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サンデー・ブルース 3年D組の団結力  作者: 中村千歳
第1章 3年D組の辞書に、団結の文字はない
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第1章-1

【6月18日 月曜日 高木すみれ】


 栃川駅西口からさくら高校前までは、だいたい10分。バス停の数でいうと6つ。

 3つ目の坂下町(さかしたちょう)のあたりで、香織が切り出した。

「そういえば、文化祭の準備そろそろだね」

「あー……そういえば」

「もしかしなくても忘れてた?」

「ごめん」

 今思い出した。そういえば私、文化祭の代表生徒だった。


 3年D組がクラスの役職を決めたのは、4月9日。

 始業式後のHR(ホームルーム)で、担任の内田(うちだ)先生が「今日中に決める」と宣言した。その後みんなで話し合ったり、投票したり、じゃんけんしたりして、筆頭委員以外はその日のうちに決まった。

 そんな中で、「文化祭代表生徒」に決まったのが、この私だったりする。立候補じゃないけど、香織の推薦で候補になり、投票で決まった。正直不本意だけど、決まった以上はちゃんと仕事しないと。


 ……あれ?

 結局、筆頭委員って、誰になったんだっけ。


 筆頭委員会は、生徒総会に出す議案を事前に審議する委員会。選管もここから選ばれる。

 各クラス1名だから、3年D組からも誰か選ばれてるはずなんだけど……。

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