ。
ナイトが斧を弾き大男を後ろに下げる。
その間に女の子を抱え後ろに下がる。
これで大男とナイトの間はかなり空く。
大男が着地と同時に間を詰めてきた。
デカイ図体して意外と速い。
ナイトも間を詰めさっきとほぼ同じ場所でお互いの武器がぶつかり合う。
「てめぇ、一体何もんだ?」
鍔迫り合いをしながら聞いてきた。
何者と言われると少し困るな。
当然異世界の住人と答えることは出来ない。
まぁ、言ったところで信じる訳はないが...。
「しがない流しの用心棒さ。」
うん。これが一番普遍的で安全だな。
「お前 《ナイト》か。その割には装備が雑だな。」
あーびっくりした。名前がバレたかと思った。
騎士の事ね。
「まーそんなとこかな。」
めんどくさくなったので適当に返す。
「軽装の《ナイト》ほど弱いものはいない。」
確かに《ナイト》は重装で盾役だからな。
「そうなんだ。じゃあその常識を覆そうではないか。」
ナイトは斧を弾くと踏み込んで大男を斬ろうとする。
が斧で防がれてしまう。
しかし、ナイトの攻撃は止まらない。
レベル100の剣戟は中途半端な防御では簡単に破れれる。
ナイトが剣を振れば振るほど大男の体には傷が生まれる。
程なくして大男は倒れた。
全身を斬られ、服には血が滲み満身創痍だ。
「てめぇ。《ナイト》じゃねぇな。お前は一体…。」
「言っただろ、しがない流しの用心棒だって。」
その時大男は意味深な事を呟いた。
「その眼だ。」
───────人殺しの眼だ。
そう言って大男は死んだ。
これは作者のヒラメキ成分100%で出来ています。
なので投稿はかなり不定期になります。
一週間で何本も投稿することがあれば2週間何も投稿しないこともあります。
目指せ週一投稿!