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白の武器神  作者: マテリアル
第1章
7/14

初戦闘

12/9

地の文の一部の「私」を「零」もしくは「レイ」に変更しました

詳しくは活動報告へ

チュートリアルを無事制覇したレイは、ヨミの部屋で疲れたように寝転がっていた2人を迎えに行った。


そして、今はクレアシオン、通称始まりの街を出て、草原に来ている。


ここにいるモンスターは非アクティブモンスターらしい。つまり攻撃しなければ攻撃されない。


この周辺には、雫のような形のスライムという魔物と兎に角がついたホーンラビットがいるらしい。兎を追いかけているパーティーがちらほらと見える。最初の方に草原に出て行った人達は、もう奥に行ったようだ。


「まず、スライムを狙うわよ」

「わかった」

「はーい」


ちなみに2人のステータスは


『name:ヨミ

sex:女

age:14

race:神童(魔法)

level:1

HP:100/100

MP:10/10

STR:10

AGI:10

VIT:10

DEX:10

INT:50

MND:30』


『スキル:火属性魔法(レベル1)、水属性魔法(レベル1)、風属性魔法(レベル1)、土属性魔法(レベル1)、光属性魔法(レベル1)、闇属性魔法(レベル1)、補助魔法(レベル1)、回復魔法(レベル1)、魔法の使い手(レベル1)、MP回復速度上昇(レベル0)』


『控えスキル:無し』


『種族〈神童(魔法)〉:武器•生産系スキルの取得不可、取得経験値0.25倍、レベルアップ時の取得ステータスポイント2倍、スキル成長速度2倍、スキル成長速度ダウン系効果無効、初期ステータスポイント2倍』


『魔法の使い手:取得している魔法スキルの成長速度2倍』


『MP回復速度上昇:MPの自然回復速度を上昇させる。120秒引くスキルレベル毎にMP1回復』


『name:コリン

sex:女

age:12

race:神童(生産)

level:1

HP:100/100

MP:10/10

STR:30

AGI:15

VIT:10

DEX:40

INT:20

MND:5』


『スキル:鍛治(レベル1)、調合(レベル1)、合成(レベル1)、裁縫(レベル1)、細工(レベル1)、農業(レベル1)、木工(レベル1)、建築(レベル1)、彫金(レベル1)、錬金術(レベル1)』


『控えスキル:無し』


『種族〈神童(生産)〉:武器•魔法系スキルの取得不可、取得経験値0.25倍、レベルアップ時の取得ステータスポイント2倍、スキル成長速度2倍、スキル成長速度ダウン系効果無効、初期ステータスポイント2倍』


種族は似ていて、内容もほぼ同じ。

武器の使い手と魔法の使い手は同じような系列らしい。


完全な住み分けが行われている。

もともと、レイ達は全員人族にするはずだった。

レイは武器の得手不得手が出て欲しくないから。

ヨミは種族によって、使えない魔法があるから。

コリンはある一定の部分に特化した生産ではなく、全体的なバックアップをしたかったから。


でも、結果的にこのスキル編成のため、補助系スキルがほとんど取れないので、自分のプレイヤースキルだよりになる危険がある。上手く扱えるようにならなければ、詰んでしまうだろう。


2人の装備はヨミは魔法の起動に使う杖、コリンは鍛治スキルで攻撃力判定が出る、ハンマーを使うらしい。



スライムが近づいて来る。まだ、非アクティブなので、ネーム表記が緑だ。

まず、レイが近づき、あらかじめ出しておいた剣で攻撃する。


「えいっ!」


ぶにゅっ。

あれ?


どかっ!


「うわっ!」


スライムに体当たりをくらった。以外と威力があり、少し吹っ飛ばされた。HPが1割程減る。


剣で切ろうとしても、ぶにゅっ、と沈み込んでほとんどHPが減らなかった。


コリンがハンマーを振りかぶり、


「せいっ!」


ズドンッ!

スライムを叩き潰した。


鍛治のスキルは、槌士見習いと同程度、STRが攻撃力に変換されるので、レイより攻撃力が高いのだろう。代わりに槌士見習いはアーツが使えるから、こちらの方が使い勝手はいいとされている。

後は、武器の向き不向きかな? スライムには剣が効きにくいとか。ハンマーが効くのかな?


コリンの一撃で、スライムはHPバーを消滅させ、悲痛な鳴き声をあげて消滅した。


種族のせいで、経験値がほとんどもらえなかった。後10体くらい倒さないとレベルアップ出来ないかも。


「クイックチェンジ」


剣が消滅し、ハンマーが生成されて、零の手に収まる。


「さあ、次行こう」



次の標的となったスライムは、レイのハンマーにピンボールのように打ち出され、コリンのハンマーに叩き落とされて、即死した。


その次のスライムは、ヨミに火属性魔法のファイアボールで焼かれて、レイが叩き潰し死亡。槌士見習いがレベルアップ。


次は、風属性のウィンドカッターで切り裂かれ、コリンの発案により、レイが殴って死滅。格闘士見習いがレベルアップ。


そして、自分達のスキルを試しつつ、レベルが上がるまで狩りをした。


その結果、


『name:レイ

sex:女

age:14

race:神童(武器)

level:2

HP:110/120

MP:20/20

STR:24

AGI:24

VIT:24

DEX:24

INT:24

MND:24

ステータスポイント:0』


『スキル:剣士見習い(レベル1)、槍士見習い(レベル1)、槌士見習い(レベル5)、斧士見習い(レベル1)、盾士見習い(レベル1)、投擲士見習い(レベル1)、弓士見習い(レベル1)、格闘士見習い(レベル2)、武器の使い手(レベル4)、クイックチェンジ(レベル1)』


『控えスキル:無し』


レベルが上昇したことにより、それぞれのステータスが2アップ。

ステータスポイントを12もらい、それぞれに2ずつ振り分けた。

槌士見習いが1から5に上昇し、格闘士見習いが1上昇、武器の使い手が3上昇した。


近づいて来たスライムを、ハンマーでゴルフのように弾き飛ばして、瞬殺する。


「うーん」

「どうしたの?」

「なんとなく、作業っぽくなって飽きて来た……」


うーん。どうしようかな〜……。


うぬぬ…………あっ!


「ねえねえ、ヨミ、コリン!」

「ど、どうしたの?」


レイは心底楽しそうな表情を浮かべ、


「スポーツ、しよっか?」


そう告げた。

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