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サンデー・ブルース 3年D組の団結力  作者: 中村千歳
第4章 3年D組の名簿に、相原の文字はない
35/42

第4章-9

【10月13日 土曜日 14時00分 高木すみれ】


「すみれせんぱーいっ」


 1年F組、津川結衣さん。

 香織の紹介で知り合った、私の2人目の友達。


 もう認めちゃおう。津川結衣さんは、私の友達です。


 その結衣さんが、3年D組に遊びに来た。

「確か1年F組はお化け屋敷だったはずだけど、そっちはいいの?」

「怖すぎて誰も来ないんで、閉めちゃいましたっ」

 本格的にお化け屋敷を作りすぎた結果、怖すぎて誰も来なかったらしい。大丈夫か1年F組。


 ちなみに結衣さんは生徒会長なんだけど、生徒会の仕事は最初と最後の挨拶だけなんだって。つまり今は完全に暇ってこと。

 あまりに暇なので、3年D組に遊びに来たと……ならフランクフルト買ってくれればいいのに。

「すみません、1本もらいますっ」

 80円とフランクフルト1本を交換。


「そっちはどんな感じですかっ?」

「えっとね……順調に売れてるよ。もしかしたら今日で全部なくなるんじゃないかって感じ。」

「……」

 完全にこっちのミスです。ごめんなさい。


「でも売れてるだけいいじゃないですかっ」

 そうだね。怖すぎて誰も来ないお化け屋敷よりはマシだね。

 業務スーパーで買ったやつだから味はそれなりにおいしいし、焼き方も井上さんが指導してくれたからパーフェクト。

 お客さんには、そこそこ好評らしい。


「ところで、本当に今日で売り切れたら、明日どうするんですかっ?」

「あと1時間で全部売り切れるかは分かんないけど、うーん……どうしようかな……。結衣さんのお化け屋敷でも見に行こうかな?」

「だから閉めちゃったんですよっ」

 あ、そうか、ごめん。


 えっと……売り切れてから考えるね。

 今はフランクフルトに集中したいし。

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