絳の発案
短いです。
あの後、俺は友達の絳に誘われて絳たち五人と一緒に庭園に残っている。今からここで何があるのだろうか?
少し待っていると漸く子供たちの大半が出て行った。庭園に残っているのは李葉さんを含む俺と同い年くらいの人たち25人程と凛花さん、そして俺と絳たち五人だけだ。
「さて、それでは対策を…、何故貴方達が残っているのでしょうか?絳、周、明華、白娘、朱鸞、そしてユウ。」
『俺は絳に誘われて…』
残っていてはいけなかったのだろうか?
「せんせー!俺達もモンスター退治に参加したい、イテ!っなにすんだよ李葉!周!」
ああ、また絳の馬鹿な発案が始まったらしい。
無謀なことを言ったらしい絳は、李葉さんに矢筒で殴られ、周に強烈な蹴りを貰っていた。
李葉さんは呆れ顔であり、周は必至な表情だ。
「なにすんだだって?それはこっちのセリフだ!厄介なことに僕らを巻込むな!」
「え~…、いいじゃねぇかよ、ちょっとくらい。な、明華!」
「あたしは別にかまわないけどねぇ~」
明華は意味深に微笑み、ちらりと朱鸞と白娘をうかがう。
そんな絳と明華を見て、周は絳を止めようと彼に食って掛かる。
「っ冗談じゃない!今僕たちがヤクジン島に行った所でモンスターに返り打ちにされるのがオチだ!!」
「周の言うとおりだ。今回、お前たちは大人しくしてろ。これは俺達の仕事だ。お前等にはまだ三年ほど早い。…てかユウ、お前戦えるのか?武器は?」
『え?武器なんて持ってないし、戦えるかどうかも分かんねぇよ。俺、記憶がねぇから…』
「っ、そうなのか…。すまん。…なら、今回はお前も参加させられないな。ですよね?先生。」
「ええ。私たちが向かおうとしているのは、多くのモンスターが蔓延るヤクジン島。目的は子供たちの救出です。任務遂行には命の危険が伴います。残念ながら、そのような所に戦えるかどうかも判らない者、未熟過ぎる者たちを連れて行くことはできません。」
朱鸞が絳の袖を引っ張る。
「……絳、」
「なになに!?朱鸞!」
絳は期待に目を輝かせて朱鸞を見つめる。
「……やめておこう?」
「え!?なんで!?行こうよ朱鸞!」
「絳、先生の言うとおりなのですわ。わたくしたちはまだまだ未熟。今回はやめておきましょう?」
「え!?白娘まで!?」
朱鸞に縋りついていた絳は白娘の言葉に愕然としている。それを見ている明華は口元に笑みを浮かべ、周は力強く頷いている。ユウは黙って事の成り行きを見守る。
「お仲間は反対派が多い様だぞ?解ったら家に帰って父親の手伝いでもして待ってろ。お前に出来ることはない。」
優しい眼差しできついことを云う。
「李葉、そのような言い方をするものではありません。」
諌めるように諭す先生。
「はい。申し訳ありません。先生。」
「謝らなくていいのです。あなたが今から気をつければいいだけのこと。」
「はい。…要するにだ、お前たちは家で俺達の安否でも祈っとけってことだ。」
李葉はニヒルに笑い、かっこつけた。
無駄にカッコいいなおい。
―*―*―*―
俺達は地下庭園から追い出された。絳は最後まで抵抗していたが、李葉さんと周に結局力尽くで外に放り出された。
絳は地団太を踏んで悔しがり、明華と朱鸞がそれを慰め、白娘と周と俺がそれを呆れたように見つめた。
う~ん、この頃文章の書き方が迷子だ…。
次回?絳、面倒事を引き起こす。
※※※
2013/03/30現在、
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